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公務員の給与 お名前 玉井彰 2002/01/09(水) 16:43:10 [No 151]

 鳥取県が公務員の給与を積極的に公開しており、話題になっています。結構なことだと思います。幾つかのモデル事例を想定し、年収まで分かるようにするといいと思います。公務員は、年収500万円を超える部分については、単なるサラリーマンではなく、地域づくりのNPO職員であるとの気概を持って頑張って欲しいものです。その気概が見えれば、民間人の怨嗟の対象にはならないと思います。

参照(鳥取県の当該ホームページ)http://www1.pref.tottori.jp/soumubu/shokuinka/kouhyouan.htm



議論するということ お名前 玉井彰 2002/01/14(月) 21:33:11 [No 152]

私の経験する範囲でも、議論をすると感情的対立に発展するケースが多いようです。ディベートの習慣のない我が国では、議論をする経験が乏しく、議論をすることで得られる新たな発見の楽しさを味わったことがないからだと思います。自分の意見が絶対に正しいなどということの方が不自然だという位の緩やかな気持ちで他流試合を楽しんだらどうでしょうか。
 私のホームページでの主張についても、「ここがこういう風におかしい」と論理的に説得してもらえればありがたいと思います。私としても、わざわざ少数派を張るのも辛いですから、うまく解放して欲しいとも思っています。「ボンクラ合併」など不穏当な発言が止め処なく出てくるタイプですので、説得され合併推進派に転向した暁には、謝罪させていただきます。
もっとも、合併を推進する官僚諸氏は議論が嫌いなタイプが多いのではないかと懸念しています。「我々には議論するまでもなく権力がある」と考えるのでしょう。個人の人生を考えた場合、属人的ではない「権力」に依拠しすぎる生き方に修正を加えないと自分自身が難しくなるがなぁ、というのが権力から自由な地点にいる私のような人種の発想です。



日本の未来の議論を!! お名前 玉井 周平 2002/01/15(火) 09:31:34 [No 153]

 今日本は開国以来3度目の危機に貧しているのではないでしょうか
一度目は、江戸幕府の崩壊による諸外国による植民地化の危機この時文明開化と富国強兵により日本は独自性を保つと共に成長したと思います。
二度目は、第二時世界大戦による敗北と国土の荒廃この時は、民主化と戦後復興の中で経済の発展を目指して成長した日本があります。
 今は、政治不信、経済不況、社会不安という 日本人の平和と幸福を否定する要因だらけであります。21世紀の日本をどうするか議論が必要だと思います。
 不信 政治は赤字を垂れ流し、超高齢化社会を迎える日本の社会福祉をどうするかと言う問題に答えようとはしていません。財政再建と未来への展望が必要です。そして世代間の不公平を解消する方策を検討しなければ若い子供達の不信と政治参加は期待できません、むしろ若者自身が現状を分析し自分たちの未来を切り開く気概が欲しいものです。政治不信から自分たちの参加で信頼の政治へ改善を
 不況 経済は低迷を続け 倒産や解雇そして失業が増えています。従来の公共工事ばらまきが良いとは思いませんが21世紀の経済構造はどうなるかという展望が見えません。今の政策では、構造改革は失敗し経済の低迷とリストラ金融不安が拡大しそうです。環境を守る政策、高齢化社会に備える対応そして、日本で不足している住環境の整備や街づくり食料の自給率向上などをする必要があると思います。その為にはプラマリーバランスを考え必要な財政再建の為の増税は必要だと思います。不況は政治が作り出したものもあります。経済の繁栄と人々の幸福のバランスが必要です。不況から幸せな社会への改善を
 不安 多くの国民が不安に思っています。安心の社会を構築する必要があります。国民の3大義務は納税・教育・勤労まじめに学習しどのような社会を作れば人々が幸せに成れるか皆で考え、その為に皆がまじめに働ける場をもうけ、その為に必要な税金を喜んで払えるような社会そのような国民的合意が必要だと思います。様々な不安から安心してすめも日本に改善を



議員ってなんだ お名前 長濱要悟 2002/01/15(火) 09:41:03 [No 154]

