伝言板
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Re:法治国家 お名前 玉井彰 2004/09/02(木) 07:10:05 [No 1530]

被害者の気持ちがおさまらないから、誰か生け贄を見つけて「犯人」になってもらおうではないか。宝くじに当たる確率程度だから、間違ってもごめんね。と言えるかどうかです。

そして、もう1つ。

国家権力の横暴を防ぐ論理が適正手続きの要請です。真犯人を見つけるためなら拷問があっても良いではないか、と言えるのかどうかです。

私は、被害者の満足のために「犯人」役を演じたくないし、国家から拷問を受けたくありませんので、これまで述べたところを改めて主張させてもらいます。



中韓干渉教科書 不採択を お名前 成層圏 2004/09/03(金) 00:34:19 [No 1531]

中国・韓国からの干渉を当然の如く受け入れた教科書を採択することには反対です。『従軍慰安婦の【軍による】強制連行があった』などと嘘を書く教科書も採択してはいけません。

古事記の描写がエッチだと言う前に、小学生に赤裸々な性教育をするどこぞの自治体に目を向けるべきです。



Re:中韓干渉教科書 不採択を お名前 玉井彰 2004/09/03(金) 09:03:00 [No 1532]

これからは、日中韓が相互「干渉」し合う必要があります。

「嘘」かどうかは、共同研究チームを組み、客観的に検証していくべきです。

中国、韓国が一流国になろうとするならば、自己を客観視しなければならない時期を必然的に迎えます。従来は、自国の政治が必ずしも上手くいってなかったので、日本を非難することで国をまとめてきたのです。

そのへんの事情については、温かく見守る度量が我が国に必要だろうと思います。



法治国家2 お名前 花形 2004/09/03(金) 23:01:58 [No 1533]

>被害者の気持ちがおさまらないから、誰か生け贄を見つけて「犯人」になってもらおうではないか。宝くじに当たる確率程度だから、間違ってもごめんね。と言えるかどうかです。

私はそこまで思っていません。
ただ,現在の刑法は犯罪者の権利ばかりに目が向けられていて,被害者側への気配りがないのではないかということです。



Re:法治国家2 お名前 玉井彰 2004/09/04(土) 00:17:33 [No 1534]

被害者の立場より加害者の人権に傾きすぎているというのはその通りだと思います。

だから、真犯人かどうか分からないが、怪しいから犯人だということにしてしまえということにはならないと思います。

この問題は、自分が犯人だとされた場合を想定するかどうか、その想像力があるかどうかの問題になってきます。自分は絶対に犯人だと疑われることはないという前提に立って、安全地帯からものを言われると、どこまでいっても議論は平行線になります。

自分が無実の罪で警察・検察から犯人だとされ、取調室での孤独感から「私がやりました」と言えば解放されると思い、魔が差して「自白」してしまったとします。

その場合に、法律と弁護士の力を借りて無罪を勝ち取れるようにしておきたいと考えるならば、現行制度を概ね支持できるのではないでしょうか。

そこまでいったら仕方がない。無実でも疑われるだけのことをしたんだから腹をくくって刑罰に甘んじることにしようというのなら、それもひとつの立場ではあります。

しかし、そうなると、自白したことの責任を問われるということになってしまいます。自分は我慢できたとしても、他人にそれを強要するのはちょっと薄情だと思います。

被害者と加害者のバランスの取り方は、司法の永遠のテーマです。



郵政民営化と国立大学法人化 お名前 花形 2004/09/04(土) 00:38:04 [No 1535]

今日の玉井彰の一言で,郵政民営化について取り上げられています。
その中から,
>「公」の担うべき分野と「民」が競争すべき分野との線引きが重要ではないでしょうか。

そのとおりだと思います。
はたして郵便・貯金・保険の中で,国が行わねばならない事業はあるのかということですが,私は国が行わなければならない事業は,せいぜい郵便事業だけだろうと思います。
貯金も保険も民間にまかせておけばいい分野でしょう。

