唐松岳

まずは緩やかな登り 八方尾根はケルンが多い 丸山はまだまだ先だなあ
 八方尾根はスキー場で知られ唐松岳へは比較的簡単に登れる。リフト終点には「八方池山荘」が1年中営業しており、そこに前泊すれば素晴らしい朝焼けや夕焼けを満喫できることだろう。しかし残念ながら私は深夜の道路を駆け抜け、始発のゴンドラに乗って山荘前に降り立ったのはすでに陽も高く上がった8時10分だった。

 初夏は高原植物が咲き乱れ登山者や観光客でにぎわうであろう八方尾根も、今日は数人がリフトから降り立っただけだ。ただ真っ白な世界…まだスキー場の喧噪もなく静寂が支配する登山者の世界。
ゴンドラ、リフトと乗り継いで一気に標高約1,800mに到着。全く労せずして白銀の世界、真っ白く神々しい山々の頂を目の当たりにできる。幸い、今日は快晴無風\(^0^)/


 八方ケルンまではなだらかな稜線の登りが続く。快晴無風、何の心配もない。しかしこの稜線、いったん天候があれると、魔の稜線に様変わりするらしい。過去にも悪天時に道に迷い多くの遭難者があったとのこと。ケルンはその印である。視界がなくなったときには心強い見方になってくれるだろう。でもそれだけでは不十分。所々に赤旗をつけた竹竿が、心地よい微風にたなびいていた。
ケルンから八方池をめざす

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