実は私も町議会議員です。平成9年に初めての選挙を経験し、昨年四月二度目の経験をし、つまり、現在2期目の議員です。で、現在の合併論議ですが、私のとこの議員さんのほとんどが、いまだ任意協議会すら立ち上げていない、つまり合併相手のことが皆目わかっていない状態なのに、もう、「早く合併した方がいい」などといっています。任意協議会というのはご承知とのとおり相手の行政内容や、財務内容をお互いによく知り合うための期間であり、相互の議会はその後にその相手と合併するかしないかを検討するべきなんです。にもかかわらず、わが議会の先生方はわけ分からないまま、国と県から吹いてくる風に乗って合併を盲目的に進めようとしています。これは議員自ら議会を軽視し、議会を無力化しようとしているものだと思われます。この人たちにとって今までやってきた議員活動、議会活動はなんだったんでしょうか。



Re:日本の未来の議論を!! お名前 玉井 彰 2002/01/15(火) 22:31:55 [No 155]

 「開国以来3度目の危機」と言われるのはその通りだと思います。御主張のように、様々な不信と不安の中で危機が深く進行しており、政治に課せられた任務は大きいと思います。然るに、多くの人が感じるように、政治に問題解決能力がありません。その原因を1つだけ挙げろと言われれば、政治への新規参入が著しく制約されているということです。  以前提言したことの繰り返しになりますが、重複立候補を認めることが有力な手段になりうると思います。即ち、例えば、市区町村議員が国会議員や首長選挙に現職のまま立候補することを認めるのです(負けたら元の鞘に収まる)。その前提として、市区町村議員の定数を現行制度より広げ、多様な人材に政治的訓練を積む場を与えることが必要です(ボランティア議員を制度的に認めれば議員定数を大幅に拡大しても財政的な負担は掛かりません)。文字通り地方自治は「民主主義の学校」となり得ます。政治が新規参入者にとって博打でしかない状態は是非とも改善されるべきです。緩やかな試験の合格者から大仕事をする人物が出て、後にその組織が強大になり、難関の試験になると、硬直的な官僚タイプしか出てこないということが往々にしてあります。新規参入規制の撤廃(緩和)こそが政界に求められます。



Re:議員ってなんだ お名前 玉井 彰 2002/01/15(火) 22:35:28 [No 156]

  今回の合併推進の方針は、地方に著しいモラルハザードを起こしつつあると思います。
従来議員をやってきた人たちは、国や県の仕送りに頼る「ぶらさがり自治」、「ドラ息子自治」しか体験したことがなく、自分の頭で自治を構想することなど頭の片隅にもない方々が多いのでしょう。合併特例債などにより「合併特需」があり得るとの期待感が、長期的展望のない人たちにある種の刺激剤になっています。また、「年金」の恩典での鼻薬も効いていると思います。
現在地方議員であることは、地方自治とは何かを真剣に考えることが出来る良い時代に遭遇したと言えるのかも知れません。お互い、何が地域にとって一番良いかを私心なく考えてみたいものですね。



国会議員と金 お名前 玉井 彰 2002/01/17(木) 18:31:59 [No 157]

自民党元幹事長・加藤紘一氏の秘書の口利き料に関する脱税疑惑で、政治家の口利き料が公共事業費の数パーセントであることが改めて分かりました。同様の手口で資金集めをしている「同業者」のたれ込みがあったのだろうということは、社会人なら簡単に想像の付く話です。考えてみたいことは、政治に金が掛かる原因をどうすれば除去できるかということです。国会議員の主な仕事は自分の選挙区を耕すことです。その為には、地元に秘書を置き、選挙区の冠婚葬祭情報を入手し、選挙民の要望に応える努力をしなければなりません。この部分をなくせばお金は余り掛からなくなります。
 以前にも述べましたが、国会議員の選挙区を抽選にすれば良いと思います。即ち、選挙の直前に選挙区を抽選で決めるのです(新人も同様です)。そうなると、地元との付き合い等ということが問題にならなくなります。後援会が二世議員を担ぐということもなくなります。政治家は常に国民一般に訴える努力をすることになります。その為の活動経費は公的に支援すべきでしょう。政治家の最大の選挙運動は政治の勉強ということであれば、利益誘導政治と決別できるのではないでしょうか。