実を言うと,私は国立大学の職員でありまして,この4月から「国立大学法人」となり,公務員から”非公務員”となりました。
ただ,完全なる民営化とは違い,予算の面では国から運営費交付金として予算措置されています。
以前と違うのは,自己収入を増やす努力が求められ,会計制度の面でも民間会社のように複式簿記の世界になったことでしょう。

国立大学の法人化の時は,最初は文科省も国立大学に独立行政法人化はなじまないと反対していましたが,いつのまにか容認されました。
それはなぜかといえば,確か小渕内閣の時に公務員の数を25%減らすと言い出したことによるものと思われます。
国家公務員の人数に占める割合は,郵政30万人国立大学10万人と,この2つが圧倒的に多い。
そのため政府は,反対が多い郵政は後回しにして,まずは国立大学からということだったのでしょう。

大学というのは,果たして「公」の担うべき分野なのか,「民」が競争すべき分野なのでしょうか?
私はどちらでもないと思います。
いままでどおり国立大学と私立大学が併存する状況が望ましいでしょう。

今はまだ,国立大学法人の職員は,公務員の世界をひきづった感覚しかありません。
しかし,これが5年10年とたってどう変わるか,自分でも注目しているところです。

自分でも何が言いたいかわからない文章になってしまいましたが,より国がすべき国立大学が法人化し,職員も公務員でなくなった今,より民間がすべき貯金・保険という事業を持つ郵政が,民営化しないというのでは「本末転倒」といわざるを得ません。



岡田代表のイメージ変わる お名前 GS 2004/09/04(土) 09:32:51 [No 1536]

今月のGQ JAPAN(http://www.gqjapan.jp/)を読まれましたか?岡田代表の堅物イメージがすっかり変わってしまいました。

撮影時にカメラマンが相当苦労したのが容易に想像できます(笑)



Re:郵政民営化と国立大学法人化 お名前 玉井彰 2004/09/04(土) 10:33:41 [No 1537]

私見では、郵便事業は過疎地と島嶼部では国営にすべきだと考えます。現時点を出発点として考えれば、「公社」を2分割し、「国営」部分と「株式会社」とに分けます。「株式会社」は、民間企業と同様の条件で(ということは、郵便事業への民間企業の参加を認める)営業を行います。

郵便局は、過疎地・島嶼部において保険・金融を含めて各種サービスを提供することにより、住民の利便を図ります。その際の保険・金融は民間企業の代理店という形式もあり得るでしょう。

特定郵便局は、原則として民間企業として位置付け、激変緩和措置を採用して、一定の評価基準により、私有財産として売却を認めます(実質的な退職金)。過疎地・島嶼部と認定された特定郵便局は、国営とします。

独立行政法人について私見を述べれば、国策が反映されなければならない分野はあるでしょうから、必要な部分を民間委託すれば良いと思っています。

例えば、大学の教育部門は株式会社に委託して、「教授」は民間の労働者とする。ただし、「国立」の研究者としては公務員(兼業)。こんな複合的な雇用形態も許されるべきではないでしょうか。

一般の公務も、厳密な意味での公務員から民間の労働者に至るまで、様々な雇用形態で運営していくことを考えてみるべきだと思います。

その前提として、公務員にも雇用保険加入を認めるべきです。

あくまで私案であり、思い付きに毛が生えた程度のものです。頭の整理がついたら、後日まとめて述べてみたいテーマです。



Re:岡田代表のイメージ変わる お名前 玉井彰 2004/09/04(土) 10:39:17 [No 1538]

まだ読んでません。

ホームページでページがめくれる雑誌があるんですね。そこで拝見した限りでは、イメージチェンジを図ろうとの努力の跡が見えます。

確かに、ワイドショー政治は邪道ですが、政治家が親しみを持ってもらうこと自体は必要なことでしょう。



公務員も民間と同じ労働条件にすべし お名前 花形 2004/09/04(土) 16:08:00 [No 1539]

>一般の公務も、厳密な意味での公務員から民間の労働者に至るまで、様々な雇用形態で運営していくことを考えてみるべきだと思います。
その前提として、公務員にも雇用保険加入を認めるべきです。

