15年目の外壁修繕(外壁補修)工事(レンガタイル部分の修繕〜完成)
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レンガタイル部分の修繕 |
我が家の外壁の一部はレンガ風タイル貼り仕上げになっていますが、無塗装サイディングの上にレンガタイルを接着剤で貼っています。レンガタイルの下の無塗装サイディング面には下地として接着剤を薄く延ばすように塗ってあります。基本的にはサイディングの継ぎ目にはシートを貼ってから工事をしているのですが、我が家では一部の継ぎ目にサイディング間のシーリング(コーキング)の上に直接接着剤の下地を塗っている個所が有り、その部分が経時劣化で割れてきてしまっていました。
![]() 目地底を含む3点をプライマー処理した上で、このように、「パッカー」と呼ばれるスポンジ状のパーツで押さえた内側をシーリング(コーキング)処理します。最終的にはパッカーを剥がすことで、完成です。 ![]() レンガタイルの目地全体にシーリング(コーキング)を回すわけではないため、部分的に縦縞状にシーリング(コーキング)が入る形になります。少々不格好な気もしますが、殆どの箇所がレンガタイル領域の両端付近になるため、アクセント模様だと考えることにします。 ![]() 正しくシート処理をされていた下地箇所についても、シートの接着が不十分だったためか、一部に弛みや破れが見られたため、その部分に付いても水の流れに沿って縦一列に補修をしています。その為、一部のレンガタイル面は致し方なく継ぎ接ぎな感じの模様になってしまいました。 ![]() また、下地が無塗装サイディングではなく塗装済みサイディングとなっている箇所では、特に下地接着剤塗布面の劣化が激しく、一部にはパッカーを剥がした衝撃で剥がれてしまったような個所も発生しました。 ![]() このような部分は追加塗装にて処理して頂きました。 ![]() しかし、下地接着剤面の劣化はかなり広範囲なので、全てを処理できたかというと難しい面があります。また、表面を塗っただけなので、それ程持つものではないという事でした。サイディング面が小面積見えているだけなので、防水上の問題は少ないと思いますが、今後を考えると懸念材料として残ってしまっているとは思います。 |
その他の箇所の修繕(屋根、バルコニー防水) |
サイディングやレンガタイル貼りの箇所以外では、雨樋、水切り、雨戸等の樹脂部品、金属部分(アルミサッシ等は除く)の塗装をした他、飾りサイディング、破風や軒天も塗装をしています。
![]() 天端の棟板金は継ぎ目にシーリング(コーキング)も使われていますので、シーリング材(コーキング材)を厚みを持つようにブリッジ工法で充填した上で塗装をしています。この部分は屋根に上って見られなかったので、業者さんに撮影して頂いた画像を載せておきます。 ![]() (この写真のみパラヴィさん提供) 我が家にはほんの少しだけ、下家が有ります。建築業者さんにオマケで作ってもらったことも有り、この部分のみ粘土瓦ではなくスレート屋根(カラーベスト)になっています。カラーベストは傷んでしまうと塗装できず交換するしかない、という事だそうですが、我が家の屋根は傷みが殆どなかったので、そのまま上からシーラー+塗装仕上げとなりました。 ![]() これで塗装が劣化するまでは持ってくれる事でしょう。 ![]() 古いFRP防水の上から簡易的にウレタン防水コートをして済ます方法も有るそうですが、痛みが進んだ場合に塗り重ねが難しい、元の施工に戻せない、といった欠点があるということで、新築時と同様なFRPトップコートの塗り直しを実施しました。表面のコートを剥がしてFRP1層+トップコートを実施しています。ピカピカのFRP防水面が綺麗です。但し、トップコートは5年保証だそうです。今まで15年良く持ったものです。 |
外壁修繕工事完了 |
足場が取れて、無事完了しました。
![]() 今回は久しぶりにいろいろと勉強になりました。 ![]() やはり気になるのは縦ラインが入った感じのレンガタイル。もう少し何とかならなかったか、と思わないこともない感じです。目地を全部埋めてもらった方が良かったかなぁ、とか・・・。この工法でレンガタイルを施工してしまったのが根本的な問題なので、諦めてアクセントとしてポジティブに捉えていきたいと思います。 ![]() バルコニーには、人工芝風のジョイントタイルが敷いてあったのですが、経年劣化でボロボロになってしまっていました。今回FRP防水がピカピカに直ったところで、新たに人口木のジョイント式のウッドタイルを購入して敷きました。何となくグレードアップです。 |
(2018.07.23)
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