構造的無能力 お名前 玉井 彰 2002/01/20(日) 18:22:12 [No 158]

江戸時代には各地域に名の通った学識者がおり、中央(江戸)にのみ人材が集中している状況ではありませんでした。明治以降、人材が中央に集中しました。地方は権限も財源も人材も与えられず、中央の指令をを忠実に実行する手足としての機能を期待されるだけの存在になりました。
地方は構造的に無能力化させられたのです。地方が独創性を発揮することは「悪」であり、頭脳を使うことをトコトン規制されました。現在、その延長線上で「合併」が議論されています。問題意識を持たないことで平和にやってきた地方に「対案」はなかなか出てきません。この状況を根本的に変えるにはどうするか。革命に類する作業が必要だと思います。しかし、その方向でしか明かりが見えないのだと思います。中央集権は完全に行き詰まっています。合併推進は問題の先送りであり、中央との心中になるだけです。



合併問題の研修会 お名前 玉井 彰 2002/01/21(月) 21:38:42 [No 159]

今日は、我が地域、伊予市・伊予郡の議員が集い合併問題についての研修会を行いました。講師には、総務省から市町村合併推進室の事務官、玉井健二朗氏をお招きしました。
若い方でしたが、真摯な語り口に好感が持てました。一定の枠組みでしか話すことが出来ない相手の立場を考えると、質問するこちらも考えてしまいます。
 議員については、事務組合以外では交流の機会が乏しく、私のような1期目の者は知らない方ばかりです。平素の交流をしてないのに、いきなり合併というのもおかしな話だなあというのが実感です。



国家公務員・県公務員の分散居住 お名前 玉井 彰 2002/01/23(水) 08:42:50 [No 160]

市町村合併推進の論拠の1つとしてITが挙げられています。インターネット等の技術の進展により広域の自治にも対応が可能になるというのです。しかし、市町村職員や住民より国・県の職員の方がITに習熟しているはずですから、IT技術を駆使して分散居住が可能であるとの結論もあり得るのではないでしょうか。各市町村に国や県の職員がSOHO的スタイルで勤務してくれれば、地域活性化にも役立ちます。十分可能な話だと思います。基礎自治体の自治はフェイス・ツー・フェイスであることが望ましいのに対し、国・県の業務は抽象的な部分が多く、IT化に馴染むと思います。むしろ、分散居住で地域住民との触れ合いを大切にし、現実と遊離しない努力こそが望まれます。外務省の構造汚職も、国民から遊離した外務省の体質に根本原因があると考えます。



選ばれる側が選ぶ側をコントロールするシステム お名前 玉井 彰 2002/01/24(木) 08:21:57 [No 161]

我が国は民主主義国家であるということになっています。しかし、現実は選挙で選ばれる側が選ぶ側を巧みにコントロールする仕組みが出来ており、個々の国民の英知が結集されて代表者が選ばれるということが半ばフィクションとなっています。近年の無党派層と言われる方々が、選ばれる側にコントロールされるシステムから自由な存在として現れてきたことは一筋の光明です。ただし、マスコミ報道等、別の形で民意を誘導する仕掛けにはまるケースもあるでしょう。成熟した民主主義に至るプロセスかもしれません。
 ガチンコの選挙が成立し、幅広い層が「被選挙権」を実質的に行使できる、層の厚い民主政治を実現すべく努力したいと思います。



自治体はリストラを先行すべし お名前 玉井 彰 2002/01/25(金) 22:53:28 [No 162]

市町村は、ともすると、血を吐くリストラが嫌なので合併でお茶を濁そうとする傾向があります。大企業の合併においても、時折見受けられます。しかも、国は問題先送りの合併を選択すると、甘い水を飲むことを勧めています(合併特例債などの恩典)。モラルハザードを国が推奨することになります。
 合併特例債で自治体間の幹線道路を造ろう等という話が浮上し、それに注ぎ込んで終わり。後は借金だけ。そのときだけ土建業者が喜んで、後はその反動で悲鳴を上げる・・・。懲りない人たちが懲りずにぶらさがり自治をするのを助け、自助努力の機会を逃すだけになります。



