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『拳児』

 写真は「少年サンデーワイド版」
 中国武術、とりわけ八極拳を日本に定着させた記念碑的作品。書評は本文中に掲載してあるので、そちらを参照して欲しい。
 とりあえず、中国武術モノとしては最高峰のひとつであることは間違いない。
『全伝八極拳』

1992年8月31日発行。定価1800円。
 季刊『武術』に掲載された、八極拳関係の記事を集めたもの。
『全伝八極拳U』

1994年11月1日発行。定価1200円。
 季刊『武術』の八極拳関連記事の再録版パート2。表紙は霍殿閣の甥、霍慶雲の小八極。
『全伝八極拳V』

2000年9月1日発行。定価1300円。
 季刊『武術』と、月刊『フルコンタクトカラテ』の八極拳関連記事の再録本。パート1とかなり内容的にダブっている。
『八極拳戦闘理論』

1996年8月20日発行。定価1500円。
 色々な先生に色々な武術を習っている、青木先生の八極拳本。内容的には…?
 他派の八極拳については言及は避ける。その真贋は、他派の八極を習っていない私には判らないのだから。しかし、呉氏開門に関する記述は、間違いや誤解が多い。それは間違い無い。
『真法八極拳』

1985年9月17日発行。定価1800円。
 色々と物議を醸した、呉伯焔八極の本。
 他のあらゆる八極拳との整合の無い内容ながら、記事内容は豊富。何とも判断の付きかねる本。武壇系と言いつつ武壇系とは違い、国術館系と言いつつ国術館系とも違う。
 一言で言うと「不思議な本」である。
『続真法八極拳』

1987年7月17日発行。定価2270円。
 上記の本の続編。
 相変わらず、他系統とは整合性の無い内容ながら、内容は多い。
 劈掛拳まで、八極のみならず、本家の郭家劈掛とも違う。本当に謎だらけの本。
『八極拳 中国武術の精髄』

1984年12月1日発行。定価1550円。
 張成忠氏が紹介する、旧中央国術館系八極拳。小八極、大八極、対打、劈掛拳など。套路は、日本で長春八極を学んでいる若手(と言っても、李英さんなど重鎮であるが)の演武。理論部分は張氏のクンフーの披瀝で、資料的価値は高い。
『八極拳2 秘伝六大開の真諦』

2001年11月20日発行。定価1800円。
 上記の本の続編。主に李英氏による六大開とその用法。張成忠氏の追悼出版の趣がある。内容は、李英氏の演武を核とし、長春八極の技術紹介として価値あり。
『開門八極拳 実戦武術の精粋通備拳の全容』

1986年6月20日発行。定価1600円。
 馬家通備拳の紹介本。著者は松田隆智氏と野上小達氏。
 松田隆智の論文と、馬賢達へのインタビューで構成された内容。「馬家は凄いんだぞ!」という主張以外、あまり内容が感じられない。

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