八木重吉
詩稿「赤つちの土手」

 
   ○


 
 ちからのかぎり
 
 こんかぎりやっても
 
 いい人間になるのはむづかしい、
 
 こう
 
 のっぴきならず
 
 かんがへてきた、
 
 ふだんはそうでもないが
 
 おっかさんにあったときなんか
 
 たまらなくなる



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