平成16年7月5日 新潟県 未丈ヶ岳(日帰り)


朝4時起床。関越道を北に向かう。
天気は快晴。素晴らしい山日和。
霧の名所の関越トンネル付近も、背後の俎岩(まないた岩)が、朝日を浴びて赤く染まっている。


トンネルを抜け、オフシーズンのリゾート植民都市越後湯沢を通過。

↑東京200キロ圏に位置するいくつかのリゾート植民都市のひとつ越後湯沢


次第に平野が広がっていく。朝日を受けて、水田から立ち昇る朝靄が何とも幻想的で美しい。
試しに携帯写真を撮ってみたが、うまく写らなかった。あの美しさを写真で再現するには高度なテクニックが不可欠なのだろう。
←魚沼の水田と朝靄が写っている筈なんだけど・・・
高速を降り、登山口へ。途中から民家が全くなくなり、山道に入る。携帯も圏外表示。
トンネルが続く。昔、ダム工事のダンプが行き交った筈の道なので、舗装と道幅はしっかりしているが、照明が少なく薄暗く、内壁は岩が露出している。昔行った「ディズニーシー」のアトラクション「海底2万マイル」を想起させる。もしこのトンネルが都会にあったら、洞窟探検のテーマパークとして人気を博すことだろう。

 登山口の場所は分かりづらく、携帯も圏外なので新幹線-レンタカー組と連絡も取れず、結局、ダム道路終点の只見湖まで行って、そこのドライブインに立ち寄り、店のおじさんに聞いて教えてもらい、引き返した。
←日本のチベット「只見湖」
 言われた地点は何と、先程俺自身が一度立ち寄ったものの、「水場はない」と聞いていたのに沢があったのと、「駐車禁止」と書かれていたために「違うのかな」と思って先を急いだ場所であった。今度は、新幹線-レンタカー組が待っており、無事合流できた。駐車禁止についても、草丈のある舗装されていない道路をしばらく行くと、駐車するのに適当な広場があり、ほかにも数台の車が既に駐めてあった。

 
↑手すりのない、幅1メートルもない鉄橋。近くで見ると、橋の床は金網で、下が透け透け。

←橋の上から渓谷の流れを写したもの。川面までは20メートル近い。



 さて、登り出すとたちまち汗が。30分で着替えたくなるくらい汗をかいた。日頃、都会の汚染物質にまみれた体から出てきた汗のせいか、痒い。
 一番年齢的に若く、一番荷物も軽いのに、贅肉のせいか、俺が一番先にバテた。
ヒーヒーいいながら3時間半で山頂到着。山頂自体は熊笹に覆われたなんの変哲もないところだが、遠く越後駒ヶ岳等、残雪をまとった上越国境の連山が見渡せ、美しい。

山頂直下の雪渓にシートを広げて昼飯となる。直射日光が照りつけているので、雪渓は期待していた程涼しくはなかったのが少し残念。一応雪渓のお約束、白峯葵の花も見れた。日光黄菅はまだ葉や若芽だけ。




 ひとしきり山頂気分を味わった後、下山となる。下山は2時間半。俺は下りの方が得意だ。

下山後、村営日帰り温泉「ユピオ」で汗を流した後、越後湯沢まで出て、名物「へぎそば」を食べて解散となった。



おまけ

 パッと見、似ていますが、北の国の首領様の銅像ではありません。某新幹線駅前ロータリーにある、我田引鉄の感謝碑です。参考までに、「田」とは票田、「鉄」とは新幹線を意味します。

Back