5-4.日本に誰も来てくれない!!
(1999.08.01)
日本に誰も来てくれない!!、外国人旅行客のことです。
日本を訪れてくれる外国人旅行客は年間340万人、その内200万人は親戚訪問が
目的で韓国と台湾から来ています、差し引き僅か100万人しか来てくれていない。
この数字は10年間ほとんど同じです。
一方日本人は、年間1600万人も出かけている。
春夏秋冬、西欧に無い独自の自然や風土、文化をもつ日本に、なぜ来てもらえないので
しょう?
それは物価が高いからです。旅費、宿泊費、交通運賃、全ての物価が高すぎるんです。
英語が通じないということもあります。
そんな現実に気づかないのも英語が通じないからでしょうね。
立派な国際会議場(みなとみらい21、幕張、臨海副都心、etc.)を税金で
沢山作りましたが、結果は、東京は国際会議の開催数がアジアでいちばん少ない都市に
なりました。
その結果アジアへの観光客は香港、シンガポールなどへ流れ、香港、シンガポールへの
旅行者数は日本の10倍もあります。
この2ヶ国は経済成長率も高く、今後の成長率を調査した、世界的な世論調査でも、
日本はランク外なのにトップを占めています。
観光的な魅力は、結果的には、経済などすべてのことに至っているのですね。
国際化と言いながら日本人英語教師の職を守る為、外国人教師の採用をしないことなど、
全ては保護主義が原因です。運輸、通信、金融、全ての産業において保護主義が、子どもを
過保護でダメにするように日本をダメにしています。
欧米は四半期ごとの短期決算を重視しすぎるからダメだと、言う方がいますが、
民主主義、自由主義経済を誤解しています。それでは計画経済ならいいのでしょうか?
計画経済の最たるものは、社会主義経済ですがソ連を始め、破綻したり、惨たんたる
状況にあることはニュースのとおりです。
人間に自由が生命と同義語のように尊いものであるように、経済も、全てに
自由が必要です。