車両動力性能簡易測定結果

更新日: 2002年9月29日 20:22:58


測定結果 (2001-07-08記入)(図をjpegからgifに修正 01-07-22)

測定装置について

測定方法補足

下図のように、牽引するオモリを 上皿天秤の一方におき、このオモリの質量を測定します。
(デジタルスケールがあれば、こんな面倒なことをしなくても良いのですがね。(^^;;)

レールは、PECOスタンダードのフレキです。
パワーバックは、TOMIXのCL電源対応です。(今回、電圧・電流は測定しませんでした。)

(図をjpegからgifに修正 01-07-22)

牽引力は、動輪が滑り出さずに牽引しているオモリの重さとしました。動輪が滑っているかどうかの判定がちょっと主観的になっているかもしれません。動輪が滑って前進できない限界のオモリの重さとしたほうが確実かもしれませんが、車両(ゴムタイヤ)をいためそうなのでやめました。
(たとえば、アリイのD51750では、この限界牽引力は 25gくらいになります。)

トレーラは、1両だけでは、オモリなしでもボリ袋の重さ(0.2g)だけでも動き出す物があるので、何両かまとめて測定しました。

測定日 2001/07/07-08

動力車

メーカ 機種 牽引力(g) 質量(g) 係数
(牽引力/質量)
カプラー 補足
アリイ D51750 19 91.8 0.21    
アリイ 79606 8 71.2 0.11 後部KD (大型デフ、集煙装置付き)
アリイ C5692 7 62.5 0.11    
KATO C58 12 82 0.15 後部KD  
アリイ C59 26 95 0.27 後部KD  
アリイ C11171 7 56 0.13    
KATO C50 7 74.5 0.09 後部KD  
カワイ

B6(2157)

3.5 41.5 0.08 前後KD 前進
4 41.5 0.10 前後KD 後進
アリイ 8620(デフ付) 8.5 69 0.12    
アリイ C60-100 18 96.7 0.19 後部KD  
KATO C55 14.5 90.5 0.16    
KATO C57 13 92.5 0.14 後部KD 前部破損、
アリイ D61-3 17.5 95.5 0.18 後部KD  
KATO D51 21 117 0.18    
KATO C62 23 129 0.18    
アリイ C12-66 12 51.7 0.23   自己発進できず、参考値

意外とアリイの旅客用蒸気が健闘しています。その一方、96が意外と力不足、
C56,86,C11は予想どうりというところでしょうか
KATOの蒸気はスケールより大きい分質量十分ですが、レールとの粘着不足なんでしょうか?

いずれにしても、モータのパワーは十分あるので、ウェイトさえつめば、牽引力はふえるんでしょうね。

トレーラ

  測定車両(括弧内メーカー) カプラー 軸受拘束
スプリング
始動
抵抗(g)
両数 @抵抗
(g)
全体
質量(g)
@質量
(g)
係数
(始動抵抗/質量)
1 2軸貨車12両
(1-1〜1-5連結)
KD 一部 4.2 12 0.35 213.1 17.8 0.020
1-1 ワム9(KATO) KD 2.1 4 0.53 76.6 19.2 0.027
1-2 ワム9(KATO) KD   0.2 3 0.07 55.7 18.6 0.004
1-3 ワムフ(KATO)2両 KD   1.2 2 0.60 35 17.5 0.034
1-4 ワム23(カワイ) KD 0.5 1 0.50 18.8 18.8 0.027
1-5 カ(カワイ)、トム5(カワイ) KD   0.4 2 0.20 27 13.5 0.015
2 セキ3000 (KATO)18両 KN   1.2 18 0.07 146.4 8.1 0.008
3 タキ3000 (KATO)5両 KN   0.7 5 0.14 90.8 18.2 0.008
4 セラ1(アリイ)6両 KN   0.9 6 0.15 37.4 6.2 0.024
5 マッハクリーニングカー     5.2 1 5.20 55.2 55.2 0.094
6 TOMIXマルチ
クリーニングカー
(乾式ディスク)
    8.2 1 8.20 104.5 104.5 0.078
7 TOMIXマルチ
クリーニングカー
(バキューム)
    5 1 5.00 105.2 105.2 0.048
8 LUXバキューム
クリーニングカー
    4.2 1 4.20 48.2 48.2 0.087

やはり、KATOの貨車は転がりがすばらしいです。なお、1-1.1-4は、KDカプラーでの作動を確実にするために わざと軸受けにスプリングを入れて転がりを悪くしてあります。

1-4は、テールライトの集電板の軸受け抵抗ですね。

5,6は、クリーニングディスクがレールに接触しているおり、8は、吸い込み口周辺のブラシが線路にさわていて 軸受け以外の抵抗になっています。(クリーニングディスクは停止状態)

 


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