朝三暮四 お名前 玉井 彰 2002/01/27(日) 08:10:34 [No 163]

優遇措置に目が眩み、後先考えられなくなっているのが今の市町村の実態です。国もいいところを突いています。交付税を減らしながら、一方で優遇措置をとるのですから、白旗を揚げるのもやむなしというところに落ち着くところが多くなると思います。しかし、自治の敗北とは認めたくないので、一応の夢を語ることになります。これが問題です。夢を語る以上、何かをせざるを得ず、それが財政の悪化を招きます。また、それを信じている自治体関係者もいます。この人たちに付ける薬はありません。中国の故事「朝三暮四」そのままです。
私は、今回の合併を受け入れる場合は、率直に自治の敗北を語るべきだと思います。首長は「玉音放送」をすべきです。それが嫌なら徹底抗戦です。私は、それを主張し続けています。血を吐くリストラをやり、真に自立できる地域づくりを行うべきだと思います。



「亡国」への反省 お名前 玉井 彰 2002/01/28(月) 23:18:34 [No 164]

「侵略」への反省だけではなく、「亡国」への反省が、戦前の歴史について考察する上での重要事項です。そのことをコラム<憲法第9条>で考えてみました。



官僚機構の解体 お名前 玉井 彰 2002/01/29(火) 18:31:01 [No 165]

アフガン復興支援会議でのNGO排除問題で外務大臣と次官等との対立が鮮明になっています。政治と官僚機構との対立と捉えるべきでしょう。次官の首だけで済む問題ではないと思います。総理大臣が本気で改革をやるのであれば、相当数の法制度の専門家を雇い、官邸直属の法務部門を創った上で、官僚機構と真っ向から対決すべきです。今なら勝てます。政治が官僚機構を操縦できるチャンスです。外務省に限らず、改革反対派の高級官僚を排除すれば203高地を取れます。
しかし、私は、すでに小泉政権は終わったと感じています。官僚機構と対決する気概は元々持ち合わせていないし、「改革」を叫ぶことがどういうことを意味するかについても見識を持っていなかったのだと思います。



気の弱い内閣 お名前 玉井 彰 2002/01/30(水) 10:29:10 [No 166]

田中外相更迭、野上事務次官辞任、鈴木宗男議院運営委員長辞任ということになりました。「どっちもどっち」、「喧嘩両成敗」という発想なのでしょう。この発想が小泉氏の最大の欠点です。曖昧な解決でしかありません。大臣に反抗する官僚機構を野放しにした個別的解決しか図れないのでは、「構造改革」の実現は無理です。「気の弱い内閣」と申し上げるのが最も緩やかな評価であると思います。
 小泉内閣の実質的破綻は、昨年8月13日の靖国参拝前倒しの時点にさかのぼります。体一つ運べば公約が果たせるにもかかわらず妥協したことが小泉政権の本質を表しています。小泉氏は、「自民党を変える」「自民党を叩きつぶす」には、いささか実力不足の感がある人物です。官僚のシナリオを遂行することしか取り柄のない内閣をこれ以上国民が支持し続けるべきではありません。



大橋巨泉氏の辞任 お名前 玉井 彰 2002/01/31(木) 07:45:45 [No 167]

大橋巨泉氏の参議院議員辞任は田中外相解任に跳ばされた形になりました。本人は一石を投じるつもりだったのでしょう。しかし、議員を辞めても困らない金持ちであることを宣伝したに過ぎないと思います。私も市議会議員をやってみて、一人では演説するだけに終わってしまうということを痛感します。共同作業を行うにはある程度の妥協は必要です。ただし、「政治は妥協」と割り切ってしまうと何も出来ないことになります。単独でも堂々と主張すべきことがあると思います。そのあたりのバランスの問題でしょう。
自民党に政権交代を迫る政治勢力の結集が必要です。議員単独でも、国民がなるほどと思うビジョンが提示できれば、道を開くことは可能です。単独の論点に固執する余り、結果としてスタンドプレーに終わることのないよう気を付けたいものです。その意味では、巨泉氏の辞任は、他山の「石」だと思います。



源泉徴収・年末調整 お名前 玉井 彰 2002/02/01(金) 08:17:09 [No 168]

