踊り子草


    いずれも平成18年撮影
左上:4月9日
この画像に写っている葉の何割かは
その後私の胃袋の中に納まりました。

左下:4月15日
同じ群落です。一週間後、葉が成長し
てきて、すき間がなくなっています。

上:4月15日
花が咲いていると、初心者でも
見分けがつく筈です。

右上:4月15日
葉柄の付け根にクリーム色の花が、
茎を取り囲むように8つ程付きます。

右下:4月24日
花の盛りのものを摘んできて
部屋の中で撮影。

シソ科の特徴である、断面が正方形の茎が特徴。茎は赤紫がかっていることが多いです。
これまで、奥秩父(旧荒川村の荒川の河原。5月連休。ちょうど花どき。)でしか見たことがなかったのですが、
今年(平成18年)、近くの小川の土手に群生地を発見しました。
名の由来は花の姿から。結構綺麗な花が咲きます。
浴衣を着て両手に扇子を持ち、花笠をかぶった舞妓さんが舞っている姿を思わせます。
さっと茹でてお浸しに。若干青臭く感じるかもしれません。
スーパーで買う野菜とどっちが美味いかは微妙なところ。

5月14日、同じ場所で、まだ採集できました。先の方だけ採集しましたが、
明らかに4月のものより硬くなってますね。あと、花の蜜を集めに来るのか、
花に蟻がたかってました。

花の終わり頃になると、周囲に夏草が茂り出して、やがて夏草の間に埋もれてしまいます。

踊り子草のお浸し

生えている場所によって、
微妙に花の色が違います。
上の画像では淡い黄色ですが、
これは微妙にピンク。
だからといって、
特に味に差はありません。

平成19年4月21日撮影


同属の「ひめおどりこそう」は食べられません。(弱い毒成分が含まれているそうです。)
「おどりこそう」よりもよほどありふれた帰化植物です。
見分けは簡単です。「ひめ」という名の通り小型で、「おどりこそう」と違って、乾いたところにも生え、
幼い葉は汚いピンク色をしています。空き地などでも見ることが出来ます。

左右とも、 ひめおどりこそう
(食べられません)

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