賛成です。
国立大学の職員は,法人化後,非公務員となったこともあり,雇用保険の加入が義務づけられました。
現在の国家・地方公務員も,民間と同じ労働条件にすべきです。
つまり,公務員にもスト権など労働三権を保障し,人事院勧告を廃止し,労使交渉により賃金・待遇などを決定することです。
その代わり,リストラや賃下げも例外なく適用する。
そして,雇用保険の加入など民間労働者と同じ土俵にたつのです。

公務員は,民間企業に働く人や自営業者等から”ねたみ”の目で見られています。
公務員の仕事はひまだとか,給料が高すぎるとか,年金が多いとか,私もどれだけ言われたことか・・・
でも,現実に公務員として働いていると,決していいことばかりではありません。残業だって,忙しいときは毎日のように夜10時くらいまで働いたこともあります。
ただ,公務員だというだけですべて同列に扱われ,いやな思いもしたものです。
民間企業でも大企業だったら,公務員なんて比較にならないほど高収入の企業もいっぱいあるにもかかわらず。

話は戻りますが,公務員にスト権がないのは先進国では日本だけです。消防職員などは団結権すらありません。
ILO(国際労働機関)が,何度も日本政府に是正するよう勧告しても,日本政府は国によって事情が違うと言って,まったく無視されたままです。
このような状況では,より良い労使関係など望めるはずもありません。
民主党が政権を取った暁には,いち早くこの問題に取り組んで欲しい。



Re:公務員も民間と同じ労働条件にすべし お名前 玉井彰 2004/09/04(土) 18:47:01 [No 1540]

公務員の労働基本権は護られるべきです。このことを前提に公務員の問題が議論されるべきだと思っています。

ところで、昨今の公務員に対する民間の嫉妬感情には著しいものがあります。

しかし、地方においては公務員の所得が地域経済を支えている面があり、そのことをもっと地方の人達は意識していく必要があります。地域内の経済的な循環という命題を提起しておきます。

ところが、若手の公務員を中心に無国籍的消費者として振る舞う者が多く(要は、純粋なサラリーマンとしての意識で地域社会とは無関係に生きているということ)、このような人達を擁護しなければならないかと思うと気が滅入ることがあります。

他方、地域の自営業者取り分け商業者の中にも、地域人としての自己を発見できていない者が多く、24時間市民としての地域への責任がなおざりになっているところがあります。

地域の財産としての公務員、地域商業・地域企業というアイデンティティを確立することが地域振興において必要であると思っています。



疑問 お名前 花形 2004/09/04(土) 22:17:52 [No 1541]

>公務員の労働基本権は護られるべきです。

護られるべき?とは,どういう意味ですか?現在のままで良いということでしょうか?それともスト権等を与えるべきだということでしょうか?



Re:疑問 お名前 玉井彰 2004/09/05(日) 00:28:38 [No 1542]

現状では、公務員の労働基本権が認められていないという認識です。労働三権をきちんと与えるべきです。無論、制約しなければならない場面もあるでしょう(例:自衛隊員のスト)。



本日のサンプロを見て お名前 花形 2004/09/05(日) 23:16:57 [No 1543]

今朝,テレビ番組の「サンデープロジェクト」に岡田代表が出演していた。
個々の政策について,民主党が政権を取ったらどうするのかという,田原氏の問いに答えるという形式だった。
聞いていて思ったのだが,この人は思想的には民主党内でも真ん中か,それより左に位置していると思った。

現行憲法での自衛隊の海外派兵には否定的だし,公務員の労働基本権についても付与すべき側に立っている。総理になった暁には,靖国神社には参拝しないことも明言している。
元自民党代議士であったとはとても思えない。菅前代表と考え方はあまり変わらないという印象を受けた。
現在の自民党の中にも,岡田代表とあまり変わらない思想の持ち主もいるし,政権交代が起きれば,もう一度憲法議論の中で政界再編があるだろう。



Re:本日のサンプロを見て お名前 玉井彰 2004/09/06(月) 00:15:19 [No 1544]

