枸杞(くこ)

くこです。こくがある味です。駄洒落ではなく、本当にこくがあっておいしい植物です。

くこ(枸杞)と言えば、実を酒につけた枸杞酒が有名ですが、実だけではなく若葉も食べられ、こっちの方がおいしいのです。河川敷や線路端でよく見かけます。冬の時期、青々と葉を茂らせているのはまだ、風の当たらない日だまりに生えているものだけです。しかしもうじき、北関東でも青々とした新芽を見る事が出来る事でしょう。東京の神田川では、すでにおいしそうな新芽が出ていました。(2月初め)

古目の野草のハンドブックを読むと、「昭和40年代、全国に、くこブームが起きて、乱獲された」とありますが、この草は、その旺盛な繁殖力で、そんなこと過去にあったの?と疑いたくなるくらい、あちこちに繁茂しております。乱獲の心配なしに、好きなだけ採集して構わないでしょう。

追記:見た目に同じようでも、生えている場所によって、美味しさには違いがあります。不味かったら採集場所を変えて再チャレンジしてみましょう。

冬(2月)、陽だまりに生えていたもの。
撮影:埼玉県、河川敷
春(4月)、
写真の中で緑色に見えているもの
の殆どがくこの新芽です。

撮影:神奈川県 河川敷
上の写真に写っているものの
一部のアップです。

撮影:4月 神奈川県
葉のしわしわ具合には個体差が
あるようで、これはしわの少ないタイプの
ようです。

撮影:4月 神奈川県
9月、花を咲かせているところ。
この時期の葉は硬いので、
あまりお勧めできないですね。
良く見ると葉がウイルスにやられてるのが
分かります。(赤っぽいブツブツ)

撮影:埼玉県、河川敷
9月、葉のアップ画像。
撮影:埼玉県、河川敷
12月、普通は葉を落とすのですが、
霜の当たらない日当たりの良い場所や
暖地では、青々としたまま冬を越します。
撮影:神奈川県(鎌倉)、水路沿い。

枸杞のお浸しです。ほうれん草や小松菜のおひたしと、遠目に見た感じでは変わりません。

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