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日本が「歴史を繰り返す」時 お名前 安倍川餅 2005/11/01(火) 00:01:21 [No 2700]

 これまでも地方や労働者たちに凶刃を揮い、「江戸の悪代官」と化している小泉政権ですが;ハゲタカ外資の為でしかない郵政民営化に反対した党員を「粛清」する姿勢を見てると、とうとう地に落ちたかという感じです。
 小泉首相は選挙前から、「(党内の)反対派は問答無用で消す」という冷酷さが目立ってはいましたが、これに加えて、地方の市町村や労働者を虫螻のごとく潰し、しかも二進法的ワンフレーズで大衆を釣っているから始末が悪い。冷酷さはスターリン並、狡猾さはヒトラー並で、国民新党の政治家たちが「小泉はヒトラー」と恐れるのも肯けます。
 イラクへの派兵でも懲りず、戦犯神社靖国に行こうが、米軍の原子力艦を入れようが、横暴やりたい放題。そして今度は、憲法の前文と第九条を葬って、自衛隊を実質上アメリカの傀儡軍にする条項を強いる魂胆です。そして、六十年前と同じ軍事独裁国家への地均しが、権力者への盲目的崇拝と、侵略戦争の居直りで悪名高い「つくる会」の教科書や、「2ちゃんねる」のような右翼系掲示板でしょう。
 これまでも自民党政権はアメリカベッタリの態度は根強いですが、小泉政権は余りにも露骨です。小泉首相や竹中蔵相のアメリカ一辺倒の路線は「新自由主義」と呼ばれています。軍国化は勿論ですが、地方の市町村を強引に潰す姿勢は、民衆を「腐ったリンゴ」として虐殺したポルポトやトルーマンを思わせます。
 ヒトラー、スターリン、ポルポト、トルーマンの四大独裁者の特徴を持つ小泉首相が大勝しては、日本が「歴史を繰り返す」時は近い。



Re:日本が「歴史を繰り返す」時 お名前 玉井彰 2005/11/01(火) 11:39:01 [No 2702]

「小泉独裁」は、小選挙区制度の持つ特性でもあります。

ただ、「民主集中性」になってきている自民党の状態への反動は早晩出てくると思います。

社会全体としてブレーキが利きにくくなっていることへの危機感を持つ必要があります



同じか違うか お名前 成層圏 2005/11/04(金) 12:31:49 [No 2705]

加戸さんが、「後任知事は中村くんがいいね。出るなら応援するよ」と言ったか言わないか、ともかく、現職知事が言うのはもってのほかと批判をする人たちが居ます。
一方、
小泉さんは、後継者には経験を積んでもらうと言って閣僚を決めて第三次内閣が発足しました。

加戸さんが「この人がいいね」ということと、小泉さんが「次期総理はこの人とこの人と・・・・」と半ば指名することは、政治的にどれくらい違ってるのでしょうか? 素人にはよくわかりません。



Re:同じか違うか お名前 玉井彰 2005/11/04(金) 14:10:30 [No 2706]

小泉氏が後継を指名するかどうかは不明ですが、指名するとして、彼は自民党総裁であり、辞める場合でも党への影響力が相当程度あるとすれば、「指名」に力があることになります。

加戸知事の場合、自民党県連が推して知事になっている立場であり、自民党県連からすれば、知事は俺たちが決めると言いたいところだろうと思います。しかも、中村氏はかつて自民党と戦った立場の方だという面もあります。

もちろん、知事が推せば大きな影響力があるでしょう。自民党に有力候補がいないことが前提になっていると思いますが、いたとしても相当程度の影響力はあると思います。

ただし、「後継指名」自体が、選ばれている立場と矛盾するとの批判はあり得るところです。



青年会議所とは? お名前 安倍川餅 2005/11/05(土) 14:36:45 [No 2707]

 各地の合併において、青年会議所が推進者として多く現れています。これまでも、自眠党政権の茶坊主となって来た青年会議所ですが、「日本再編絵巻」なる物まで掲げて、全国の市町村をバタバタ葬り去ろうとして自惚れています。又、長野オリンピックの招致を推進した者も青年会議所ですし、静清(せいしん)合併の住民発議を発ち上げた者も青年会議所です。
 青年会議所が合併に血道を上げるのは何故なのでしょう?それは、青年会議所が自眠党青年部だからなのでしょうか?



