芽吹きの頃のうこぎ (埼玉県 4月) |
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白く囲んだ中にあるのがうこぎの木です。 (埼玉県 5月の連休) |
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近寄ってみるとこんな感じです。 時期遅れです。4月忙しくて、 連休になってしまったからです。 (埼玉県 5月の連休) |
野草ではなく、高さ3、4メートル程度の、やぶのような木です。
世間では数年前から、「えぞうこぎ」なるものが、健康茶などに加工されて、結構な高値で市場に出回っています。しかし、「蝦夷」のつかないただの「うこぎ」(注1)であれば、関東でも、身近な雑木林に、しばしばやぶを作っています。これを見逃さない手はありません。
実はお茶は割と苦味があるので、乾燥させてお茶にするよりも、特有の苦味を生かした「混ぜ御飯」がおすすめです。(軽く茹でて塩と醤油で揉んだうこぎを、炊き上がった御飯に混ぜ込む。)
最近では、気の利いたホームセンターや園芸店などで「とげなしうこぎ」(注2)というもの(苗木)が売られています。写真では実物の実感が湧かないという人は、まずホームセンターに行って、その姿をしっかりと頭に焼き付けてから雑木林に出かけてみては如何でしょうか?
採集適期は、一番上の画像のように、葉がまだ開ききっていないくらいのものです。関東地方では、4月いっぱいが旬です。
5月の連休になってしまうと遅過ぎです。葉に透明感があるのが分かりますね。
うこぎ飯。好みによって、「醤油と塩」の代わりに「醤油と味醂」にしても美味しいです。
右側は軽く茹でただけのうこぎ。
注1:「ただのうこぎ」には、在来種の「ヤマウコギ」や、中国原産の帰化植物である「ヒメウコギ」などがあります。もちろん、見分けられなくても食べるのに支障はありません。(私も見分けられません)
注2:野生のうこぎには、個体によって、とげのあるものと、とげのないものと、両方あります。とげ付きのうこぎと隣り合わせに、とげのないうこぎが生えているなんてこともしばしばです。
うこぎの葉のアップ画像(5月の連休)。球状のものは若い実です。
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