JBL オリンパス/他 スピーカ 測定データ

horizontal rule

 

BEHRINGER DSP8024 ULTRA CURVE PRO EQUALIZERを入手したのをきっかけに、我が家のスピーカの特性を測定しました (2007年10月)。
    JBL Olympusの 紹介はここ

過去に、FFTによるNarrow Band測定データはあるのですが、1/3 Octave分析は初めてです。Narrow Band分析では、周波数軸の分解能があまりに高すぎて、聴感との相関が取りにくいのが難点です。反面、定在波などは明確に判ります。両測定を使い分けるべきです。

スピーカのアッテネータ(レベル)調整は、慣れてくると、聴感で0.5dBまで合わせこみます。しかし、測定ではそこまで行きません。但し、聴感で追い込めない、あるいは、不満の残った点が、明らかになります。まあ、目安です!
マイクロフォンの位置は、定在波や暗騒音の影響を避けるため、スピーカ前面1mにしました。マイク位置により測定結果が変わります。

DSP8024の設定を示します。
 Input: Microphone Line Gain: +40dB Decay: 1000mS RTA Output: PINK
 Gain Mode: Manual Mic Gain: +80dB   Output Level: -20dB

最初に、オーディオ・ルームの暗騒音を示します。

測定結果の音圧レベルが、この暗騒音に近い場合、その測定値の誤差が無視できなくなります。
つまり、ここでは20,25,31.5Hzのデータは参考値です。
(厳密には、測定結果は信号と騒音の相乗平均値です。)

 

JBL Olympusの測定データです。

8kHzからだら下がりになっているのは、075ツイータのかまぼこ型特性によるものです。075のレベルを上げると8kHzのレベルも上がってしまい、キンキンしてしまいます。
それこそスーパーツイータを付ければ現代的な音になるのでしょうが……

いままでの、JBL 2447H他の測定データです (OlympusのWoofer使用)。
長く親しんできた音で、お気に入りの音です。
しいて言うと、50Hz〜80Hzのレベルを持ち上げたいところです。

JBL HC−1000の測定データです。Centerスピーカに使用しています。

スコーカ(fc=800Hz)のレベルがやや低めに感じていた結果が出ています。

JBL L−150+2420他の測定データです。Rearスピーカに使用しています。

Rearなので、厳密にレベルを合わせていませんが、このデータから、2405ツイータのレベルが低いようです。
fcは、700Hzと8kHz。

 

bullet各種スピーカーの周波数特性測定データ

我が家のオーディオシステムで使用しているスピーカの周波数特性を測定してみました。勿論、このデータからでは音質は判りませんが、クロスオーバー周波数の決定などで役に立ちます。

最近は、パソコンでFFT音響分析が、簡単に行えるようになりました。30年前のFFT分析器は、ラック1本分の大きさで、価格も¥1,000万を軽く越えていました。
FFTの歴史を詳しく知りたい人は、ココをクリック!。

使用機器:
 BEHRINGER MICROPHONE ECM8000
 BEHRINGER MX602Aアナログミキサー
 WaveGeneWaveSpectraソフトウェア

 
bullet 石材ホーン+JBL 435Beの実測データ

ホーンが700HZクロスなのですが、ネットワークがないので、無理やり500Hzクロスで聞いてみました。やはり、無理があるようですが、高域の音色は非常に綺麗。ホーン鳴きが無いためか、素直な音色です。石材ホーンは、ストーンテクノバッフルマウント・タイプです。


 
bullet 2382Aホーン+435Be+AD435の実測データ

350Hzぐらいから使用可能。いずれにしろ500Hzクロスなら問題なし。なお、435Beの推奨周波数は800Hz以上だが、家庭で使う小音量ならまったく問題なし。
低域から高域まで(勿論、中音の範囲)すっきりと延びた音を聞かせます。ウーファーとのつながりも良好。 分割振動を起こしにくいのか、超素直な優等生で、入力された信号を正確に音に変換します。
AD435の使い方はココ(blog)。

 
bullet 2352ホーン+2447Hの実測データ

測定データから推測するに、300Hzぐらいから使用可能。さすがに大型ホーン(457mmx559mm)。
やや高域よりにピークがあるのか、キラキラした音。一言で言うと、じゃじゃ馬。JazzやRockを聞くのには、こっちのほうが楽しいかな。


 
bulletOlympus_375の実測データ

一時代前のスピーカなのでか、ディップが多くあります。でも、Jazzを再生するには右に出るものがありません。


 

 

horizontal rule

[トップページ]《←当Webの表玄関です》

元のページに戻るには、ブラウザのback2.gif (戻るボタン)[戻る]ボタンをクリックしてください。

horizontal rule