丹沢山
平成19年7月7日

蛭の恐怖。行き帰り4時間。


今年は空梅雨らしく、ダムの水は不足気味。 なんだろうと実をあけてみると、苺だった。
帰宅してから調べると「海老殻苺」とのこと。
8月頃熟し、美味しいらしい。しかし・・・。


不気味な小悪魔が
足に取り付いていた。その正体は
山蛭やまびる!
幸いにも、吸い付いておらず、
血管を探してうごめいている
状態だったので、素手で
払いのけて事なきを得た・・・
筈が、よく見るとさらにもう2匹!
これも払いのけた。

取り付く隙を与えないよう、
常に歩きを止めずに5分後、

新たな一匹を足の指の間に発見。
幸いこれも
まだ吸い付かれる前だった。
ライターにて火あぶりの刑。
キツリフネ(黄色い釣舟草の意) 苺に夢中になっていると・・・ 画像はグロテスクなため
ありません。

もう、嫌になっていっそ退散しようかと思ったが、気を取り直し、登る。

美しく手入れされた杉林。しかし、
小悪魔が足元にいるかもしれないと
考えると、立ち止まらず、黙々と歩く
のみ。
ばいけい草(言わずと知れた毒草)
の花。葉っぱは別の下草に隠されて
見えてません。
これも野苺の類。
ガレ場の石ころの上に点々生えていた。
花もあった。一見すると草苺に似ているが、実が栽培種の苺型をしているので多分、別種だろう。ちなみに花は白だった。


ぶな林の上(林冠)と下(林床)。特別保護地域は林床の下草がみずみずしく、美しい。

バラ科 金梅草の類だろうと思って、
下山後調べたら、蔓金梅というらしい。
春おみなえし? 山頂の山小屋から。

このあたりでバテて、牛歩登山に。山頂まで1キロあるかないかの道のりに30分かかった。
山頂で食べる予定だったビスケットは、仕方なくこれらのガレ場植物を見ながら小休止して食べた。

ビスケット以外に食糧を持っていかなかったので、山頂の山小屋ではビールを飲んでカロリー補給。

丹沢名物シロヤシオ(つつじ)。本来、5〜6月の花だが、山頂の一本にだけ、
奇跡的に花が残っていた。

登りは推定3時間かかったのに対し(多分コースタイムより若干遅い)、
下りは1時間25分で下山。かなり走ったのに、コースタイムよりも5分しか速くない。何故?
写真は蛍袋(ほたるぶくろ)の花。



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