思想的な右左ということで民主党の議員が評価されるのは、それなりに理解できるのですが、左翼系の人を前提として、自民の左よりの人の方が民主の右よりの人より立派なのかというと、首を傾げてしまいます。

我が国の最大の問題は、中央集権・官僚支配を前提とする自民党政治を継続するかどうかということであり、その問題を克服しようと考えている民主議員と自民党から抜けだせない議員を思想的な座標軸だけで評価することはできないと思います。

以上は、「回答」とは直接関係ない話ですけれども、議論の前提として書いておきます。

岡田氏が思想的にどの当たりなのかは一概に判定できませんが、自民党を野党に追い込み解体消滅させた後には、次の再編が待っていることは間違いないと思います。

私が強調したいのは、政権交代は「準決勝」であり、是を勝ち抜かないと「決勝戦」はないということです。「右」or「左」を切らないと政権交代ができないという発想に陥ると、政権交代ができない(準決勝で負ける)ことになってしまいます。

自民党は「憲法改正」というテーマを投げかけることにより民主党を揺さぶってくるでしょう。これに動揺する馬鹿者が民主党にいるとは思いたくないのですが、「準決勝」ということを是非とも理解しておいて欲しいものだと願っています。

憲法論議の中での政界再編は、自民党の滅亡後であって欲しいと思います。



無題 お名前 成層圏 2004/09/06(月) 23:52:21 [No 1545]

民主党議員の日常活動は、自民党のそれに比べて著しく少ない、と批判されていることを何処かで見たことがあります。

わたしも昨日のサンデープロジェクトを見ていました。都市部の自民党議員になぜ要職につく人が居ないのか、それは、日常居活動に忙殺されてしまうからだ、と誰でしたっけ、言って居ました。

な〜んだ、日常活動って、冠婚葬祭、その他会合の挨拶なのかい?

選挙民の要求だからと、ほいほい追随する議員は、ただの利益代表でしかないのでしょう。
国民をリードできる人物は、そう沢山は居ません。

「国民に支えられている議員」という謙虚な気持ちは大切ですが、政治に向かう真摯な気持ちを売り渡してはいけません。



岐阜の路面電車廃止問題について お名前 花形 2004/09/06(月) 23:56:38 [No 1546]

「玉井彰の一言」に岐阜の路面電車のことが書いてあったので,私も岐阜人として意見を述べさせてもらいます。

全国でも数少なくなった路面電車ですが,岐阜はその中でも廃止にならずにがんばっている数少ないものとして誇りに思ってきました。
ところが昨年,突然,名鉄が撤退を表明したため,地元岐阜市などが存続に向けていろいろな方策を練ってきました。
岡山電軌鉄道という他県の会社も運行をしても良いという発言をしていたし,存続できるものと思っていましたが,岐阜市が存続しても営業利益が見込めないということで,早々と撤退を表明したわけです。

私もこの岐阜市内の長良川を縦断する路面電車を,大学時代に利用していました。私の通っていた名古屋の大学へ通学するにはなくてはならない存在でした。
その電車がなくなってしまうのは誠に寂しい限りです。

岐阜の路面電車は車と平行して走り,乗客の乗り降りも危険でした。電車専用レーンなどなく,自動車が電車の前に割り込むことも,線路の上を走ることも許されていました。
結局は,車社会の中で邪魔者扱いされ利用者も減少傾向であることから廃止になったというところでしょう。

一時は”モノレール構想”というのもあったようですが,それも実らず。
岐阜市のような中都市で地下鉄を引くのは無理があるし,これだけバスや自動車が混在して,毎朝ラッシュに悩まされている状況では,廃止も仕方ないのかもしれません。

しかしながら,採算が合わないのを理由にどんどんと鉄道を廃止にしていくことが,将来,高齢化社会になったときに後悔することにならないか心配です。



Re:無題 お名前 玉井彰 2004/09/07(火) 09:02:20 [No 1547]

