初夏  (添削作品)

けむりになりたくて
たばこをふかす
ゆくえをおえば

ああ はてしなく

やまざとは
初夏のよそおい
わかわかしいみどり
ひかるいのちにあふれ

だが道をゆく
人々は目をそらし
たがいの感情を
ぶつけまいとする


鳥のこえよ
わたる空よ
このひととき
人であることを
わすれさせてほしい

大きな自然の
うねりの中の
この小さないのち
かけらでしかない
「わたくい」を
おもいしらせてほしい

空をわがものに
高みをまう鳥よ
このちっぽけな存在を
見のがしてほしい
今日だけは                戻る

投稿作品はこの程度(^^ゞ