八木重吉
詩稿「赤つちの土手」

 
   ○


 
 妻よ
 
 さひわひをもとむるなら
 
 わたしのかなしむ日に
 
 あなたのすべてを
 
 かなしみとしてしまひなさい
 
 わたしがよろこぶ日
 
 あなたのにくたいとこころの
 
 あらゆるものをよろこびとしてしまいなさい



BACK戻る 次へNEXT
[八木重吉] [文車目次]