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7-3.インターネットとオリンピック



(2000.09.09)

 お気付きになった方もいらっしゃると思いますが、シドニーオリンピックが目前に迫り、
出場する選手のインターネットのホームページが閉鎖されています。
 理由をご存知の方もいらっしゃると思いますが、そのことをお話ししたかったんです。
 オリンピックの規約に有るのだそうですが、改定された訳でもなくインターネットの文字は
無いそうです。
個人的な報道を禁止する、と言うような表現だったと思います。
 この拙文を読んで頂いていらっしゃる方は、当然インターネットを楽しみ、大切な、
便利な良いものだと思っていらっしゃるでしょうね。
ぼくもそう思いますし、ホームページの閉鎖を知った時は、言論の自由を疎外して いるんじゃないの?
と思いましたし今も思っています。

 なぜそのようなことになったかは定かではありませんが、ぼくの解釈は、
IOCの収入を確保する為です。
IOCは独立採算のような運営形態になっているようです。
国家もインフラ等の投資はするでしょうけれど運営費用は全てIOCの様です。
そしてその中で割合が多いのがテレビやニュースなどマスメディアからの報道権に
対する収入です。
 ところが、インターネットで各選手が最新情報を発信したなら、マスメディアの
価値が減少すると危惧をしたのでしょうね。

 難しい問題ですが、お金がかかることが根底にある問題です。
別のページでもお話しした、国の富裕度とメダル獲得数の相関関係を見ても分ります。

 ドーピングという悲しい問題もあります。

 世界平和を願って始まり続いているオリンピックは素晴らしいものですが、
人間が不完全なように問題はたくさんあります。
言論の自由と収入源としてのマスメディア、個人VS組織と言い換えてもいいでしょう

 ぼくは、どんな理由があっても個人の自由を疎外してはならない、と切実に思います。

 何度も書いていますが、自由・真実と生命は、同義語だとさえ思うからです。

 ネット仲間のみなさん、なにかのアクションをしてみてはいかがでしょう。
自由なネットの為に!



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