・小泉政権…2001年4月発足。丁度60ヶ月前。 ・労基法と労働者派遣法の改悪…1998年10月国会上程。丁度90ヶ月前。これから現在までに至る90ヶ月が、「失われた7年半(90ヶ月)」です。
この「失われた7年半」の中に、何が入っているか。フリーターやニートに象徴される雇傭の悪化は勿論ですが、地方都市と村の抹殺(市町村合併ブーム)も、「失われた7年半」の中に入っています。 今から15年前、私が中学生の時、「一つの国で、色んな所があるんだな。」って、地理の時間が好きでした。ですから、第2967号でも示したように、地方都市を舞台にした作品が大好きです。 それが、「失われた7年半」で、無味乾燥な都市名や、「基礎自治体」とは呼べない広過ぎる市が蔓延して終いました。街の在り方や自治の単位は軽視され、“http://glin.jp”に象徴される政令指定病患者の巣窟、総無省の犬まで現れる始末です。もしも私があと15年遅く生まれていたら、日本地理が嫌いになっていたでしょう。
又、「失われた7年半」で、日本の美風やヒューマニティーまで消え失せました。人を人とも思わない小泉政権とアメリカ型社会の影響で、価値観は冷酷な物へと単一化し、社会には『ワンナイ』のような悪事居直りが蔓延しています。
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