八木重吉
詩稿「松かぜ」

 
   白い花びら


 
 ねぶの木のようだが
 
 もうすこし葉のひろい木だ
 
 せいのぐっとたかいところから
 
 まるで
 
 みづがわきでるように
 
 白いはなびらが
 
 しんしんとながれてくる
 
 まひるである



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