Re:青年会議所とは? お名前 玉井彰 2005/11/05(土) 15:56:32 [No 2708]

自民党青年部だと考えてもいいと思います。

商工会議所や会議所青年部、商工会等々も、自民党を支持する一翼となっていますが、これらの組織はそのときの政権を支持することになります。

JCについては、そのときになってみないと分かりません。ただし、個々の構成員の方々は善意で地域づくりを行っている方々です。

自民党は、地域づくりの面では従来貢献してきました。このことと、小泉自民党の地方切り捨て路線とがどのような関係になってくるのかが注目されます。



合成、もしくは お名前 成層圏 2005/11/05(土) 22:31:05 [No 2709]

先日、産経新聞に掲載写真に関する謝罪記事が載っていました。(実際見たのはWebですけどね)それは、月にコウノトリの写真で、大層見事な構図だったそうです。しかし、それは月とコウノトリを別々に撮って合成した物で、「合成写真」のキャプションが付かなかったことへの謝罪でした。撮影したカメラマンは数日粘ってカメラを構えたにもかかわらず納得の写真が撮れなかったので合成を試みたところ、それを見た編集部が「素晴らしい!」と言ったために「合成である」と切り出せなかったのだそうです。合成を見破ったのは社内の人間で、ピントの問題から合成したのではと判断したそうです。おそらく、月にもコウノトリにもピントが合っていたのでしょう。

この写真による人的物的被害は皆無と言っていいでしょうが、謝罪会見をいち早く開き、謝罪記事を掲載したことはジャーナリズムの取るべき行動で良いことだと思います。まあ、深読みしますと朝日新聞への当てつけもありましょうね。いや、こっちが本命か。

さて、この合成写真問題をもう少し広範に考えてみますと、写真は真実を捕らえるかという問題に行き着きます。

報道写真の「合成」がいけないのはわかっているが、
では
「トリミング」
はどうなのでしょう?

国旗を燃やしている不審な人物のアップ写真の周りには一体どんな風景が広がっているのでしょうか?

バケツに水を構えている人と、数人のマスコミ関係者だけだったりして。



Re:合成、もしくは お名前 玉井彰 2005/11/06(日) 10:30:23 [No 2710]

真実の追求ということからすれば、合成はもちろん、意図的な編集も不当であるということになると思います。

選挙で、記者が意図するような映像を撮るために、随分協力しました。記者やカメラマンの考える記事が先にあるようです。



好戦的平和主義 お名前 成層圏 2005/11/07(月) 23:43:07 [No 2712]

愛媛新聞しか購読してないので他紙の読者投稿欄の様子はたまに行くレストランの新聞で知るくらいですが、愛媛新聞の「戦争反対、靖国参拝反対、憲法改正反対、小泉改革反対、等々」の論陣を派る方々の文章は、なんであんなに好戦的なのでしょう。

目を吊り上げ、つばを飛ばし、今にも鉄砲をぶっ放す勢いです。

その勢いで、「中国様!、どうか私達日本人を刺激する行動を取らないで下さい。そんなことをすると、やがて日本人たちは貴方型の武装を理由に軍備を増強し、一触即発の危機が訪れるやに想像します。それは絶対に避けねばなりません。・・・・・・・・・んんん、分らない??
・・・・・いい加減にせんか〜〜〜っ!! お前ら、ODAは明日からストップじゃわい!」と言ってくれんか?

まあ、彼等には戦争は相手があって起きることとの認識が無いので、無理か。



Re:好戦的平和主義 お名前 玉井彰 2005/11/08(火) 16:15:57 [No 2713]

最近、お望みのような状況が整いつつあるようです。

若い方々の中で、「中国は生意気だ。やっつけろ」という意見が強いようです。ところが、自分達が命を捨てて、というリアリティーはないようなのです。

9.11選挙で示された熱狂が、日中戦争へと駆り立てる方向に向けられる可能性は小さくありません。最近、5歳以下の子供を見ると、切なくなります。日中戦争ありとすれば、彼等が被害者になる可能性があります。

アジア人をしてアジア人と戦わせる。アメリカの戦略がそうなった場合には、屁のような地方紙がいくら声を張り上げても、どうにもなりません。



アルベルト・フジモリ お名前 成層圏 2005/11/09(水) 00:53:12 [No 2715]

フジモリさんがチリに行ったけど、彼は本気ですね。
チリは世界的に見ても法制度がしっかりしているそうですから、チリ政府はライオンの檻にフジモリさんを投げ込むようなことはしないでしょう。また、チリはペルーと国境問題を抱えているそうですから、大統領選フジモリ勝利の可能性が僅かでもあればフジモリを粗末には扱わないでしょう。