おっしゃるとおりで、自民党的な日常活動は冠婚葬祭、イベント参加等々のことをさします。

私は、このことにも挑戦したいと考えています。

私の考える日常活動とは、街頭演説、「新聞」(チラシとも言う)発行等の政策宣伝です。その他の作戦も考えています。



Re:岐阜の路面電車廃止問題について お名前 玉井彰 2004/09/07(火) 09:06:31 [No 1548]

岐阜市には一度も行ったことがないので、一概には言えないと思っています。

ただ、これから光ってくる地方都市は、お城があり、路面電車が走っている都市なのだろうと想像しています。

路面電車を含めた公共交通機関の採算が取れる都市政策・交通政策が必要であると、改めて述べておきます。



選挙2連敗? お名前 花形 2004/09/07(火) 23:59:29 [No 1549]

民主党は衆議院議員の候補者の選定にあたり,2回連続落選者は原則として公認しないとしていますね。
しかしながら,民主党の強い都市部はともかく,地方で勝ち目のない選挙区で出馬する候補には,より高いハードルとなってしまいます。
菅直人前代表は,当選するまでに3回落選していますし,果たしてこの”決まり”が,有効なものかどうか私は疑問です。

ところで,玉井さんも次回が2回目,正念場ということになりますね。
愛媛1区は都市部でも地方でもない中間というところでしょうか。
相手候補は塩崎氏,自民党の若手のホープかと思われていたのですが,このところ目立った動きはない。
したがって,チャンスはあると思います。
次回は比例復活でもいいから,何としても当選して欲しいのですが,いかんせん,四国は比例の枠が少ないので,小選挙区で勝利するか,80%を超える高い惜敗率を得なければなかなか当選は難しいでしょう。

>おっしゃるとおりで、自民党的な日常活動は冠婚葬祭、イベント参加等々のことをさします。

岡山県の参議院議員江田五月氏は,自民党議員と変わりないほどこのような”日常活動”に精を出しています。
江田氏のHPなどは,毎日欠かさず,写真入りで政治活動の報告をしていますし,そのHPの内容の充実ぶりには目を見張るものがあります。
江田氏の”日常活動”は,玉井さんにも参考になるのではないかと思います。ご健闘をお祈りします。



Re:選挙2連敗? お名前 玉井彰 2004/09/08(水) 07:00:57 [No 1550]

御心配いただきありがとうございます。

大体、民主党の方針は「勝てるところで勝つ」というもので、愛媛などは重視されていない地域です。私なりのやり方を見つけていくしかないと思っています。

金の掛かる「日常活動」は、政治資金が入るようになってから考えればいいと思っています。

従来野党がやっていたような、選挙目前にもやもやっと候補が湧いて出るという方式ではなく、「日常活動」重視戦略となると、必然的に消耗戦になってくることになるでしょう。

消耗戦の戦い方如何が問われてきます。

これから、朝の街宣に行ってきます。



花形さんへ お名前 玉井彰 2004/09/08(水) 14:58:44 [No 1551]

早朝、出掛ける前に慌ただしくお返事をしたので、「2回連続落選者は原則として公認しない」との原則についての意見を述べていませんでした。


2回落選者云々の話は、厳しいようですが当然とも言えるだろうと思っています。自前でやっているのならともかく、党から支援していただいているのですから、それなりの成果は必要です。

都市部と田舎の問題、相手の強さの問題については、党本部がどの程度考えているのか、考えていないのか、私には分かりません。

私としては、次の総選挙まで自民党王国・愛媛で暴れることができるだけでも幸せだと思っています。

ただ、率直な感想として、民主党の空白区をつくってはならないとの思いで、100%負ける戦に打って出た者に対して、その選挙を1回とカウントされたのには、正直腹が立ちました。

別に、次の1回で終わりでもいいのですが、最初の挑戦を1回とカウントされることについて、プライドが許さないのです。この思いだけは、本部の方に理解していただきたいところです。

大局的な見地から言わせていただくとすれば、おっしゃるとおり地域性を加味しなければ、本当に自民党を倒すことは困難でしょう。解ける問題から解くといった偏差値秀才的な発想では行き詰まる可能性があります。