所得税の確定申告の時期が近づいてきました。一般のサラリーマンは、会社が源泉徴収を行い、年末調整をしてくれるので、何か特別の控除がなければ関係ないという感覚であろうと思います。私は、源泉徴収・年末調整が国民の納税者意識と主権者意識の醸成を妨げるものだと思います。国・自治体に幾らの税金を納めている。この税金の使い方はこうしてくれ、とのメッセージを送るべきです。それが民主主義です。民主主義の原点が恣意的な課税に反対して創られたイギリスのマグナカルタ(大憲章)であることは有名です。この原点を確認したいと思います。
 源泉徴収については一定の合理性があります。しかし、年末調整については、各個人が行い、自己の納税額を確認すべきです。鈴木宗男氏のような政治家に税金は俺のものだというような発言をさせないためにも。



消費税における「益税」問題 お名前 玉井 彰 2002/02/02(土) 11:28:42 [No 169]

消費税については、簡易課税における「益税」が問題視されてきました。ここにメスが入る可能性があります。財務省主導の小泉内閣の下ではあり得る話です。しかし、消費税が導入されて十数年が経ち、中小零細企業では益税も企業の「血肉」に組み込まれてしまっています。予告期間(最低5年は必要)を置かずにインボイス方式に移行されるならば、中小零細企業の倒産が多発するでしょう。現在でも消費税の未払いが多数あるということですから。
 そもそも、導入時に議論すべきでした。「益税」解消を言うなら、その前に、源泉徴収、年末調整での中小零細企業の事務負担を緩和する措置を議論して欲しいものです。少なくとも、年末調整は個人が行うべきです。



言った、言わない お名前 玉井 彰 2002/02/03(日) 11:01:07 [No 170]

「野上前外務事務次官が田中前外相に対し外務省に横槍を入れた国会議員として鈴木氏の名前を言ったか、言わなかったか」が問題になっています。私は、野上氏は言っていないと思います。何故ならば、外務省の高級官僚が田中氏に真実を言うはずがないからです。現職の外務大臣と鈴木氏とどっちを取るかと言えば、無条件で鈴木氏を取るはずです。田中氏は、ある状況下で、自己の印象を述べたのでしょう。
 問題の本質は、外務大臣に公然と反抗する事務方を総理大臣が快刀乱麻に切れるかどうかです。それが出来ない内閣に「構造改革」が出来る道理がありません。この国の最大の敵は、硬直化し内部の調和のみを考える官僚機構です。そのような官僚機構を打破できない政府を持ち続けていることが我が国の弱点です。外務大臣と官僚との対立を「どっちもどっち」というレベルで観客席から眺めることしか出来ない小泉総理の無能力と見識のなさがクッキリ浮かび上がったのが今回の事件です。



失敗する自由 お名前 玉井 彰 2002/02/04(月) 07:45:56 [No 171]

地方には、失敗する自由が与えられてきませんでした。例外的に失敗する例がありますが、極例外的事象です。何時までも子離れしない親のように国や県がつきまとい、結果として「子供」を駄目にしてきたのが地方自治の歴史でした。失敗する自由、自己責任でビジョンを描く自由がなければ地方がぶら下がり自治から脱却することは出来ません。市町村合併をするにあたり、財源、権限、人材のセットを与えろという要求を出さず、ひたすら「県」の言いなりになっている市町村は、真面目にものを考えていないと思います。「お日様西西」今日も安泰で国や県から叱られなければそれで良い、という感覚なのでしょう。真剣に地域ビジョンを考えれば、現状のままの自治の継続を前提として、国、県の合併推進論に与することなど出来ないはずです。少なくとも、地域住民に申し訳ない話です。
 もっとも、中心地になるところは話が違います。周辺部の犠牲の上に多少の利益を見込めます。ただ、周辺部に過大な期待感を抱かせないように事前に説明しておかないと不誠実の誹りを免れないと思います。



再学習権 お名前 玉井 彰 2002/02/05(火) 08:30:12 [No 172]

