オランダが生んだ「魂の画家」レンブラントの作品40点あまりが京都にやってきました。
今回の鑑賞ツアーは、かねてよりミュージアム・アクセス・ビューの活動に関心を持っていただいている名古屋YWCAからのご希望もあり、急遽企画しました。
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会期が年末・年始にまたがったこと、京都とドイツのフランクフルトでしか 開催されない展覧会ということで、混雑をさけるために平日におこなったこと、準備期間が短かったことで、参加者も少なく、反省点の多いツアーとなってしまいました。
せっかくの名古屋の方々との交流の機会だったのですが、なにしろゆっくり立ち止まって鑑賞させてもらえない状況で、やむなく京都・名古屋と二手に分かれての、迷子になりながらのツアーでした。
作品の大半が肖像画で、解説するのに面白みがないので、点図を作った「目を潰されるサムソン」「ヨアン・デイマン博士の解剖学講義」「ユノー」を中心に、なるべく動きのある作品をみて回りました。
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ヨアン・デイマン博士の解剖学講義 |
目を潰されるサムソン |
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ユノー |
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終了後は館内の喫茶店で(ここでも2テーブルに分かれてしまいましたが)初参加の方たちとも楽しくお話ができました。名古屋からの皆さんに喜んでいただけたのが何よりです。
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鑑賞ツアーに先立ち、博物館側にこの会の説明、鑑賞ツアーの申し入れをしていく中で、「そういう主旨のものならできる範囲で協力を」と言って頂き、当日は入り口で団体名を告げて(無料で)入館させてもらえる運びになっていました。
でも、あれだけの規模、あれだけの入場者数の展覧会。何となく抱いていた不安が現実となり、やはり当日アクシデントが起こってしまいました。
入場ゲート、チケット売場への伝わり方が違っていたため、その説明と確認のため、足止めされてしまったのです。
後で振りかえってみて、電話によるやりとりだけで、博物館のシステムとしてではなく、個人のご好意に甘えてしまったことが原因ではないかと反省しています。
今回は特 に視覚障害のある方の人数に対してガイドの人数が多すぎたことも一因としてあるのではと思います。その辺のことも今後考えていかなければならないのではないでしょうか。
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