山村暮鳥
「雲」
いつとしもなく
いつとしもなく
めつきりと
うれしいこともなくなり
かなしいこともなくなつた
それにしても野菊よ
真実に生きようとすることは
かうも寂しいものだらう
BACK
NEXT
[山村暮鳥]
[文車目次]