横断幕
裏覚醒祭とは?
7月7日に東京、大江戸温泉物語で行われたハドソンのイベント「天外魔境・覚醒祭」をパロった大OFF会です。8月16日に天外2のエンディングでもお馴染みの京都の五山送り火を観賞しながら行おうと言う計画です。大部分、主催であるそば団子の個人的趣味に付き合って頂くプログラムとなりましたw

ってな訳で
8月16日(土)、裏覚醒祭ついに開催。当日までの準備に関する苦労話もありますが、ここでは語りますまい。とにかく本当に開催することになったと言う事がすばらしく感慨深かったです。11年目にしてこの状態。誰が予想出来たでしょうか。広井さんに酔狂人の集まりといわしめたこのイベント。ここにレポートを掲載して、その酔狂ぶりをご披露しましょう。ご参加の方は思い出を再び・・・。


8月14日(木)の状態がこれ。 準備前の会場 で、16日には・・・

会場 どうだ!この写真を見てまず気付いて頂きたいのが、横断幕です。このページのタイトル画像と同じですが、デザインは、本家・覚醒祭にご参加の方はお分かりですよね。サイズは60cm×250cm。紙じゃなくて布に印刷しています。単なる画像データの引き延ばしではないので、画質はすばらしく綺麗です。こんなデータを作っているのは僕くらいのものでしょう。つまり一番あほです。
さて、今回会場の基本的な準備は15日に終える事が出来ていました。何でも締切りギリギリの私にしてはめずらしいことです。16日に備えて前日は早く寝ようと思っていましたが、成功しましたね。16日は細かい準備が色々と残っていたので、朝から旅館へ乗り込んでいました。11時には副幹事の空牙さんが到着されたので、機材のセッティングや不要な荷物の片付けを手伝って頂きました。
卍丸座布団 二人で昼ご飯を食べに出かけ、旅館へ戻ると、しばらくして「さぼさん」が到着されました。朝から観光されて、京都駅から歩いて来られたとか。元気ですねぇ。上の会場写真でもうひとつ大注目なのが座布団です。これはさぼさんが作って下さった卍丸座布団です。すごいでしょ!

14時15分にはayaoumaruさんがご到着。まだ少し残っている準備をお手伝いして頂きました。例えば左写真にあるように、会場の後ろにモニターを設置し、歴代の天外ソフトの画面を流せるようにしました。さらに僕はまだ秘密の準備が残っていたので、空牙さん、さぼさん、ayaoumaruさんには旅館内の喫茶室でお待ち頂きました。今回の反省点の一つは、早めに到着された方に時間を持て余させてしまったことです。最初から心配していたんですが、どうにも別の準備が出来ませんでした。 モニター
今回、知神さんの発案で、参加者の方には各地のお土産を持ち寄って頂きました。祭壇を作ってお供えして頂きましたw 思った以上に色々なものが集まって楽しかったです。

