保険業法の条例を・・調べてみました。
条例文
日本に支店等を設けない外国保険業者に対して日本に住所若しくは居所を有する人若しくは日本に所在する財産又は日本国籍を有する
船舶若しくは航空機に係る保険契約の申し込みをしようとする者は、当該申し込みを行う時までに、内閣政令で定めるところにより、内閣総理大臣の許可を受けなくてはならない。
と言うことで、日本人が海外の保険を申し込むには、内閣総理大臣に許可を貰わないといけません。
こんなの在りですか?
内閣総理大臣に許可を求めると、本当に本人まで行くとは思えませんが。
内閣総理大臣は、次の各号のいずれかに該当すると認められる場合は前項の許可をしてはならない。
1、海外の保険会社が法律に違反している場合
常識的な内容です。
2、国内の保険商品より有利な外国の保険
このままの意味を日本語で取ると、国内の保険会社より利率の良い保険は許可しない!!
3、国内の保険商品より安全な外国の保険
国内の保険会社より、健全経営でリスクが無かったら、許可できない・・ジョークだろ??
4、保険会社やその他の関係者の利益が不当に侵害される物
国内の保険会社が、不利益って?保険は個人のために入るのではないんですか?
5、保険業の健全な発展に悪影響を及ぼし、かつ公益を害する恐れのあるもの
今の保険会社が健全に発展しているとは思えないのですが。
これで判りました、この条文は天下り先の保険会社の利益しか考えていないのではと思うのは私がだけ?
生命保険に入ってますか?
それは、いったいどんな内容の保険でしょうか?
意外と、保険の内容を知らない人が多いそうです。
良くあるケースですが、新入社員になると、保険のおばさん失礼・・レディーが来て、社会人になったのだから生命保険ぐらい入っておきなさいと言われ、入った人や親戚に頼まれて入った人がけっこう居ると思います。
フィクションで・・・保険に詳しい人に、保険証書を見てもらいました。
月々の支払い額を1万円ということで。
大半の人は同じように死んだり、病気になったらとりあえず保険金がおりると信じて加入しており、契約内容はよくわかりませんと言う人はありませんか?
あなたは内容をしっかり知っていますか、病気で死亡したらいくら支払われますか?
この場合死亡時の支払い保険が3,000万円だったとして、あなたのはいかがですか?
では次の質問。
「入院したら一日いくら、何日間支払われますか」
「月々の支払い額はいくらですか?」
「何時までその支払いは続くかご存知ですか?また支払い総額をご存知ですか?」
「もし期間中に死亡しなければいくらもらえますか?」
「そもそもあなたの入られている保険は終身保険ですか?」
・・・知りませんという事はありませんか。病気と事故で死んだ場合って保険金違うの?
でも死んだり、入院したら保険金が出るって言っていたはずですとか。
証書を引っ張りだしてきて、とりあえず今入っている保険を説明してもらった。
このケースの場合、一通り説明を受けたあとは、「騙された」という言葉しか出てこなかった・・・・
こうならないように、自分の保険はしっかり見てみてください。
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保険の種類
まずは保険の種類を把握するところから。保険は非常に複雑なように思われるが基本的に3種類しかありません。
@死亡保険
A定期保険 B終身保険 C定期付終身保険
A生存保険
個人年金保険
B生死混合保険
養老保険
@ABの3種類です。これはどういう時に保険金が支払われるかです。
つまり@は死んだ時。Aは長生きした時。Bは生きていても、死んでも保険金が貰えるというものです。
自分の保険がどれに属しているかわからない人。
すぐに証書で確認しましょう。
こちらから保険の要望をしない限り、保険のセールスレディーが持ってくるプランは@の死亡保険です。
つまりもし死んだら保険金払うというものです。
死亡保険の中でも種類があってABCのどれに入っているかということが重要です。
これはいつまで保険が有効かと言う事です。
死亡保険の場合、たとえば60歳までに死んだら保険金を払うというように、期限付きのものがAの定期保険です。
そしてBの終身は一生、つまり何時死んでも保険金は支払われます。
Bの終身が一番得です。何時死んでも必ず保険金もらえますから。
しかし、世の中そんなに甘くなく、そういったプランは当然月々の支払い額が高い。
そこで出来上がったのがCの定期付き終身保険です。これは終身保険分保険金の金額を少なくし、プラスアルファで定期保険を掛け月の保険料を下げています。
わかりにくいので、例をとって説明しましょう。例えば3,000万円の定期付終身保険に加入すると仮定します。
保険に加入する際には、3,000万円の保険に入っているという説明がなされます。
しかも終身部分があるので一生の保障ですと。
これが言葉のマジックで3,000万円の保障があるのは定期保険の部分なので、60歳までです。
つまり60歳までに死んだら3,000万円支払われます。
60歳以降の終身保険は保険料を抑えるためにほとんどありません。
もし61歳で死んだら、終身保険の部分は100万円程度しか出ません。
これはMAXでも300万円程度です。ちなみにこの例では150万でした・・・
まるで一生保障があり、何時死んでも3,000万円の保険が出ると勘違いさせる商品です。
しかし
騙されたというからにはこんなものではすみません。
さらに、恐ろしいからくりがあります。
定期保険というものは、読んで字のごとく期間が定まっている保険です。これが60歳までの期間と思ってはいけません。
通常は10年間の間のみ有効なのです。
??わかりますか?
例えば、25歳で月1万円の支払いということで60歳まで死亡保障3,000万円の定期付終身保険に入りました。
終身部分は死ぬまで保障があります。しかし定期保険部分(3,000万円)は10年間有効となります。
え、60歳までと違うんですか?
違います。
60歳まで入る権利があるだけです。
保険は病気などで誰でもいつでも入れるわけではないのです。一般的に病気になる可能性があり、年齢が上がると入れなくなることがあります。
これがどういうことかというと25歳の10年後つまり35歳でいったん保険をやめることになります。
そして解約しない限りは自動更新になります。
更新になるので35歳の年齢で保険に再加入することになります。当然35歳の死亡率が25歳と同じはずはありません。
年齢が上がる=保険料が上がる!
このような恐ろしい図式が出来上がります。これが保険会社の勝利の方程式。
つまり月1万円は10年間だけで、35才からは大幅に保険料が上がります。当然45歳でもう一度保険料アップ。
それが60歳まで続くのです。この金額がいくらかは証書には明記されていません。
これが最初に、総支払い額がわかっていますか?と聞いた理由です。
そしてめでたく60歳まで生きると終身分の100万円が死んだときに支払われます。嬉しいやら悲しいやら・・・
どうです。恐ろしいでしょ。ほうっておくと@死亡保険の定期付き終身保険に加入しているパターンが大半です。
日本の保険会社のパッケージ商品はほぼこれです。
でも、この保険が悪いというわけではありません。確かに月々の保険料は普通の終身保険よりは安いですから。
悪いのは自分の入っている保険を理解していない自分と説明しない保険会社です。
月々の支払い額のみを気にして買う商品など保険ぐらいでしょう。
例えば車買った友人がいたときに「いくらの車買った?」って聞いて
「月1万」
と答える友人がいたら頭おかしいのかと思うでしょ?
普通は全部で300万とか答えるはず。
「ところが保険入っている?」という質問には大抵「月1万」とかいう月の支払額の答えが返ってくるでしょう。
保険も総額を把握しないと、生きている限り支払い金額が増えていくという恐ろしいことになります。
別に保険が悪いわけではなく、どういう内容の保険に入るかこれが重要なのです。