この陣地は取るという戦略的な発想から、自民党の牙城に人材と金とを集中投下する作戦も必要だと思います。



人情・・・ お名前 花形 2004/09/08(水) 21:10:27 [No 1552]

>ただ、率直な感想として、民主党の空白区をつくってはならないとの思いで、100%負ける戦に打って出た者に対して、その選挙を1回とカウントされたのには、正直腹が立ちました。

そのとおりですね。
岡山5区の民主党候補だった秦知子さんは,2000年の総選挙に5区で立候補するはずだった加藤という予定候補が敵前逃亡したため(この人は現在は自民党代議士になっています),急遽,選挙告示日直前に公認されるというあわただしさでした。
当然,落選。でも惜敗率は50%を超えました。
そして,昨年の総選挙が2回目の挑戦となり,秦さんは1万2千票ほど増やし,惜敗率も70%近くになり,比例中国で次点になるまでにこぎ着けました。
総選挙敗北後,秦さんは1度はもう一度岡山5区での立候補を考えましたが,ここでも2回連続落選者の”壁”があり,第1次公認からもれました。
しびれを切らした秦さんは,5区からの出馬を断念し,現在は207年参院選比例区からの立候補を目指しているところです。

岡山5区は,典型的な地方の広い選挙区で自民党に勝つのは容易ではありません。
玉井さんのおっしゃるとおり,勝ち目のない選挙区で1回目は負け覚悟で出馬したのですから,これはカウントすべきではないと思います。
それよりも,2回目の”善戦”を評価すべきでしょう。
次回もし,立候補すればひょっとすると当選するかもしれないのです。
民主党にも,もう少し”人情”というものが欲しいですね。



訂正 お名前 花形 2004/09/08(水) 21:13:40 [No 1553]

>現在は207年参院選比例区からの立候補を目指しているところです。

2007年の間違いでした。
この「伝言板」,修正機能が欲しいですね。



Re:人情・・・ お名前 玉井彰 2004/09/09(木) 00:12:03 [No 1554]

岡山の話は聞いたことがあります。

選挙後に宙ぶらりんにされると、候補者はたまらない気持ちになるものです。これは私もよく分かります。

これからは改善されてくるのだろうと思っています。そうでないと、候補者を真剣に口説けないことになってしまいます。



再び,郵政民営化問題について お名前 花形 2004/09/12(日) 00:30:08 [No 1555]

1.郵政事業庁には、東北郵政局や九州郵政局など11ヵ所の地方郵政局があり、先般、高祖議員選挙違反運動が起こったのはその内の一つである近畿郵政局が舞台。郵便局は普通局、簡易局、特定局の3つに分かれる。近畿郵政局を例に取ると、普通局は204局、簡易局は386局、そして特定局は2905局ある。1949年に創設された「簡易郵便局」は、窓口業務を地方自治体や個人、法人に委託していて、近畿郵政局傘下の簡易局も含めて、現在、全国に約4600局ある。一方特定局は、明治時代、国による郵便局の設置が追いつかず、地元の名士を局長に任命にして置いたのが起源で、1941年の勅令で現在の呼び名になった。 郵政事業の創始者である前島密が導入したシステムで、全国に郵便局を早く張り巡らせる為に、各地方市町村の地元名士の建物や土地を利用し、現在にいたる。全国の郵便局の3/4を占める特定郵便局は、簡易郵便局に比べてコストがかかっている。
特定郵便局長は正規の公務員試験を受けずになれる。先代が引退すれば、その息子が局長になる場合が多い。これは不公平極まりないシステムである。また、特定郵便局長の平均年収は920万円だが、国から年間912億円もの渡切費(わたしきりひ)が投入され、特定郵便局は支給されたお金を光熱費や人件費に使えるのだが、悪質な郵便局長はこれらお金を飲食費など私的に流用している。
郵政事業は、郵便、保険、貯金の3つから成るが、選挙は第4の事業と言われるほど、彼らは選挙には熱心である。勿論彼らは公務員なので、公に活動することは出来ない。郵政には特定郵便局長業務推進連絡会(特進連)という公的な組織があるが、夕方5時を過ぎると、全国特定郵便局長会(全特)という私的な組織で活動している。言うまでも無く、特進連と全特は表裏一体の関係にある。全特は全国に約1万8900ある。また、特定郵便局長のOB会「大樹」も、巨大な組織票になっている。

