地方を根本的に変えようとするならば、公務員に一般の労働者と同様労働基本権を与え、その替わり各自治体が自ら危険を冒して大胆な人事が出来るようにすべきです。そうでないと地方から富を生み出すことが出来るような優秀な人材が集まりません。公務員と民間との移動が自由に行われ、身分の異動が個人にとって不利に働かない社会であれば、個人の能力を最大限に引き出すことが可能です。優秀な人材を獲得できる地域が勝つのだということになっていないのは、地方が保護され過ぎていることと裏腹に、規制され自由が認められていないことによるのです。自治体が経営破綻すれば法人格を失い住民や土地は他の自治体に所属するようにすべきです。自治体に破滅する自由を与え、真剣勝負の自治が行われるようにすべきです。
|