拘束されたのが早すぎたのは想定外だったのではないかといいますが、遅かれ早かれ拘束されるなら早い方が良かったのではないか。彼はそこまで考えているはずです。

ペルー国民にとって、現政権とフジモリ政権はどちらが良いのか。おそらく、フジモリ政権でしょう。韓国は新政権が前の政権を粛清するのがもっぱらですが、ペルーはこれとはちと違いがある。

日本大使館人質事件解決は記憶に新しいところですが、決断と実行のフジモリさんなら大統領選勝利の可能性を感じます。凄い人生だ。



Re:アルベルト・フジモリ お名前 玉井彰 2005/11/09(水) 10:37:38 [No 2716]

虎穴に入らずんば、ということでしょうか。

フジモリ氏については、私にはその評価を判断しかねますけれども、凄い人生であるということは言えるだろうと思います。



アルベルト・フジモリ 2 お名前 成層圏 2005/11/09(水) 19:37:15 [No 2717]

彼は何故こうまでしてペルーに帰ろうとするのでしょう。
誇りのためでしょうか、カネのためでしょうか?
故国のためでしょうか、我が身のためでしょうか?
自ら危険に立ち向かおうとするその姿を、嗤うやつ、黙視するやつ。

彼がペルーに帰ることで国内に争乱状態が発生する「恐れ」があります。内戦にまではならないでしょうが、そういう「平和」を乱す行為を、日頃「戦争反対!」と叫んでいる人はどういう目で見ているのでしょうか?「なぜ出国させたんだ」と何故言わない?



青年会議所とは?(2) お名前 安倍川餅 2005/11/09(水) 22:02:04 [No 2718]

>JCについては、個々の構成員の方々は善意で地域づくりを行っている方々です。
>自民党は、地域づくりの面では従来貢献してきました。

 果たしてそうでしょうか?各地の青年会議所のメンバーは、単に「合併!合併!」「大きいことは良いことだ」を念佛して、地方や市町村の抹殺に加担しているだけに見えます。実際に、「合併」しか頭に無いのですから。
 又、小泉政権よりも前から、「地方は邪魔者だ、片付けろ!」という姿勢は、自眠党内には根強いのではと思います。前述の静清合併も、1997年6月(実は、大浦合併の市長会談も同時期)の両市長会談を経て、1999年に清水青年会議所が住民発議を起こした経過をたどっています。インチキ地方分権法と、合併特例法の成立も1999年です。小泉政権の発足は2001年4月末ですから、いずれも小泉政権以前ということになります。
 それに加えて、静清合併の後も、二市の青年会議所は解散していません。合併を強行しておいて、自分たちは居直っている有様です。

 あと、「合併!合併!」「政令都市になれば好い事がある!」と唱えている総無大臣(蔑)の片山虎之助は、小泉政権で総無大臣となりましたが、森政権(森・元首相は、小松青年会議所の出身)からの自痴大臣・総無大臣です。
 自眠党内での違いは:
(1)片山や小泉や竹中のような、市場原理絶対主義者。
・「大きいことは良いことだ」論者。一握りの過密都市・富豪を富ませて、大多数の中小都市・労働者を亡ぼす姿勢。アメリカ一方のみの軍国化路線。昂奮型。
(2)郵政民営化に反対して除名された者(亀井、綿貫など)のような、党内中道派、若しくは党内左派。
・八方目配りや分配型を望む姿勢。近隣諸国との関係も軽視しない。沈着型。
 これら二者の違いだろうと思います。



Re:アルベルト・フジモリ 2 お名前 玉井彰 2005/11/09(水) 22:18:04 [No 2719]

そこまで考えて「反対」する人はいません。

個人の自由です。



Re:青年会議所とは?(2) お名前 玉井彰 2005/11/09(水) 22:22:02 [No 2720]

大きなまとまりになることで、スケールメリットがでてくると考えるのでしょう。それが結果として地方切り捨てになるというところまでは考えないわけです。

地方で分配する資金が減れば減るほど、政権党に求心力が出てくるという皮肉な面があります。地方ではこれまでのストックがあるため、あえて政権党に逆らうというリスクを取りにくいのです。



アルベルト・フジモリ 3 お名前 成層圏 2005/11/12(土) 11:30:26 [No 2721]

ペルー政府が怒っています。フジモリの日本出国とチリ入国に関する事前情報が全く無かったことについて、筋を通しています。中継したメキシコも通過させた職員を解雇してまで、毅然とした行動をしています。

日本政府は「フジモリのことなんか、知らんかったし、知る必要も無い」なんて、恍けています。いや、恍けているのではなく、本当に掴んでいなかった可能性がある。メキシコのように、通過させた職員を解雇することは無いにしても、誰が通過させたか、直ちに調査したか? 「フジモリが、たった今、離陸しました!」くらいの情報が政府に届いていたのか?

