常滑やきもの散歩道フェスティバルに参加 (2003.10.10〜11)


 やきもの散歩道フェスティバル実行委員会主催、散歩道の会共催「常滑やきもの散歩道フェスティバル」に、タウンキーピングの会として初めて、出店参加をしました。出店内容は、「ほくほく つぼやきいも」「飾り陶板づくり」。本会が利用したやきいもづくりの壺は、三河で作られ常滑の業者が卸販売をしている素焼き陶製。数日前、常滑製のやきいもづくりの壺考案の記事(本会が利用したものとは別です)が新聞に載ったこともあり、その構造・仕組みを知りたがる人が続出。壺の下部に練炭火鉢が置かれ、中ほどに、ぐるっと廻った針金に引っ掛ける形で、いもを入れるかご状のフックが10個。できあがりは木蓋を開けて、上部の保温庫の中へ。いつでもほかほかのやきいもが食べられる仕組み。
 ところが当日は、練炭の代わりに使った豆炭がうまくなく、やきいもの完成に1時間もかかる始末。できあがればおいしいんだけど、客が来るのは、お昼前と夕方のおなかがすく時間に集中して、結局、多くの客を逃がす結果に。残念。それでもけっこう好評だったので、来年はもっと工夫を凝らして、一層の収益に期待しましょう。
 平行して実施した「飾り陶板づくり」は、20cmほどの分厚い粘土の角板に自由に造形をしてもらうものでしたが、あいにくの曇天が災いしてか、イマイチ参加者が少なく残念でした。それでもこれらは市内の製陶所で、希望により施釉して焼成。11月末には完成してお渡しする予定です。今年は見本作品がなかったのが失敗の一因。来年こそ多くの人の参加をお待ちしています(来年もやるかどうかは未定だけどね)。
 10月の3連休のうちの2日間で開催した今年の常滑やきもの散歩道フェスティバルでしたが、前週の窯屋クラフトや名鉄常滑線ウォーキングなどイベントが毎週のように開催される中で、人出が分散し、例年になくさみしかったという評判です。それでも、常滑のやおやさん広場や瀧田家の中庭など、要所要所では様々な催し物が開かれ、それなりの人出で賑わっていました。タウンキーピングの会として、散歩道心得のアピールにつながったかというと反省もありますが、まあ楽しかったからいいか!