個人には人生の初期段階において人生を実り多いものとするために学習権があります。これに「再学習権」を加えるべきであると思います。高齢社会においては、人生を二毛作、三毛作にすることが多くの人にとって有意義な生き方になりますし、また、個々人がそれを追求するでしょう。このニーズに対応する「権利」として、再学習権を考えるべきです。
 人生を一つの職業とイコールの図式で捉え、堅い枠組みから一歩も出られない不幸を自覚できない人たちもいます。その代表例が「官僚」です。彼等にとって、自分たちを我が国が復興するための最大の障害物だと考える人種の発想は理解を超えるものかも知れません。そうだとすれば、そこが彼等の限界です。彼等の幸せの為にも、再学習権を行使してもらいたいものです。彼等を人間的に解放し、その能力を社会の為に役立てることが必要です。



TMOの勉強会 お名前 玉井 彰 2002/02/10(日) 07:57:20 [No 173]


 6日、7日は島根県松江市で、タウンマネージメント推進協議会主催の「タウンマネージメント実践セミナー」が開催され、私も株式会社まちづくり郡中取締役として参加しました。「高齢化時代に対応した地域密着型まちづくりの進め方」をテーマに、まちづくり工房・TMO松江の活動が紹介されました。会議所がTMOを担うやりかたで、ソフト事業を中心に多くの事業を推進しています。特に、旧日銀支店の建物を活かしたカラコロ工房の運営は印象的です。財団法人に松江市が資金投入と職員の派遣等を行うなどの強力なテコ入れをし、TMOが運営を行うやり方です。旧日銀支店の建物は9億円(半分は補助)の費用を掛けて改修したものです。立派な建物で松江市の有力な観光資源となっています。テナントも魅力的ですので、今後是非成功し続けていただきたいと思いました。

(掲示板に載せていたつもりだったのですが、手続きに失敗して、数日間空白になってしまったようです)



お年寄りに優しい商店街 お名前 玉井 彰 2002/02/10(日) 21:26:00 [No 174]

松江市の天神町商店街は、お年寄りに優しい商店街を目指した取り組みを進めています。高齢者人口の多い天神町商店街は、松江市の強力な支援もあり、空き店舗の活用により高齢者のたまり場を2カ所造り、交流の場をつくりました。また、東京巣鴨のとげ抜き地蔵を参考にして、毎年1回開かれて賑わいのある天神様のお祭りを毎月1回の高齢者向け縁日として歩行者天国にしたところ、想像以上の人出がありました。高齢者は「買い物」より「お参り」の方が出掛ける口実としやすいということもあるようです。
 人出が多いことが評判になり、他地区からの出店や社会福祉施設の出店等の輪が広がりました。島根大学が商店街の空き店舗に出店するなどの思わぬ発展も見られます。空き店舗に高齢者向けのお店が出店する例もあり、商店街の活性化に繋がる動きもあります。高齢者向けの縁日ということが、「安心で安全な街づくり」への動きに変化しつつあるとのことです。縁日に人出が多いことから、高齢者団体が市に陳情して公衆トイレを建設することになり、目下建設中です。縁日を増やすことも検討されているようです。



志ある女性 お名前 玉井 彰 2002/02/11(月) 21:17:21 [No 175]

  最近、行政の目標として、「男女共同参画社会」なる言葉が躍っています。政治の世界でも、まだまだ女性の数が少ないと思います。しかし、保守系議員の多くは手が後ろに回るリスクを犯さないと当選が難しいようです。一般に、犯罪者に占める女性の比率も少ないわけで、このことからすると、女性の議員(首長)が増えるためには、犯罪(的)行為を犯さない限り当選できない現在のシステムを改める必要があります。
平成14年度より、我が母校・愛光学園では女子生徒の入学が認められました。先日、五百木校長が地域の同窓会に来られて、良妻賢母型ではない女子教育を行うとの決意を述べられました。OBとして、校長の英断に敬意を表します。現在のように無理をして女性に活躍の場を与えるというのは過渡期の現象だと思います。本格派の女性が数多く登場することにより、社会の質が自ずと変化するでしょう。
愛光学園に志ある女性が入学されるよう期待します。



平成官僚は無能か お名前 玉井 彰 2002/02/12(火) 21:35:41 [No 176]