CIAは、果たして情報を掴んでいたのか? 日本政府にその情報は届いていたのか?



Re:アルベルト・フジモリ 3 お名前 玉井彰 2005/11/12(土) 14:08:43 [No 2722]

メキシコの場合は、国際手配者のフジモリを素通りさせたということが問題なのだと思います。

日本の場合は、自国民ということで引き渡しを拒否していました。これとの関係で、国際手配者だからチリに通知義務があったのかどうか、私の知識では分かりません。

なお、ペルー外務省が日本政府の対応を不快として駐日大使を召還したことについて、「両国関係には影響しない」とも述べており、国民には政府の「断固とした態度」を示しつつ、外交に配慮した対応であることを示しています。

要するに、一定のポーズが必要なのでしょう。



アルベルト・フジモリ 4 お名前 成層圏 2005/11/13(日) 11:04:00 [No 2723]

ペルーの副大統領が「日本との国交を断絶すべきだ!」と発言しています。踏み込んだ発言です。ペルーの現政権にとって、フジモリの大きさが分かる気がします。

これでますます、ペルー政府は法に則った扱いをせなばならなくなりました。もし、暗殺とかの違法行為にでるようなことがあれば、国際的な批判はもとより、暴動が発生するやもしれず、フジモリは死してペルーの星になるかもしれません。

小泉さんの言う「おれは死んでも良い」とは次元の違う決意でフジモリは日本を出国したのでしょう。



Re:アルベルト・フジモリ 4 お名前 玉井彰 2005/11/14(月) 13:38:51 [No 2724]

たった1人の人間が帰国するだけのことで、常軌を逸した反応を示すということですから、フジモリ氏の存在の大きさが分かります。

日本の場合と違い、本当の命のやり取り。フジモリ氏の「帰国」は大博打というより、生死をかけた真剣での戦いです。



二大政党論 お名前 安倍川餅 2005/11/16(水) 02:33:41 [No 2725]

 ハゲタカが跋扈し、民衆は右転回して気味悪い世相です。そんな中で、自民党と民主党の「二大政党」は堕落するばかり。路線が明確な政党は、政党助成金を拒絶する共産党だけという有様です。
 民主党は、党首が松下政経塾OBの前原誠司に変わってからは、「対決より対案」とか言って「政権交代」の姿勢を投げ棄てて、小泉自民党と360°同じ方向に変わるのだから、酷いものです。
 「二大政党」とか言われますが、アメリカ式の二大政党は、金王国のような独裁国家と五十歩百歩です。というのは、共和党と民主党が、360°同じベクトルで動き、両方とも冷酷な軍事国家・市場原理絶対主義の路線を走っているためです。
 日本でも、特に民主党の実態は、分裂前の自民党(小泉一派と国民新党の対立)ともある意味で似ています。左から右まで両極端。分裂前の自民党には、前述の通り(1)市場原理絶対主義のグループと、(2)政府は市場を野放図にせず、幾らか規制すべきだとするグループの、二つの流れがありました。
 民主党も同じで、市場原理絶対主義や軍事国家路線を掲げるグループ(松下政経塾グループに多い)と、八方目配りや穏健路線を掲げるグループ(主に50代〜60代のグループに多い)の二つの流れが混在していて、互いに背を向いているように見えます。ですから、分裂して似通った党派で統まった方が、国民にとっても判りやすくなります。
 (1)小泉・竹中流の挑発外交・市場原理絶対主義か、(2)アジア重視外交・八方目配りの分配主義か…。これらの流れが明確になれば、政治の淀みも解消できるでしょう。
 政党が何個あっても、方向性が与党とは180°違う、若しくは270°違うものでなければ、意味が無いでしょう。



Re:二大政党論 お名前 玉井彰 2005/11/16(水) 10:22:02 [No 2726]