写真手前に妙なものが写っていますが、モザイクがかかっていてよく分かりませんねぇ。

お供え
17時過ぎには小波さんとよしーごさんを除いたメンバーが集合しました。送り火の時間もあるので、お二人には悪いのですが、先に宴会をスタートする事としました。 参加者の皆さんの着席後、金屏風の前に立った僕の「暗い司会」(ごめんなさーい!)で、まずは天外の覚醒を祝って乾杯です。かんぱーい!
SHARP・VX-Z9000、Panasonic・DMR30、YAMAHA・NS-150SYSTEM、DSP-AX1300、キクチ・SBSR-90HDAG つづいてオープニングを飾るために、あのDVDの映像を90インチのスクリーンに映し出しました。ちなみに今回こんな機材を使用しました。
○秘映像
お料理 さて、宴会のスタートです。よしーごさん、小波さんも程なく到着されました。宴会のお料理は懐石料理なんですが、スタートした時点でかなり時間が押していたので、あまりゆっくりお食事をして頂く事が出来ませんでした。ちょっと残念! 宴会スタート
食事中はスクリーンに「自来也おぼろ変」を映していました。メディアは何故か○×○でした。 おぼろ変観賞
19時になると、そろそろ宴会も切り上げなければなりません。送り火を見るスポットに移動するためです。さらに今回女性メンバーのうち4人は浴衣を着用されたので、着替えもしなくてはなりませんでした。また、今回裏覚醒祭特製の「うちわ」を作成しましたので、出発前に皆に配りました。なんとコガマさんも特製うちわを作って来て下さいました。苦労はよく分かります。コガマさん、ありがとうございました。 特製うちわ
さて、時間がギリギリになったので、旅館から送り火を見学するビルまでダッシュです。ビルの屋上に着いたのは本当に時間ギリギリでした。ところで何日か前から心配していた天気の方は、まったく問題なかったです。気温も高すぎず、ちょうどよい感じでした。
で、送り火なんですが、これは写真や文章で伝えるのは難しいですね。実際に見るとスケールの大きな行事だというのが実感できます。京都の町全体を一つの空間としてとらえさせてくれます。僕は毎年見ているのですが、今年は天外仲間と見る特別な送り火です。まったく、しみじみと天外に出会ってからこの日までの時間を噛み締めました。
ビルの屋上から

大霊院の大!

小一時間送り火を堪能した後、旅館へ戻って二次会の開始です。まずは女性陣が浴衣を着ているうちに集合写真を撮っておきました。そして、参加者の皆さんに持ち寄って頂いた各地方の名物紹介をして頂きました。もみじ饅頭、平治煎餅、笹かまぼこ、燃ゆる水、巣鴨饅頭、禄寿庵のこんぺい糖、姫路銘菓などなど様々な名物が集まって、食べ物好きの僕は個人的にすごく楽しかったです。 お土産紹介
二次会開始! 二次会の会場セッテイングとして、長机を二つ並べました。夜食はノーマルな「おにぎり」と、これによく合う京都の漬物5種と女将特製の牛肉のしぐれ煮を用意しました。そしてさらに、何ともバカバカしい「天外ケーキ」を!これは昼間、空牙さん達にお茶して頂いてる間に秘密裏に準備したものです。食紅をたっぷり使用しちゃってますが、有無を言わさず全員に食べて頂きました。でも見た目よりおいしいケーキでしたよね?
このケーキも日本初の可能性大ですね。さすがにみんな呆れたかな?
天外ケーキ
ちなみに文字を合成すると、
天外ケーキ文字合成
二次会では基本的に皆、思い思いに過ごして頂きました。かいなさんがたくさん天外の同人誌を持って来て下さったのでそれを読む人もいれば、マニアックな話に盛り上がるグループもありました。小波さんとパルさん、お地蔵さんは真伝の対戦に熱中していたようです。やたらとお酒を飲んでいるグループもありました。途中ビンゴ大会も開催しました。商品は私お手製の卍丸Tシャツ、あだちひろしさんのサイン、同人本「天外魔仁阿」、卍丸座布団カバー、覚醒祭のうちわです。実はあともう一つ、琉球ガラスの勾玉を用意していたのですが、なんと出し忘れてしまいました。せっかく沖縄で買ってきたのに・・・。あと、あだちさんのサインは空牙さんが僕用に1枚用意して下さったので頂いています。ありがとうございますっ! あだちさんのサイン
この世に2枚しか存在しないあだちさんのサイン色紙
MASAさんの発案で2のエンディングを観賞することにしました。送り火も見たところですし、また新鮮な気持ちで見ることが出来ます。ヨミを倒すところから始まるわけですが、大の根の一族ファンのパルさんは、ヨミ様が苦しむ姿に耐え切れず逃げ出してしまいました。ヨミを倒し、待望のエンディングです。大文字が先ほどみたままに映し出されます。感動ですねぇ。思わず乾杯です。 2のエンディング観賞
その後も飲んで食べて、飲んで食べてしながら深夜までわいわいとやっていくわけです。7.1chのスピーカーからBGMとして天外のサントラが流れたりもしています。そうそう、コガマさんが持ってきて下さったビデオも観賞しました。天外夢祭のビデオは初めて見ましたが、あんなバカバカしい内容に金を掛け過ぎですね。しかもやたら長い・・・。
パルさんのわいわいワールド、僕の松虫伝やイラレのデータを披露したりしているうちに、だんだんと脱落者が出てきました。結構知らない間にみんな寝室へ行ってしまいましたね。そうそう今回会場に使用したのは76畳の広間で、56畳と20畳に仕切って56畳の方で宴会や2次会をしました。で、20畳の部屋には布団を敷き詰めていました。ここは男性の就寝場所です。女性には別のお部屋を用意してありました。ただ、広間は割と綺麗なんですが、5階の客室は実はもうかなり古いのでした。
さて、次々と脱落者が出て行く中、飲んだくれゾーンに残ったメンバーは妙に元気です。特に若葉マークさん、どれだけの酒をつぐ気なんでしょうか。とうとうyogaさんがつぶれて(つぶされて?)しまいました。壊人0.5面相さんも結構飲まされていたようですが、お強いようです。僕はあまり飲めないのですが、日本酒が好きなのでちびちびやっていました。yogaさんはかなり危険な状態で、1時間ほど介抱してようやく布団部屋へ入って行きました。
最初日帰りの予定だったよしーごさんが、結局終電で帰るのは惜しいと言う事で始発までお付き合い頂ける事になっていました。だからとにかく朝の5時半までしゃべっていました。よしーごさんのご出勤にあわせて第一日目の裏覚醒祭はお開きです。朝食の予定時間は7時半ですから、すぐ寝ても2時間弱しかありません。なんだかんだと片づけをやっているうちに、6時前になってしまいました。ふーっ、おやすみなさい。
お開き
午前5時半、お開き!
布団に入ったものの、興奮していたせいか全然寝付けず、結局一瞬意識が途絶えたような気がしたのは10分程度でした。もう起きなきゃいけません。
朝食を食べながら、今日はどうするかについて話し合いました。第一の候補は大文字山に登って、送り火に使用した護摩木の消し炭を拾いに行くことです。この日はグループ単位で動こうということになりました。僕は山登り隊に参加します。

