エイブル・アート展は、障害をもつ人たちの中で、魅力ある芸術活動をしている作家の作品を集めた展覧会でした。
アートをより日常に近付けようと、街の中の空き町家や廃校小学校、ギャラリーなどに会場を移し、ひととまちをアートでつなげようとするコンセプトで行われました。
(6会場にて4個人4団体の出展) |
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第1部は、京都芸術センターにて、鑑賞ツアーの企画者の1人でもあり出展作家でもある光島貴之さんの作品展の鑑賞。ギャラリートークとあわせて聞きました。
光島さんの作品は、立体コピーやスキャントークリーダーというものを使った、触覚や聴
覚を使って楽しめる作品です。 | |
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視覚障害をもつ参加者は、触れて鑑賞できる作品にびっくりされた様子。ガイドも、視覚障害の人にとって美術作品に触わって鑑賞できる喜びをを目の当たりにしました。 |
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第2部は、芸術センターから、町家ギャラリーに歩いて移動。この日は雨が降り移動が大変でした。
アトリエ地空展(くれよん、水彩など)、玉谷進展(写真)、アトリエ・ウーフ展(油絵)へのそれぞれ希望を聞きグループに別れて鑑賞しました。 | |
その中のアトリエ・ウーフ展では、油絵に直接ふれることができたり、作家やアトリエ
の先生に話をきくことができました。
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その後、再び喫茶店に集合。コーヒーを飲みながら、鑑賞ツアーの感想を話し合いました。ガイドは、ほぼ全員、今回が初の試みだったので、感想を熱心に聞きました。
視覚障害の人は、先天盲、中途失明、弱視の人といろいろでした。その中でみんなに同じ説明の仕方でいいのか、という疑問があがりました。
いずれにしても、美術に興味のある視覚障害の人がたくさんいる、という事実がありました。視覚障害の人もガイドも、なにか貴重な体験をしたような感じがしたのではないでしょうか。
今回だけで終わるはずだったこの鑑賞ツアーが、また今後も続くものへとなりました。
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