ラクスの夜:前編









「ん・・・・っ」

こうして、アスランに抱かれるのは、何度目だろうか。

初めて抱かれた時の事など、とても昔のように思える。

「ラクス・・・・。」

「ん・・・・あぁっ・・・いやぁ・・・っ」

確か、あの時に・・・・。





それは、静かな夜だった。

アスランと会った後、自室でくつろいでいた時の事だ。

コンコン・・・

「どなたですか?」

そう言って扉を開けると、アスランがいた。

「まぁ、アスラン。忘れ物でも?」

「いや・・・・、そういう訳じゃないんだけど」

アスランはそう言って真剣な面持ちでラクスを見つめた。

「とりあえず、中にお入りになって下さい。」

ラクスはアスランを招きいれ、お茶の用意をし始めた。

「ラクス、お茶はいいですよ。」

「アスラン?」

振り向いたラクスは、ベットに倒された。

「僕の・・・僕のものになって下さい。」

ラクスは、しばらく状況がわからずきょとんとした。

そして、すこし微笑んで言った。

「私は、アスランのものですよ?」





「アスラン、あの・・・・」

少し恥ずかしそうに、ラクスはベッドの上に自らの純白の肌をさらけ出している。

それはアスランも同じなのだが、ラクスの裸を眺めるうちにアスランのものが
徐々に起きてきて、長く伸びてきた。

ラクスがそれに気付き、不思議そうな眼で見た。

アスランは慌てて、そのものを覆い隠すが、そのものは成長を止めない。

「アスラン、どうしたのですか?大丈夫ですの?」

ラクスは心からアスランを心配して言った。

「いえ、あの・・・・・」

アスランは言葉が見つからず困惑した。

まさかラクスに真実を説明することなどできまい。

「サイズが変わりましたよ?どうしてですの?」

アスランの視線はラクスの胸辺りを彷徨っている。

「いえ・・・その・・・あなたが美しすぎるから・・・・」

「まぁ・・・アスラン・・・・。」

そう言いながらラクスはプラントで受けた保健の授業を思い出して、
目の前で起こっている現象の見当をつけた。

「触れてもいいですか、ラクス。」

アスランが顔を赤らめて言う。

「えぇ、もちろんですわ、アスラン。」

アスランはラクスの体に指を滑らせた。

やがてラクスの膨らみ辺りに到達し、頂点を中心に揺らしていく。

「あっ・・・・!」

ラクスの美声が、アスランの刺激に震える。

そのままアスランの指は、下の方に滑り降りていった。

「ん・・・・はぁっ・・・・!」

アスランの指が、初めてラクスに挿入される。

ラクスは初めての痛みに驚いていた。

くちゅ・・・・っ

「ア・・・アスラン・・・痛いですわ・・・・っはぅ・・・・」

「すみませんラクス・・・・。」

アスランは指を引き抜き、そこを舐めだした。

「ふ・・・っあぅっ・・・・!?」

ラクスのそこは熱くなり液が滲み出ていく。

アスランは体勢を変えた。

アスランは指でラクスのそこの位置をしっかり確認する。

「ラクス、少し痛いですよ我慢して下さいね。」

そのままアスランはラクスに刺激され硬くなったものをラクスに挿入しようとした。

なかなか、小さな穴はアスランを受け入れない。

アスランは指でラクスを広げ、勢いに任せてアスランはそのものを一気にラクスに突っ込んだ。

「ふ・・・っ?いやぁぁっぁああぁあああ!!!」

激痛がラクスに走り、シーツに血が付く。

破瓜が起こった事を確かめると、アスランは満足そうに微笑んだ。

「はぁ・・・・はぁ・・・・・っ」

ラクスはまだ苦しそうである。

それはもちろんアスランにもわかっている。

ラクスのまだ狭いそこは、アスランをきつく締め付けるのだ。

「動きますよ、ラクス・・・・。」

そのままアスランは腰を上下に激しく振った。

「いやぁぁぁぁっ!!!」

やはりまだ、ラクスのそこはアスランのものを受け入れるには狭すぎた。

ラクスは痛みに耐え切れず、シーツを掴みもがいた。

「あっ・・・・」

アスランは、ラクスの神経が痛みだけに向かないように、動かしながら空いている手で
ラクスのやわらかい胸をなでる。

「あっ・・・・っうっ・・・・いやぁっ」

ラクスの乳房はアスランに刺激され、ピクピク動いている。

「気持ちいいですか・・・?ラクス。」

乳房の先端は、以前の柔らかさを失い硬くなっている。

「い・・・いやぁぁぁあぁっ!!」

ラクスは自分では説明しようの無い体の興奮に羞恥心を覚えていた。

自分の意思には関係が無く、液がでていく。

「いっ・・・・やぁっ・・・・んっ・・・・・!」

アスランはそのまま自分の唇で、ラクスの唇を塞いだ。

アスランの指が乳房を愛撫する度に、ラクスから激しく液が出る。

「んん・・・・っ!」

羞恥心に反して、その液はラクスの痛みを柔らげ、ラクスはドンドンアスランを受け入れていく。

ラクスの唇を離したアスランはラクスの全身を舐め始め、アスランは上下の揺れをさらに激しくした。

「ひっ・・・・あぁぁっふ・・・・くっ・・・!」

ラクスは激しい自分の体の反応に限界を感じた。

「やめっ・・・!アスラ・・・・もう・・・・いやああああああああっ!」

ラクスはピクピク揺れ、はぁはぁ息を付くだけになってしまった。

アスランも限界がきたらしい。

「少し、疲れましたか?」

アスランはそう言って自分を引き抜き、そのままラクスの白い肌に精を放った。

そしてしばらくするとラクスから離れたアスランのそれは物足りなそうに、収縮していく。

ラクスは恥ずかしそうに体を小刻みに揺らしていた。





「大丈夫ですか?」

「アスラ・・・・・あの・・・・・」

ラクスは疲労の為に喋る事も上手く出来なかった。

「・・・・お嫌でしたか?」

アスランが、心配そうに訊く。

「いいえ、決して。なんていうか、とても、恥ずかしくて・・・・。」

「恥ずかしがる事なんてないんだよ?ラクスはとても美しいんだがら。」

そのまま、アスランはラクスに濃厚なキスを贈った。





これが、初めての夜だった。

「ラクス・・・?」

いくら触りなれても飽きない体だ、と思いながらアスランが言った。

「・・・・るい・・・。」

「え?」

「ずるいですわ。アスランばっかり。」

・・・え?

「私も・・・・アスランを私のものにしたいですわ。」

「ラ、ラクス・・・?」

ラクスはアスランの手を払いのけ、自分が上になった。




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