|
クラスライブラリは、外観がなく、参照にて利用するコンポーネントである。主として、メモリ上の演算や処理を担う。 以下に紹介したクラスライブラリについては、実行モジュール(.dll)と、プログラミング・マニュアルを提供している。 ●ウィンドウズ系 VBのコードの実行時間を実測するクラスライブラリで、時間分解能は、ps 〜 ns である。CPUの基本命令実行時間も計測できる。 ●マルチメディア系 EXIFファイルのTag情報を参照/設定するクラスライブラリ。世の中には、EXIF情報を扱うフリーソフト、市販ソフトが山ほどあるが、ライブラリの例は余りない。筆者のように、インタラクティブな処理(人が介在し、人の判断で進む処理)ではなく、自動化する場合は、このようなライブラリが不可欠となる。 .NET2005 では、VBでも十分に高速な画像の線形変換(アフィン変換)と一部非線形変換が高精度(高度な補間)で高速に行えるようになっているので、わざわざライブラリは不要であるが、色空間処理、空間フィルタ、非線形変換などは対応がないので準備する必要がある。高度な処理は市販の専用ソフトに任せるとして、ここでは、単純な処理を行うライブラリを紹介する。 ●理数系 文字列で与えられた数式を数値演算し、その値を求める。逆ポーランド形式の式も得られる。 二次元のObject配列を任意の複数Keyの組合せにてクイックソート法でソートするライブラリ。 開発環境を .NET2005 にしたので、それに合せてUltraPrecision の新版として、MegaPrecision を開発(移行)している。基本的には同じであるが、幾つかの改良を加え、.NET2005 の新機能も取り入れた。また、解説自体も見直し、改訂しながら追加してゆく。 プログラミング仕様では、クラスライブラリでのプログラミング、技術解説では、それらの原理や方法論などについて解説している。
○多倍長演算ライブラリU
(CompactPrecision)
|