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5-3.教員の平均年齢が40歳を越えた!



(1999.07.31)

 全国の教員(小・中・高校)の平均年齢が40歳を越えているそうです。
生徒数の減少に伴う雇用抑制の結果だとか。都内には20代の教員が一人
しかいない区もあるそうです
こんなに年が離れていて、生徒の気持ちや感覚を理解できるのでしょうか?
年の功による経験だけではカバーしきれないギャップも出てくるのではないでしょうか?
こういうことが「キレやすい子供」や「過激な行動に出る中高生」をつくる要員の
一つになっているのではないでしょうか?
教員の年齢分布が不自然なのは、すべての教育制度の不自然さと、密接な関係が
あると思います。
経済的制約の結果であるにしても、あまりに無計画な、無責任なことだと思います。

下記のような記事を目にしました。
文部省は10月3日、全国の公立学校を対象とした。
「情報教育の実態等に関する調査結果(97年3月末実施)」を発表した。
1校当たりの平均パソコン設置台数は、小学校が1年前の6.9台から8.5台へ、
中学校が23.9台から25.3台へ高等学校が61.9台から66.6台へとそれぞれ増加。
ペースは緩やかながら公立学校へのパソコン導入が着実に進んでいる状況を示した。
 教員の習熟度では、「パソコンを操作できる教員数」が中学校で初めて過半数の
50.9%に達したが、「指導できる教員数」は22.7%にとどまった。
 併せて公表したインターネット接続状況に関する調査(97年6月実施)によると、
小学校の7.3%、中学校の12.5%、高校の17.3%がインターネットに接続している。
<記事の転記終り>

 やっぱり懸念が現実となっていますね。「指導できる教員数」は
22.7%にとどまった。
 教員はほとんどが大学教育を受けているのでしょうが、年齢とともに
頭も硬くなっているのでしょう。
情報化時代にパソコンも満足に教えられない教員では、とても心配です。
問題は情報教育に限りません。
未来へつながる新しい試みや知識、教育のあり方全般に、この『時代遅れ』は
付いてまわるでしょう。
未来を担う子供は可愛いだけでなく大切な人類の後継者です。
その大切な人間を時代遅れにしたなら日本の未来は、どうなるでしょう。
ぼくは心配症でしょうか?
 ぼくの知ってる範囲では20代の教育学部卒の人は、大学教育で「情報技術」を
しっかり勉強していてホームページ作成なども必修課題としてる大学も多いです。
そんな有用な人たちを冷遇して日本を危機にさらしているのです。

 別のニュースですが小中学校の児童生徒用の机を大きくするそうです。
子供たちの体格はずっと前から大きいのに今頃になって、どうしてかなと思ったら、
パソコンを机上にのせる為だそうです。
子供より情報教育の名のもとでの体裁が必要だったのでしょうか。
それに伴った人材(=若い教員)のことを全く考えていないのは、名ばかりで、
実のないことだとだなあ、と思わずにはいられません。

 『 仏作って魂入れず 』そのものです。日本の全てがそうなのです、
その付けが今の不況でしょうね。

ぼくのこのホームページの表紙でもながしている言葉を、お伝えしたい。
『教育とは、希望を語ること。学ぶとは、誠実を心にきざむこと。』



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