八木重吉
詩稿「花をかついで歌をうたわう」

 
   


 
 電気が消えた
 
 お手手ないない
 
 お手手ないないって
 
 もも子がむちゆうで両手をふりだした
 
 死んぢまうようなきがしたんだ
 
 手が無いとおもったんだ



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