思うこと(バックナンバー)(平成16年)


平成16年
12月30日
皆さん、栃餅を知っているだろうか?
縄文時代から食べられていた木の実である。しかし、あく抜きが大変で、今では食べる人も少ないという代物である。学生時代に、文献をもとに何度かあく抜きを試みてみたのだが、いずれも苦くて食べられない代物にしかならなかった。第一、あく抜きのためには、「絶え間なく流れる冷たい清流」や、「木を燃やした灰」(→紙くずや落ち葉等ではダメ。ひょっとしたら重曹で代用可かもしれないが、試してみたことはない。)等が不可欠であり、都会生活ではこれらのものは容易に手に入れることが出来ない。
昨年、会津の山に2回程行った際に、土産屋で「栃餅」(土産物にありがちな、箱に入ったまんじゅうのようなお菓子ではなく、真空パックされた本当のお餅)が売られていて買ったのだが、10枚入りで800円。電車山行なので大量には買って来れず、コスト的にも毎日味わうにはきついものがある。もっと沢山食べたい。出来たらつきたてが食べたいということで、ネットショッピング全盛の現在、もしかしたら「あく抜き栃の実」が売ってるかも?ということで、試しにキーワード検索してみた。そしたら見事ヒット。
ということで、福井県の和菓子屋さんに、実家宛てに送ってもらう。年末、実家では餅つき機で餅をつく。俺が帰省した際には既に、俺が指示した通りの分量で餅がつき上がっていた。濃い目の薄茶色。まさしく栃餅の色だ。餅米に対しての栃の分量が多目かもしれない。食べてみる。ちょっと苦い。以前買って食べた時は、胃にたまる感覚がポテポテしていたような記憶があるが、その感覚は余りない。しかし確かに栃の味である。実家の家族にもなかなかの好評。で、作ってみたい人はこちらまで。
(川島製菓)http://www2.odn.ne.jp/~hag17320/wagashi/akunuki/index.html

12月23日
東京都庭園美術館に行く。まだ紅葉が残ってる。楓なんてちょうど真っ赤に燃えている。地面には何と、ふきが、まだ夏の葉を広げていた。今の季節、とっくに枯れ果てていていいはずなのだが。

12月1日
ネット販売で、岩手県産天然きのこの塩水漬けを5種類試し買い。
「本しめじ」「桜しめじ」「あみ茸」「楢茸」「ほうき茸」
この中で過去食べたことのあるのは「楢茸」のみである。
 楢茸は、大根おろしで食べると美味い。
 桜しめじは、典型的なきのこの形をしており、おいしそうに見えるのだが、断面積が大きいため、塩が抜けるのに時間がかかり、最初に食べたときはしょっぱかった。あまり味や香りがなく、見かけが立派なため、期待していただけにちょっと肩透かし。そこで、刻んで炒飯にするとまあまあいけた。ひょっとすると、味噌汁に入れるなどの定番の利用法より、油を使った料理に使った方がいいのかもしれない。
 ほうき茸は、独特の形が好奇心をそそるので、以前から一度食べてみたかったきのこだ。これも、油いためなどに向くということだったので、炒飯で食べた。味は良く分からないが、桜しめじのより美味い。
あとの二種類はまだ食べていない。あみ茸は、親父の故郷で「じこぼう」と呼ばれている奴だ。多分、大根おろしで食べたら美味しいだろうと思う。本しめじは断面積があるので、じっくりと時間をかけて塩抜きをしないといけないだろうと思う。なお、気になった方はこちらまで。(URL)http://www.nanyado.net/i/nagane/sio_hukuro.html

11月22日
 最近、メールアドレスに、毎日のようにウイルス添付ファイル付のスパムメールが、何通も届いて非常に迷惑しているので、メールの設定を、「添付ファイル付のメールは全てサーバから自動削除」することにしました。そのため、「添付ファイル付のメール」は、本文も含め、読めない上、届いたことすら分かりませんので、もし、私にメールを下さる場合、添付ファイルは絶対添付しないで下さい。
 
 また、11月20日に、私のメールアドレス名義で、出した覚えもないスパムメールが出回っているようです。
私とは一切関係ございません。くれぐれも御注意下さい。件名は、「突然申し訳ありません。」内容はいわゆる「援助交際」の募集です。

11月21日
「秋の野草」に載せていた「すぎひらたけ」、新聞で、最近、腎不全を起こす人がいるとのことなので、しばらく掲載を取りやめます。尚、俺自身は今年も山歩きがてら採集して食べました。勿論なんとも異常ないから、「体質や体調によっては、中毒します」ということなんだろうけどね。

10月10日
 新ホームページ「野草マンの休日山行」を作成しました。当ページの「リンク」コーナーからリンクしています。山の景色と、ケータイのカメラで撮影した高山植物と、採集したきのこなどの情報をアップしていこうと思います。

8月14日
最近、久しぶりにふれあいコーナーへの書き込みがありました。嬉しいです。「すべりひゆ」 は一度だけ食べたことがあるのですが、俺的には「畑の雑草」の固定観念が強すぎるせいか、どうも素直に「美味しい」とは思えなかったです。
そういえば、実家に帰った際に、家庭菜園でこんなのを見つけました。一卵性双生児?の茄子です。
(左はすべりひゆです。これも実家の家庭菜園にて撮影。)

7月4日
 越後の山(未丈岳)に行ってきました。登山道脇で、きのこ「鱒茸」を発見。本によると、「生きのいい鱒のような」傘の色が名前の由来とか。サーモンピンクのきのこです。ただ、このきのこ、きのこのくせにだしが出ないので、使い道が「天ぷらやフライ」くらいしかないのが残念。近年の私自身の体重増加という事情もあり、油ものは控えているので、少しだけ天ぷらにして、あとは冷凍庫に放り込みました。あと、葉が伸びてしまっていたのですが、ウコギ科特有のこくのある山菜「こしあぶら」がところどころに生えていました。
左:こしあぶらの葉(撮影したのは9月です。)
右:鱒茸の天ぷら(オレンジ色をしたものが鱒茸です。)

5月5日
実家から車で、群馬の某巨大ホームセンターに行きました。イングリッシュガーデン併設ということで、癒しを兼ねてその庭園も見てきました(実はこちらが主体)。残念ながら有料なんです。500円。ホームセンター自体はお客で賑わっているのに、庭園の方は閑散としてました。連休なのにこの入場者数で大丈夫なのかなと心配になりました。なお、ホームセンター本体の園芸コーナーで、斑入りの「かきどおし」がハーブとして売られているのを発見!よくわからない片仮名の名前がつけられていましたが、鼻を近づけて匂いをかいでみると、紛れもないかきどおし。

↑光の加減で、斑がよく写っていないので、かきどおしそのものに見えます。


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