カンボジア王国はタイのお隣、つい最近までポルポト政権による軍政で混乱が続いていましたが、1991年シアヌーク殿下カンボジアに復帰、1993年9月24日新生カンボジア王国が誕生し現在に至っています。
観光の目的は世界遺産になっているアンコールワット遺跡、しかし他の遺跡や、トレサップ湖もすごく良かったです。
アンコールトムの中核バイヨンの入り口には左右各54体の彫像が並ぶ南大門です。
シュリムアップからアンコールワットの横を通り北上してこの南大門から入りました、この南大門をくぐると「バイヨン寺院」があります。
バイヨンは、神々が住む神仏降臨の聖域とされるメール山を模したものだそうです。
ここにある、回廊もみごとで、東西160m南北140mにはジャヤヴァルマン7世が統治していた時代のクメール人の生活の様子がレリーフとして彫られています。
アンコールワット
アンコールワットです。
この建物が一番有名ですが、カンボジアのこの地域は色々な遺跡がいっぱいあり、本当にすごいと思います。
ここで、アンコールワットの歴史・・・
アンコールワットは、12世紀前半に、スーリヤヴァルマン2世によって30年あまりの年月を費やし建造したクメール建築の傑作です。
アンコールとは王都、ワットとは寺院(タイでもワットって言います)。
ヒンドゥー教のヴィシュヌ寺院として、また、王の墳墓として作られたそうです。
アンコール王朝が最盛期を迎えた13世紀以降、王朝は急速に衰退していきます。
その後、ここは仏教寺院となり、次第に王朝の栄華は遠く過去のものとして埋もれていきました。
最近になって、建築学的見地に加え、芸術的価値も高く世界に知られるようになりました。
しかし、風雨や時間の経過による自然破損、内戦による破壊、略奪などによる痛みは激しく重大な危機に見舞われました。
ポル・ポト政権が倒れ国内の正常化が図られると共に、アンコールワットの修復、保全作業が始まり、未だ途中ではありますが、アンコールワットは700年の時を超え、その全貌を蘇ってきています。
アンコールワットは真ん中の中央塔に登れます、しかし、なかなかきつい登り。
今日は、中央塔を観光、明日回廊を見ます。
夕方、夕日の綺麗な「バケン山」へ登り、地平線に沈む夕日を見ました。
人が多くてすごかった・・・年の終わりを感じた夕日でした。
夜の食事
カンボジアとタイはお隣の国、同じような食べ物と同じようなダンス、ただ食事は辛くなかった。
カンボジアのビールはアンコールビール、さすが観光地です、けっこう美味しかったですが、タイのようにギンギンに冷えていない、ビールの美味しい温度は5度なのでタイは冷やしすぎですが、アルコール度の強い苦いビールは冷やしたほうが美味しい・・・話がずれました。
バンテアイスレイは「女の砦」という意味です。
アンコールワットの北東40Kmに位置する小寺院で、中央神殿の祠堂に刻まれたデヴァターの彫像は世界屈指の美術作品として知られ、「東洋のモナリザ」と評されています。
エピソードとして、作家アンドレ・マルローがあまりの美しさに惹かれ、そのデヴァターの彫像を盗み出そうとし、その時の顛末をもとに「王道」を書いたことは有名です。
アンコールワットの回廊
レリーフの宝庫、アンコールワットの第一回廊です。
アンコールワットは盛土された土台石の上に回廊が3重に巡らされています。
美しいレリーフのほとんどは、一番初めにだどり着く、高さ5m東西200m、南北180mの第一回廊に描かれています。
時間があれば、ここでの時間を取ると良いと思います、特に美術価値の高い物は、正面西側で多く見られます。
トイレ
最近ですが、アンコールワットの回りに、トイレが整備されました。
このトイレは、有料ですが、アンコールワット周遊券を見せるとただです。
周遊券は最初の日に必ず購入するので問題ありません。
シェムリアップの南約10Kmのところに広がる東南アジア最大の湖です。
ここには、水上生活をしながら漁業を営んでいる人々が住んでいます。
この時期は、乾季ですのでトンレサップ湖の面積は3万平方キロメートルです、雨季になるとトンレサップ川から水が流れ込み、水面積は4倍に広がります。
このため、ここに住んでいる人は、簡単に移動できる作りの住まいや船の上での生活をしています。
この湖は、乾季で日本の琵琶湖の3倍もあり、その大きさは想像できないくらい大きいです。
ここでの生活を見にあたり、日本の生活は裕福すぎる、インドもネパールも行くと同じ感想を覚えます。
水上で生活している人たちは、学校も船の上、女の子が楽しそうにゴム飛びしてました。
シェムリアップの市場
街中を歩いて、市場を覗きましたら、小さな女の子が店番をしていました。
野菜の色が綺麗です。
タプロム
タプロムは映画「テゥームレイダー」の撮影で使われた場所です。
ジャヤヴァルマン7世の母親ジャヤラージャチューダーマーニーの霊を祭った霊廟寺院で「梵天の古老」を表します。
建築当時は、東西1Km、南北600mの敷地に60余りの堂塔があり、列柱回廊で縦横に結ばれていたが、今では70%は崩壊しています。
現在も崩壊しつつある外壁正面塔門の上部にはバイヨン寺院と同じような四面仏があり、静かに宙を見つめています。
境内には巨大な榕樹(スポアン)が大蛇のように建物にのしかかっています。
アンコールワットの遺跡保存には2つの方向があります。
一つは過去の状態に戻す復元。
もう一つは、歴史、社会、自然環境を含め現状の保全。
遺跡の状態と、歴史によって方法を選択しているようです。
アンコールワットは一度は見ておきたい所です
簡単な紹介となりました、アンコールワットは保護保全の費用が足りなくて、日本の民間の寄付などでなんとか保っています。
日本のODAなどがお金を出さないのは、日本のゼネコンや官僚、政治家にお金が返ってこないと言う理由で、政府はお金を出しません。
こんな、日本政府では世界は評価されないです、なんでも金権に繋がる・・・政治はどこでも同じなんでしょうか?