ところが、気が付くと外は雨です。そこそこ強く降ってます。一気に外出する気が失せました。とりあえず宴会場の片づけをしながら、どうしようか考えました。午前中に引き上げる方はどんどん帰って行かれました。旅館をチェックアウトした後、旅館内の喫茶室でその後の予定を考えました。外を見ると雨は大分小ぶりになっていたので、とりあえず近場の名所を巡ろうということになり、まずは天外にも縁のある京都御苑(御所)へ向かいました。

京都御苑まで徒歩で15分。御苑内はとてつもなく広いです。どのあたりにヨミが眠っているのか、ここは血の海だとか言いながら御苑内をぶらつきました。yogaさんの体調がまだ回復していないので、回復の泉を求めて梨木神社へ行きました。ここにはかつての京都三名水のうち唯一現存する湧き水があります。とりあえず飲んでみました。
・・・まずくはないw
御所
その後、寺町通を南下し錦市場を見学に行きました。ここは「京都の台所」と呼ばれ、あらゆる食材、お土産物がそろっています。ここで関東組のかたは「ひやしあめ」をはじめて知ったそうです。ミックスジュースと同じで関西では常識的な飲物ですが、関東方面にはないようです。正確にはどの範囲に普及しているものかは知りませんけど。味は初めて飲む人には微妙だと思います。こっちでも好みは分かれます。
僕は実は御所を出てからずっと、お昼ご飯をどうするか考えていました。京都らしくて、おいしくて、安い店はどこか・・・。最近京都では古い町屋を改装した料理屋がやたら増えています。料理は京都とは関係のないイタリアンなどが多いのですが、とりあえず雰囲気は良いです。と、考えていたところ、空牙さんが昨日行った(昼食に僕と行った)お好み焼き屋に行こうと言われたので、そうすることにしました。錦市場から近いので、朝からかなり歩いて疲れていたみんなにはその方が良いと思いました。

