言うまでもなく、基礎自治体とは市町村を指す。自治の単位は市町村だから、1個の都市や村によって、初めて住民自治は為されるものである。 ところが、政令指定病患者の発想は、「区」を作ることしか頭に無いが、「区」を作る為に合併するなんて本末転倒である。「区」を作る位なら、始めから合併しないか、分割して新しい「市」を設けるのが、基礎自治体の概念である。 政令指定病患者の発想は、基礎自治体の概念とは相容れないもので、真昼と真夜中のように対蹠的である。 そもそも、「“区”を設ければ善いんだ」としか考えない政令指定病患者は、「区」に執着して「市」を軽視するから、基礎自治体の概念や自治意識なんて持ってるはずがない。 どんなに個性的・独創的な都市でも、死んで「区」になって終えば自治権を失い、地図から消される。「市」でなければ自治権を失うから、そうなれば合併前の都市(旧都心)は潰滅する。勿論、風土の成長など望むべくもない。 政令指定病患者は、幾ら膨大な人口や面積でも、「区」が有れば合併前の旧都心は潰滅しないと言う。しかし、そんなのは詭辯である。「区」で取り繕おうとする発想自体が、旧来の都市を潰滅させても、厚かましく振舞う発想だからである。
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