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9-3.心の癒しについて



(1999.10.17)

 仏教について語りましたので、こんどは目先をちょっと変えてみます。
キリスト教になるでしょうか。
でも、どうぞ仏教の時と同じく宗教的にお考えにならないで、心の悩みの時代
とも言える現代の、癒しのお話しとして聞いていただければと思います。
ぼくはこの、お話しを聞いて、心が軽くなったんです。

 ニューヨーク大学リハビリテーション研究所の壁に刻まれていたもの、
だそうで、患者さんの詩です。


  大きな事を成し遂げる為に、力を欲しいと神に求めたのに、
  謙遜を学ぶようにと、弱さを授かった。

  より偉大な事が出来るようにと、健康を求めたのに、
  より良き事が出来るようにと、病弱を与えられた。

  幸せになろうとして、富を求めたのに、
  賢明であるようにと、貧困を授かった。

  世の人々の称賛を得ようとして、成功を求めたのに、
  得意にならないようにと、失敗を授かった。

  人生を享楽しようと、あらゆるものを求めたのに、
  あらゆる事を喜べるようにと、生命を授かった。

  求めたものは一つとして、与えられなかったが、
  願いはすべて、聞き届けられた。

  神の心に、そわぬものであるにもかかわらず、
  心の中の、言い表せぬ祈りは、すべて叶えられた。

  私はあらゆる人の中で、最も豊かに祝福されたのだ。


 (シスター渡辺和子さんのコメント)
 人の思いは、神の思いにあらず。その神を信じて生きる。

 以上ですが、たしか日本テレビだったでしょうか“心のともしび”という
番組を放送していましたが、いつからだか、放送がなくなってしまいました、
その番組で聴いたのですが、、どうしたんでしょうね?

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 映画が大好きなことは、ほかのページでもお話ししましたが
「ブラザー・サン・シスター・ムーン」を、ご覧になった方も多いと思います。
 イタリアの町、アッシジを舞台に裕福な商家の息子、フランシスコが
本当の生き方に目覚め、全てを捨てて
(両親の前で裸になって、頂いたものは全てお返ししますと言って)
旅立ちました。
 音楽も素敵でした、その感動が影響して、少し研究しました。
 フランシスコと言いますと日本ではフランシスコ・ザビエルが有名なので、
区別する為に映画で有名な方を、アッシジのフランシスコとよびます。

 ぼくは、このアッシジのフランシスコの「平和の祈り」というのが、
素晴らしくて、大好きなんです。
良かったら、書きますのでご覧くださいね。

 韻を踏んでて、美しいので、文語体のを書きます。


 <アッシジの聖フランシスコの平和の祈り>

 あゝ主よ われをしておんみの平和の道具とならしめたまえ
 われをして憎しみあるところに愛をもたらしめたまえ
 争いあるところにゆるしを 分裂あるところに一致を
 疑いあるところに信仰を 誤りあるところに真理を
 絶望あるところに希望を 悲しみあるところによろこびを
 闇あるところに光をもたらしめたまえ

 あゝ主よ われをして慰めらるゝことを求めずして慰むることを求めしめ
 理解さるゝことよりも理解することを
 愛さるゝことよりも愛することを求めしめたまえ

 そわ われらは自ら与うるがゆえに受け ゆるすがゆえにゆるされ
 おのが身をすてゝ死するがゆえに永遠の生命を得るものなればなり



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