*** みねうき ***

 

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うきのアタリ

 昔のように、釣り人が少なく魚影の濃い時代には、どのようなうきでもスパー!っと海底に引き込まれました。

 しかし、現在のように、釣り人の数が多く魚の絶対数が減少する一方、餌の量が豊富になると、メジナ (グレ)のように腹一杯食べる魚は「嫌食い」と言って、微妙なアタリしかしなくなります。

 また、魚がうきの抵抗を少しでも感じれば付け餌をはき出し、水面のうきは波紋だけを残し魚は去って行きます。

 この時の波紋が初心者でも「ハッ!」っと分かるのがみねうきであります。

 環付きうき(棒うき)は、道糸がうきの下の足先から出るタイプがあるが、うきの肩の張りがない物は水面で波が来ると引かれて上下に動き、魚のアタリが分かりにくいものです。

 みねうきは、円錐うきにトップと足長を付けた物で、水面下の足 (水中うきの働き)で潮流を受けるため、マキ餌とうきが同調します。また、肩に張りがあることから、棒うきのような波の影響による上下動がほとんどないため、小さなアタリを見極めることが容易であり、これが峯うきの大きな特徴でもあります。

 その結果として、魚はうきの抵抗をほとんど感じないため、食い込みが良くスパー!っとうきが消えるのである。

 初心者の釣り人も水面からうきが消えれば、反射的に竿を立て、結果として魚を釣り上げることが可能となります。


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