昼食を食べ終り、一度旅館へ戻りました。この時点でyogaさん、空牙さん、小波さんが去り残るはコガマさん、MASAさん、さぼさん、若葉マークさんのみとなりました。さぼさん、若葉マークさんも、もうお帰りと言うことです。これからどうしようかと言う話をコガマさんにしたところ、朝断念した大文字山へ今から登りに行かないかと言うのです。時間はまだ14時ですから、十分可能です。天気も回復してきました。僕もかなり興味があったので、行こうということになりました。この話をすると、一旦帰ると行っていたさぼさんと若葉マークさんも行く!ということになりました。荷物は旅館に置いて、速攻でタクシーに乗り、大文字山の登り口付近まで走ってもらいました。

大文字山の登り口は銀閣寺のすぐそばです。参道のお土産物屋を横目に見ながら、山へ入る道を探しました。近くにいたおっさんに道を聞いてすぐに見つけることが出来ました。さて、今から山登りです。すぐに失敗に気付きます。タオルくらい持ってくればよかったです。気温はそれ程高くなかったのですが、それでも夏に山登りですから、汗が滝のように流れてきます。すぐにシャツはびしょびしょになってしまいました。頭もシャワーを浴びたみたいです。久しぶりの山の中の風景はそれなりにいい感じでしたが、道は雨上がりでぬかるんでおり、明日以降の筋肉痛が心配されます。
途中すれ違う人達は皆、挨拶をしてくれます。子供から老人まで、沢山の方が山を登られています。

頂上かな? 大体30分位でしょうか、ようやく頂上の気配がしてきました。最後の石階段を上ると・・・

登り口付近
大文字山より
京都が一望出来ます。やっぱりまだまだ平らな町ですね。
御所や昨日送り火を眺めたビルの辺りも見えます。
やはり大きい炭はすぐになくなってしまうそうです。一番気合の入っている人は16日に火が消えた瞬間を狙っているそうです。 ここだ! 説明が遅れましたが、京都にはもともとこの炭を取りに行って、その炭を奉書紙でくるみ、水引でしばり厄よけとして玄関先に吊るす風習があります。なんて知ったかぶりをしていますが、つい最近知りました。もちろん僕らはそういう風習を踏まえつつ、今回の裏覚醒祭の記念に持ってかえるわけです。小さな炭は沢山とれたので、コガマさん達がお土産に持って帰られました。東京の方はそのうち手にする事でしょう。 土台
左写真の部分。
最も大きな土台。
ゴールまでの距離がわかっている分、帰りは気持ちが楽です。早く下へ降りて何か飲みたいです。途中湧き水があるので、そこで顔を洗ったり水を飲むことも出来ます。僕は飲みませんでしたけど。
銀閣寺の参道へ戻ると、さすがに疲れたのですぐに旅館へ戻る事にしました。汗をたくさんかいて気持ち悪いので銭湯に行くことにしました。前々から行きたかった錦湯という古い銭湯です。確かに古く、雰囲気のある銭湯でして、脱衣所は入り口から丸見えな感じです。服を脱ぐ時も着る時も気を抜けません。しかもシャンプー、石鹸等なにもなし。さっぱりしたようなしてないような・・・。これもまたいい思い出になりました。

旅館へ戻って、18時過ぎくらいでしたでしょうか、とうとう最後のメンバーもお帰りです。お疲れ様でした〜。怒涛の如く過ぎていった2日間でした・・・。

参加メンバー集合写真
OKですか?
祭のあと

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