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5-25.米国のテロ対策とは何か!?



(2002.11.19)

僕がこのHPで書いていることは、頻繁に言っていますが、分かる方には分かる
けれども分からない方には、まるで宇宙人のようだと思われるでしょうね。

でも、少しずつでも、接しているうちに、分かってくることがあると思います。
芸術もそうですね。

ピカソの素晴らしさは、分かる人には分かりますが、最初から分かった訳ではありません

チャイコフスキーも、生存中は、まったく評価されませんでした。
あの美しい旋律が演奏不可能曲というレッテルを貼られ危うく埋もれてしまう所でした。

ただ日本の経済問題は芸術家のように、自分達だけの世界で済まないところが違います。

日本は、奈落の底へ落ちる寸前だからです。
こんな言葉が僕のページのあちこちに沢山ありますが、杞憂で終わったなら嬉しいです。

ぼくは貧乏ですから、株を少しだけでしたが持っていましたが、今は持っていません。
粉飾決算をしているうちに全部売りました。

それに、日本の証券事情においては、株は遊びでしなければ危険です。

日本は、証券の世界に限らず、全てにおいて個人が儲かるシステムにはなっていません。
逆に、日本は個人では儲からないシステムになっています。

皆さんも子供の頃の記憶に、八百屋さんや魚屋さんのおやじさんが「いらっしゃい〜!」
と、元気な掛け声で売っていた、個人経営のお店が沢山あったのを覚えていますか。

しかし今はどうでしょう!、個人経営のお店はまずありません。
全ては、大規模なチェーン店に吸収されたり、倒産したりして、消えました。

アメリカは401Kもあって、株が全て、という方も多いのですが、それは、アメリカと
いう社会なら良いと思いますが、日本では「日本版401K」と呼ばれていますが、同じ
「401K」でも、中身は天と地ほども違います。
日本では、株は遊びを飛び出しては危険です。

もし株券が紙屑になっても、まあ授業料だったな、って思えないような取引をすることは
僕はお勧めしないどころか、絶対止めて!、と言います。

また「日本版401K」では、個人は絶対儲からないことも断言しておきます。

さて、本題ですが。

アメリカは1991年12月21日ソヴィエト連邦を崩壊に追い込み、冷戦に終止符を打ちました。


<以下、「★」内、ご参考>
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ソビエト社会主義共和国連邦 Union of Soviet Socialist Republics(ソ連 USSR)の
11共和国の首脳会議が1991年12月21日に開かれ、ソヴィエト連邦が正式に消滅し、
独立国家共同体を設立することが決定された。
これに伴い、ソ連に大統領制を導入し初代大統領に就任していたゴルバチョフも退任する
こととなった。
なお、ゴルバチョフはソヴィエト連邦の大統領で、このときのロシア共和国大統領は、
エリツィンであった。

【ソヴィエト】
「ソヴィエト」とはロシア語で委員会または会議を意味する。
1905年の第1次ロシア革命の際にペテルスブルグやモスクワの労働者によって組織された
ことにはじまる。
1917年の三月革命後は労働者・兵士代表ソヴィエトが組織されて、臨時政府との間に
二重権力の状態をつくり出したが、同年の十一月革命により権力を握り、
ソ連の基本的政治単位となった。

【ソヴィエト社会主義共和国連邦】
1917年の十一月革命により、世界最初の社会主義国家が成立し、初めは
「ロシア=ソビエト連合社会主義共和国」と称した。
1918年に、レーニンの率いるボルシェヴィキがプロレタリアート独裁の名のもとに
一党独裁体制を樹立し、同年、ボルシェヴィキはロシア共産党に改称した。
また、同年、新憲法が制定され、ロシアはモスクワに首都を置く
ソヴィエト連邦社会主義共和国となった。
その後、1922年の連邦条約により、ロシア、白ロシア、ウクライナなどの各共和国の
連邦という形で、ソヴィエト社会主義共和国連邦が発足した。
1991年12月に、69年の歴史に幕を閉じることとなった。

【ソヴィエト連邦最高会議】
ソヴィエトから選出された代議員によって構成されるソ連の最高国家機関。
1936年のスターリン憲法の制定により、従来の全ロシア=ソヴィエト会議を改称して
発足した。

【ソヴィエト連邦の大統領制】
1985年に共産党書記長に就任したゴルバチョフは、ペレストロイカ(改革)政策を推進し、
1990年3月にソヴィエト連邦に大統領制を導入して、初代大統領に就任していた。
ソヴィエト連邦自体が解消することから、大統領も退任することとなった。