2.電電公社時代は市外電話は大変高かったが、民営化されNTTやKDDIなどが競うことにより、電話料金は格段に安くなった。日本郵政公社が民営化すれば、クロネコヤマト、佐川急便、日通などの民間会社との競争により、安い切手代で手紙やハガキが届く事になる(注意1)。しかし、小泉首相が掲げる郵政改革の真の狙いは、郵便事業そのものでは無く、財政投融資、通称「財投」と呼ばれるものの廃止にある。
 例えば、あなたが300万円を郵便局に行って貯金したとしよう。普通貯金でも定期貯金でも利子が付く。仮に10年後にお金を引き落とすとしたら、その元本300万円と利子を郵便局は払わなくてはならない。ではその利子はどうやって生み出されるのか?答えは簡単、日本道路公団などの特殊法人に貸し出すのである。そして作った道路を走る車の高速料金などの収入から、郵政事業庁に返される。みなさんもご存知の通り、例えば本州と四国を結ぶ本四架橋公団では、予測した交通量の1/3しか車が走っていない。ということは、本四架橋公団は将来、郵政事業庁から借りたお金を返済出来ないということになる。郵政事業庁にお金が返済されないということは、あなたが預けた300万円も返って来ないということになる。(注意2)
 自民党抵抗勢力は、こうした特殊法人の返済不履行による郵便貯金の破綻に全く危機意識が無い。橋本行革内閣では幾つかの特殊法人が整理統合されたが、のちに名前を変えてゾンビのように復活した特殊法人もある。特殊法人を廃止、或いは完全に民営化するためには、財投の廃止は不可欠である。その為に郵政事業は民営化しなければならないのである。

注意1:郵便料金(封書)の比較。日本80円、フランス45円、イギリス41円、アメリカ36円
注意2:実際には、郵政事業庁から財務省にプールされ、そこから特殊法人に貸し付けられていた。一昨年4月からは預託を廃止し、総務省が全額自主運用を始めが運用先はもっぱら国債。

長々とした文章を使用しましたので,失礼。
さて,小泉内閣は郵政民営化についての閣議決定をしました。
これは,「郵政民営化キャンペーン」という民営化賛成派の人のHPから抜粋したものです。
1は特定郵便局の問題点で,2は財政投融資の問題点をあげています。
これらについての,玉井さんの見解をお聞きしたい。




Re:再び,郵政民営化問題について お名前 玉井彰 2004/09/12(日) 08:50:54 [No 1556]

議論の筋道としてはその通りです。

特定郵便局の問題は、角度を変えて見てみたいと思います。「国家の約束」をどう見るかです。郵便制度の普及を急いだ明治政府は、各地の名士にお願いして郵便のネットワークづくりに成功しました。「名士」たちは、子々孫々の繁栄を考えてこの企画に協力したのですから、その約束を守って欲しいと草葉の陰から願っていると思います。「世襲」の比率は低下しているようですが、国の約束が子や孫の代には守られないというのでは国家の信用にもかかわります。納得のいく着地点を議論すべきです。特定郵便局長を弾劾するだけではいけないと思うし、嫉妬がらみの議論を助長するのもどうかと思います。ハッピーエンドの解決は充分あり得ると思います。

郵貯・簡易保険については、即時廃止は困難でしょう。縮小という経過を辿りながら廃止に向かって進んで行く必要があります。その間の「融資」をどうするのかが問題です。国民的視点で納得のいく融資(例えば、中小零細企業への無担保融資)が展開され、資金の流れも透明化しなければなりません。

