これまでも地方や労働者たちに凶刃を揮い、「江戸の悪代官」と化している小泉政権ですが;ハゲタカ外資の為でしかない郵政民営化に反対した党員を「粛清」する姿勢を見てると、とうとう地に落ちたかという感じです。 小泉首相は選挙前から、「(党内の)反対派は問答無用で消す」という冷酷さが目立ってはいましたが、これに加えて、地方の市町村や労働者を虫螻のごとく潰し、しかも二進法的ワンフレーズで大衆を釣っているから始末が悪い。冷酷さはスターリン並、狡猾さはヒトラー並で、国民新党の政治家たちが「小泉はヒトラー」と恐れるのも肯けます。 イラクへの派兵でも懲りず、戦犯神社靖国に行こうが、米軍の原子力艦を入れようが、横暴やりたい放題。そして今度は、憲法の前文と第九条を葬って、自衛隊を実質上アメリカの傀儡軍にする条項を強いる魂胆です。そして、六十年前と同じ軍事独裁国家への地均しが、権力者への盲目的崇拝と、侵略戦争の居直りで悪名高い「つくる会」の教科書や、「2ちゃんねる」のような右翼系掲示板でしょう。 これまでも自民党政権はアメリカベッタリの態度は根強いですが、小泉政権は余りにも露骨です。小泉首相や竹中蔵相のアメリカ一辺倒の路線は「新自由主義」と呼ばれています。軍国化は勿論ですが、地方の市町村を強引に潰す姿勢は、民衆を「腐ったリンゴ」として虐殺したポルポトやトルーマンを思わせます。 ヒトラー、スターリン、ポルポト、トルーマンの四大独裁者の特徴を持つ小泉首相が大勝しては、日本が「歴史を繰り返す」時は近い。
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