私は、市町村議員は住民と直接接する機会が多く、身近な問題を扱う存在であり、野球に喩えると内野手だと思っています。国会議員は外野手であり外側から守備を固めていく立場です。では、県議会議員は何なのでしょう。私は、無用の長物だと思います。愛媛県議会議員経験者の著書によると、保守系県議には職員に頼んで質問を書いてもらう者が多いそうです。これでは県政のチェックなど出来る訳はありません(市町村議員はもっとスゴいぞ、との声が聞こえそうですが)。 そもそも、「県」自体、その存在意義が疑わしいと思います。国の手先なのか、地方住民の代表なのか、はっきりせず、有用な存在であるとはとても思えません。県議の役目は、中間団体たる県の存在意義がはっきり分かるような理念と政策を掲げて県民にアピールし続けることだと思います。勿論、行政の太鼓持ちになるのではなく、チェックする立場であることを忘れてはならないでしょう。県議会内のポジションにのみ興味を示す三流議員達の会派から離脱することが第一歩でしょう。
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