山村暮鳥「聖三稜玻璃」



  
 愛に就て


  め
 瞳は金貨
 
 足あと銀貨
 
 そして霙ふり
はなみづ
 涕 垂らして
 
 物質の精神の冬はきたつけが
 
 もういつてしまつた。