【独立国家共同体】
1991年12月に発足した独立国家共同体は、ロシア、ウクライナ、ベラルーシの3か国が
創設し、残りの8か国がこれに参加する形をとった。
発足時に参加した11か国は次のとおり。
ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、モルドヴァ、アルメニア、アゼルバイジャン、
カザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、タジキスタン、キルギス。
 なお、グルジアは、発足当初はオブザーバーのみを派遣し参加は先送りされたが、
1993年12月に独立国家共同体へ参加した。

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【 ここから本題に戻ります。 】

アメリカの国力の基本は、大量消費文明と言えます。

冷戦のための国防費と称する国家支出で、米国の産業も繁栄していました。
一般に「産軍複合体」と言われるものです。

冷戦の終結に伴い大量の武器は不要になり、保持する理由を説明出来なくなりました。

今、こうして、僕たちが使っている「インターネット」も、冷戦終結に伴い、利用目的が
軍事から民用に転用されたもので、もし冷戦が続いてたら未だに闇の世界だけで使われて
いたでしょう。

歴史とは、不思議なものです。

アメリカの国力を保つには、インターネットの民間転用で済むような規模では足りません

どんな物にも寿命は有りますし、新しい技術が開発されれば、未だ使えても、廃棄される
必要も出てきます。

アメリカの巨大な軍事力を維持することは、アメリカの世界支配を維持することでもあり
アメリカの最大の目的です。

何兆円もする戦闘機や原子力潜水艦などの、研究開発と、新しい物の生産と、それに伴う
未だ使える物の廃棄が、回転する必要があります。
軍事演習程度では、消費できない規模です。
軍事力の維持に不可欠なものは、紛争です。

信じられないかもしれませんが、アメリカは、オサマ・ビン・ラディン氏やアルカイダが
テロを計画している事を2001年9月11日の同時多発テロの数年前に知っていました。

アメリカ同時多発テロを未然に防ぐことは可能でした。

さらには1998年8月7日、アフリカ東海岸のケニアとタンザニアで、アメリカ大使館が
爆破され多くの犠牲者が出た事をご記憶の方もいると思いますが、アメリカはこれも事前に
知っていました。
事件発生の20日ほど前にエジプトのムバラク大統領は、こうした事件が発生する可能性を
警告しました。

なぜ未然に防がなかったのでしょうか?

何故かということを既に知っている方は、ぜひ日本を救うために行動してください。
僕のメッセージで気付いた方も、ぜひ日本を救うために行動してください。

アメリカは国の繁栄のため犠牲者が出る事を事前に知りながらテロリストにやらせたのです
その結果、アメリカの意図通りに新たな「アメリカの敵」が出来ました。

イスラム圏では、アメリカへの反感が強まっていましたが、具体的な反米行為がなければ
アメリカは、世論の支持の基に、軍事作戦を行使することが、できないからです。

かくしてアメリカは、テロリストにとって単に仮の宿だったアフガニスタンを攻撃しました。

アフガニスタンは瓦礫だらけの何も無い国ですから、紛争を長期化させることが出来ません
新たな紛争国が必要です。

その結論が「イラクへの軍事攻撃」であり、着々と準備を進めています。

アメリカ国民は、このような事実を知らないのでしょうか?
アメリカ国民は、知った上で支持しています。
なぜでしょうか?

アメリカが、今も、未来も、世界一の国であるためです。
日本人は、それを、どう受け止めれば、いいでしょうか。

世界に紛争が無ければ一番良いことですが、旧ソ連でもご説明したように、

「5-8.自由と権力について」 をご参照ください。
信仰者の中には戦争が消え去る日が来ることを信じている方もいますが、それは夢です。

米国は意図して「テロ」を起こさせている、産軍複合体の維持の為だが一概に否定出来ない

米国の国力が低下し世界の警察官が居なくなると無秩序になり更に酷い世界になるからです。

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ぼくがお伝えしたいのは、まず現実をよく知ることです。

そして最善の方法を考え、コンセンサスをとることです。

今、アメリカのしていることは、必ずしも最善ではありません、しかし必要性はあります。

日本は未曾有の経済危機にあり、このことを本気で考えることの出来る人が殆ど居ません。
日本の経済財政危機に触れると、先に進めなくなるので止めますが、日本人には当分の間
世界を変えるどころか、日本も変えられない事態が続くでしょう。

まずは自分の家の火事を消してから、世界のことを考えましょう。

日本に未来は無いかもしれません、それくらい深刻な事態なのですが、国民は呑気です。

もし、日本に活力が戻った時には、アメリカのように消費至上主義ではなく、ヨーロッパの
ように、生活の質を落としても、人間らしく生きる道を選びたいと、思います。

なぜなら、「人はパンだけで生きるのでは無い」からです。
貧しいのは肉体の飢えよりも、心、精神の飢えだからです。



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