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2005年2月 恐竜の旅


 タイでは有名な「レヌカーの旅」を利用して、恐竜を見る旅に行ってきました。
 恐竜の化石と言いますと、日本では博物館に陳列されているのが普通ですが、タイの場合出た場所に保存されています。
 

 太古のタイ
 タイには日本より古い化石が見つかっています。
 地表で見つかった石で一番古いのは、顕微鏡で見なければ見えないくらい小さい生物しか居なかったころの物で、今から6億年以上昔です。
 タイの地表に出ている石は、西側と東側で種類がずいぶん違います。
 全体として西側の石が古く、東側の方では新しい石が見つかります。 新しいと言っても、今から6千4百万年以上前です。

 
出発は寝台列車で

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 今回は行き列車、帰りは飛行機で移動しました。
 タイの国内とは言っても、バンコクから500Kmの距離ですので夜の8時45分レンカーイ行きの寝台列車に乗ります。
 集合場所はタイの中央駅ホワラポン駅、久しぶりに来て見ましたらエアコンが入り、とても綺麗になっていました。

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 朝6時にコーンケン駅到着、途中朝食を食べてから、プーヴィエンへ。
 写真は資源局の「恐竜博物館」です、ここでタイで出土した4種類の化石やタイの地形の説明を聞きました。
 タイで出土した恐竜は有名な物で「サイアムティラノス・イサンネンシス」表紙の復元写真、首長龍の「プーヴィエンゴサウルス・シリンドーメ」
 地名とタイの独特な名前が付けられています。
 シリンドーメはシリンドーン王女の名前からで、この王女様恐竜が好きで、発掘によく参加されるそうです。
 王族を大切にするタイでは、王女様が恐竜を好きなおかげで、予算がけっこう付くそうです。


恐竜の化石を見る公園

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 ハイキングをして公園を数キロ歩きます、屋根とガラスでか囲まれた恐竜の化石が屋外にあります。
 しかし、岩の中にはまったままなので、これが?と言うものも多いです。


マンチャギリ亀の村

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 ここはマンチャギリ亀の村、村の中を自然の亀が歩いています。
 タイのこの地方では、人間と亀が一緒に暮らしていましたが、今ではこの村しか残っていないそうです。
 この陸亀は村の人々から神様として敬われています。
 夕方に村の真ん中にある公園へ、えさをもらいに集まってくるそうですが、村を歩くと亀に出会えます。


恐竜の足跡の化石を見にカラシンへ行きます。

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 カラシン県ナガ軍プーファート森林公園で、今は枯れている岩の岩盤で出来た川を歩いていくと、恐竜の足跡が残っています。
 数にして10以上で、はっきりわかるのは5つぐらいでしょうか。
 3本のつ指のある大きな足跡。
 専門家の話では、粘土質の柔らかかった時に何頭かの恐竜が歩いて、あまり時間が経たない時点で、上に砂がかぶりまたその上に他の土が堆積して岩になった物が最近になって砂の部分までの堆積物が剥がれたのではないか。
 この岩盤は先まで続いておりその先は、まだ上の岩盤がかぶっているのでまだあるかもしれないとのことです。
 足跡の化石を触ってみました、1億5千万年以上前の足跡、なにかロマンを感じさせます。
 日本だったら、こんな近くで、まして触ることなど出来なかったでしょうね。


プーククムカムで一頭分のまるまる出土した化石

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 9年前にほとんど完璧な一頭分の恐竜化石が発見されました。
 「プーヴィエンゴサウルス・シリンドーメ」と呼ばれています。
   

恐竜化石研究所

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 引率してくれた、内藤信二郎専門家の計らいで、一般には公開されていない研究所の中を見せてもらいました。
 ここは、出土した化石を研究保存しているところで、リューター等を使って地道に作業していました。
 所狭しと置いてある化石は、まだ発表されていない物でものすごい量です。
 ここでも、新説や色々話してもらえました。

目の前に貴重な化石がいっぱい!

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 本当に化石が好きな人にはたまらない旅行でしょう。
 ここには書きませんが、いっぱいの資料と説明なかなか有意義な旅でした。




切手になった恐竜

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 タイで発見された恐竜が切手になっています。
 今回の旅で、一セット買ってきました。
 お土産用にもう一つ欲しかったのですが、売り切れ、でも手に入ったから良しとしよう。

 



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