文藝春秋3月号で、堺屋太一氏が「平成官僚は無能すぎる」と題した論考をを寄せています。果たして、平成の官僚は無能なのでしょうか。「能力」を事務処理能力、理解力、暗記力等に分解すれば、官僚の方々には能力があると思います。しかし、問題発見能力や問題解決能力はどうかと言えば、全く無きに等しいのでしょう。時代の変化に気付かず、固定観念に縛られ、組織に過剰適応した彼等は、戦前同様、日本を破滅に向かって引っ張って行こうとしています。
 官僚のシナリオに沿って「改革」しようとする小泉内閣の路線は早晩破綻します。小泉氏自身は官僚機構を使いこなそうと考えているのでしょうが、改革の全体像を説明することが出来ない彼には優先順位を決めることは困難であり、羅列的に幾つかの問題に足を踏み入れ、名目上の「改革」を行うだけであり、官僚の手足として動くだけに終わるでしょう。現在只今、この国のリーダーがやるべきことはただ一つ。1940年以降この国に定着した官僚主導の体制の破壊です。その為に有効な施策が中央集権のシステムを地方主権のシステムに変更することです。堺屋氏が主張されるように、官僚文化の否定も大きな柱になると思われます。「官僚は無能だ」と国民がハッキリ認識すれば、あっと言う間に改革が進むでしょう。



高齢の公職者の給与 お名前 玉井 彰 2002/02/13(水) 21:36:43 [No 177]

幾つになっても議員(首長)を辞めようとしない人たちがいます。新たな人材に席を譲るという発想がないということが残念です。それでも、何らかの理由で使命感が持続しているというのなら、使命感だけでやってもらってもいいのかも知れません。ボランティアではどうでしょうか。財政面での貢献が期待できます。公務員の天下り問題も、ボランティアのみ可能という解決法もあります。出来る人物なら、現役時代に多額の報酬を得て、現役終了後はボランティアで頑張るという生き方がスマートだと思います。



カリスマペテン師・K お名前 玉井 彰 2002/02/14(木) 11:07:37 [No 178]

「改革」を叫びながら見当違いのことしかやらないのは、欺罔行為より質が悪いと思います。旧体制と裏で手を握りながら改革のポーズだけを取る小泉総理の手法にようやく国民が飽き始めました。コラム<野党の責任>を御覧下さい。
小泉氏に対し好意的に見ても、議員30年の不勉強がたたっているとしか言いようがありません。



小さな自治体は本当にやっていけないのか お名前 玉井 彰 2002/02/15(金) 22:19:28 [No 179]

「合併は避けて通れない」という声が日増しに高まってくると思われます。地方交付税の削減が自治体の自信を奪っています。しかし、合併したとしても支出の削減は必要です。それなら、合併せずに支出の削減を真剣に考えるべきです。問題の先送りの別名が「合併」です。
  小さな自治体が自治を維持できるように考えるべき立場にいる人たちがいます。それは「県」の人たちです。彼等がいち早く責任を放棄し、合併の露払いを始めたことには強い憤りを感じます。県が小さな自治体の事務を下請けとして引き受ければ、小さな自治体も自治の幕引きをしなくても済みます。そのことをきっちり県に言えないことが問題です。県を「上位機関」と考える思考が身体の隅々まで占領しているのです。このことが地方の自立心を著しく奪っています。「自治体の尊厳」を自覚し、足らざるところは県が補うべきだとの主張をしていくべきです。



世田谷区と川場村 お名前 玉井 彰 2002/02/17(日) 22:53:43 [No 180]

東京都世田谷区と群馬県川場村とが合併を検討していると新聞が報じています(朝日新聞を読みました)。東京都と群馬県は間に埼玉県があります。通常の飛び地とは違う形になります。区の研修施設があり、小学5、6年生が全員宿泊するなど、多くの住民が交流を続けている間柄です。
合併には様々な形があり得ると思われます。地域戦略として合理性があれば、それはそれで良いのではないでしょうか。都と県の合意という要件があるので実現するかどうか分かりませんが、面白い実験だと思います。ただし、「合併」特例法はあっても、「分離」特例法はないという偏った法制度の下では、合併が失敗した場合、分離の方が難しく、「実験」などと軽々しくは言えない面があります。