野党が分立すると、「何故大同団結ができないのか。坂本龍馬を見ろ。」と言われます。

大同団結をすると、「寄せ集めではないか。主義主張を貫け。」と批判されます。

対立軸ということを強調すると、現在の政党を分断するところに線が引かれることになります。しかし、選挙の現実としては極めて難しいことになります。



都市や村の地位が低い理由 お名前 安倍川餅 2005/11/19(土) 14:15:12 [No 2727]

 日本では、都市や村の地位が低いといっても誤りではない。これはは、色々な書物や雑誌で、出身地名の表記が「都市名」で表記される物が殆ど無い事にも現れています。都市名で表記してはいけないのでしょうか?と勘繰りたくなります。
 考察ですが、基礎自治体(都市や村)の地位が低い理由として、(1)中央主権で画一的な体制は勿論ですが、(2)府県制の絶対視、があると考えられます。
 今の府県制は、明治維新期の1871年に作られた制度で、律令制の「令制国」(最近の歴史学ではこう呼ぶらしい。俗に言う「旧国名」)に倣って作られた制度です。律令制は中央主権の発想ですから、自治体の単位も「大から小へ」の発想になります。律令制では、「市」「村」というような「小から大へ」の単位ではなく、「国」「郡」「里」というような「大から小へ」の単位が多く使われています。
 それ故に、令制国や府県においては、都市や村は「基礎自治体」ではなく、「出張所」という発想です。特に、1871年の府県制では、都市名が府県名となっている府県も多いので、これも都市の地位の低下に拍車を乗けています。
 令制国や府県を絶対化する発想は、1290年前の律令時代ならともかく、都市が未発達の時代ならともかく、都市が発達して来た現代においては、時代遅れの発想でしょう。これに加えて、「都道府県市区町村」みたいに、基礎自治体の単位の定義が非常に曖昧です。これも、都市や村の地位を低めています。
 今日の愚げた市町村合併ブームも、(1)基礎自治体たる都市や村の地位が低いから、(2)中央を猿模倣して外見だけ巨大になろうとして起こっている、とも言えます。



Re:都市や村の地位が低い理由 お名前 玉井彰 2005/11/19(土) 20:23:14 [No 2728]

基礎自治体がしっかりした基盤を持ち、独自の戦略で生きていけるのが地方主権型社会です。

国→県→市町村という統治の図式から解放される必要があります。

地方議員=内野手、国会議員=外野手という考え方が自然になっていくべきです。ピラミッドの上限関係と考えている間は駄目です。



都市や村の地位が低い理由(2) お名前 安倍川餅 2005/11/20(日) 04:38:03 [No 2729]

<2727号の訂正>
(誤)律令時代ならともかく →(正)律令時代のように

<以下本文>
 都市(や村)の地位の低さは、ひたちなか市・さくら市・みどり市・さいたま市・かすみがうら市の「北関東五愚」(五愚は“ごばか”と読んで下さい)にも象徴されています。四国にも、東かがわ市・さぬき市・四国中央市の「四国三愚」が、九州にも、北九州市・うきは市・あさぎり町・南さつま市・いちき串木野市の「九州五愚」がいますが、実に酷いものです。

 一方で、「北関東五愚」や「四国三愚」などの旧称である「勝田」「喜連川」「浦和」「川之江」といった名称は、明確な由来を持った名称です。それらを、「ひらがなにすれば親しみやすくなる」「道州制の名称を付ければ霸権を握れる」とか言って、都市名をひらがなや方角にする発想には、幼稚化を感じます。桜が多いから「さくら市」、東京のすぐ隣だから「西東京市」、四国の中部だから「四国中央市」、意味不明な「ひたちなか市」…。
 平成の大合併よりも前からこの傾向は存在しますが、奇を衒った幼稚な都市名で、都市の地位が上がるはずもない。

 しかし、これらの幼稚なネーミングが蔓延する要因は、都市や村の地位が低いためです。日本以外の国では、出身地や開催地などの地名は、都市名や村名で表記されるのが常識です。つまり、都市や村(基礎自治体)の地位が高く、基礎自治体(都市、村)と広域地名(道、県、郡)のネーミングも異なるように付けられます。
 例えば、海外では、「広島」と言ったら「広島市」を指しますし、「愛知」といえば「愛知市」という意味になってしまいます。日本の地理や行政は、これを判っていません。

http://www.city.tochigi-sakura.lg.jp/gappeikeii.html
「さくら市」の公式頁
http://marblog.net/gappei/20050220-652.php
バカ市町村合併問題まとめブログ