シャクチリ蕎麦

(赤地利蕎麦と書くらしい。一名「ヒマラヤ蕎麦」とも。ヒマラヤ原産の帰化植物。)


いずれも埼玉県 9月
蓼(タデ)科。食用として導入されたものの野生化したらしい。
漢字で書くと「赤地利蕎麦」。舌を噛みそうな名前。
河原の草むらなどに生える。採集適期は5〜6月頃と9〜10月頃。

栽培種の蕎麦と同程度の実を結び、食べられるとの話(残念ながら、実際に集めて食べたことはない)だが、勝手に種として落ちてしまうので、穀物としては失格。(人間が刈り取るまで、種が勝手に落ちないことが、栽培穀物としての必須条件。)したがって、葉や茎を食べる。

茎も葉も大型のため、採集は楽。葉だけで見るなら、栽培種の蕎麦よりこちらの方がよほど立派。

お浸しがお勧め。茎がシャキシャキして、春以外の野草としては確実に美味い方の部類に入った筈なのだが・・・。しかし、10年ぶりくらいに食べたら、妙な酸味(蓚酸か?)があり、美味しくなかった。何故なのだろう?

お浸し。酸味がある。

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