小泉流の民営化万能論では、融資能力のない巨大金融機関が誕生して破綻し、公的資金が導入され「国営化」されることになりそうです。

また、特権的な待遇の「公社」ないしは「国営企業」が台頭して、民業が圧迫される流れにも要注意です(参考:クロネクヤマトの問題)。

郵便事業は、過疎地・島嶼部では国営事業として存続させ、それ以外では完全な(特権のない)民間企業として株式公開し、自由競争を行っていくべきです。

郵便局のネットワークは、過疎地・島嶼部において、保険・金融の代理店として、また行政の機能を補完する機関として、国民の利便性を確保するような活用方法があります。



染付いているのか お名前 成層圏 2004/09/12(日) 10:56:43 [No 1557]

報道2001を見ていました。櫻井良子さんが、対中姿勢について韓国の対中歴史問題を例に取り、言うべき事をはっきり国を挙げて言わないと中国は動かない、と言った矢先、自民党でも強硬派と思える・・・

中川昭一経済産業大臣「中国も譲るべきは譲らねば」

確か、このように聞えたのだけど???
間違っていたら、ごめんなさいネ。
「・・・・していただく」に代表される謙る表現と言うか、譲歩感覚が染付いている言葉と思いました。
「なんとかしてください」ではなく「こうしろ」という、突きつける姿勢が大事なんだと櫻井さんは言っているのに、男の中川さんがこうでは。



Re:染付いているのか お名前 玉井彰 2004/09/12(日) 11:49:10 [No 1558]

チラッとだけ見ました。

中川氏の意見については知りませんが、主語を置き換えての表現ということだとすると、全体の文脈を見ないと何とも言えません。中川氏が評価できる政治家とは思いませんけれども。

中国へは、キチンとものを言っていかないと、「時効」になってしまいます。もっと危機感を持って議論したいテーマです。



再び,郵政民営化問題について  2 お名前 花形 2004/09/12(日) 12:13:38 [No 1559]

>特定郵便局の問題は、角度を変えて見てみたいと思います。「国家の約束」をどう見るかです。郵便制度の普及を急いだ明治政府は、各地の名士にお願いして郵便のネットワークづくりに成功しました。「名士」たちは、子々孫々の繁栄を考えてこの企画に協力したのですから、その約束を守って欲しいと草葉の陰から願っていると思います。「世襲」の比率は低下しているようですが、国の約束が子や孫の代には守られないというのでは国家の信用にもかかわります。

”国家の約束”?というなら,私たち国立大学の職員はいったいどうなるのでしょうか?
私たちは国家公務員の試験に合格し,公務員になったのです。
それが,政府の都合で,勝手に公務員から「非公務員」へ身分変更されたのです。明治時代の”国家の約束”なんて,今でも通用するものなのでしょうか・・・疑問です。

>郵便事業は、過疎地・島嶼部では国営事業として存続させ、それ以外では完全な(特権のない)民間企業として株式公開し、自由競争を行っていくべきです。

過疎地のみが国営企業でやっていくなんて,本当に可能でしょうか?そんな中途半端な議論が,通用するとは思えません。

ここで考えて欲しいのは,国鉄・電電公社・専売公社が民営化になった時のことです。
当時は,現在の郵政民営化問題と同じように,反対論が労使とも渦巻いていました。
たとえば国鉄は,民営化するとローカル線が廃止になる,全国ネットーワークが崩れて運賃の整合性が図れなくなるとか,いろいろと言われたものです。(ローカル線は実際に廃止にはなりましたが,第三セクターが全国に誕生し,営業を存続した線もありました。)
しかし,実際に民営化になってみて,職員の数は国鉄当時の半分以下の人数ですみ,サービスは良くなる,職員の接遇は良くなる,運賃も上がらない,電車の本数は増え便利になるなど,良いことづくめです。国鉄時代が夢(悪夢)のようです。(笑)
このことから見ても,やはり国営というのは,「親方日の丸」の意識を捨てることはできないということは,既に立証されています。

それから,財政投融資の問題は,特殊法人の無駄遣いに貢献しているだけです。特殊法人を全廃するには,郵政民営化以外に方法はないと思います。
したがって私は,郵政民営化には基本的に賛成の立場です。