『気合』
こやつの神経はどうなっているのか?
前世は、海獣トドだったんじゃないかと思うぐらいの交尾に対する
異常な熱い思い入れを持つハツ王。
壷巣の縁で寛いでいるナン王后の前でラヴソングを唄い、ダンスを踊ると
儀礼上の儀式は済ませた・・・・と、自分勝手な許可を自分に与え
ナン王后の脇を無理やり通って壷巣の中に入る。(何をするんだー?)
マウントスタイル!!!!!
壷巣の中で交尾は無理だろうが、・・・・・・アホなやつ(笑)。
交尾に狂った男はこのままでは引き下がれない。掟破りの行動を取り始めた。
こやつは、異常だぞ。今度は
止まり木の上で儀式を済ませると、偽卵を抱いているナン王后の上に乗っかり、
交尾を成功させようと努力?している。見上げた根性に・・・・・(T_T)×10
オマエ、いくら畜生界に籍を置いている身とは言え、それはレッドカード!
しかし、そんな精力絶倫旦那に愛想を付かず、不満が無いようなナン王后も変なやつなのだろうか?
その他2羽はどうかと言うと
ハク王は唄って、トン王后を誘おうとするが優しくスルーされて、仕方なくアカペラ独唱。
シャー皇子は、自分の嫁さんより実母や義母にアダルトな魅力を感じるのか、
放鳥時に隙あらば、マダム文鳥に奇襲的なラヴアプローチを仕掛けるが、あっさり空振り。
まだまだ、修練が足りないようだ(笑)
そんなこんなの日々の中、思いがけないアクシデントが発生!
いつもの放鳥中、のんびりと床上を散歩していたトン王后の背中にハツ王が奇襲!
これは時々見かけた事があるので大して気に留めなかったが、ナント!
ハク王が続いて強襲!
一瞬の出来事だったのだが、どうも慌てて仲間に入ろうとしたようだった。
彼に言わせると「うちの嫁さんが他のヤツに交尾される前にボクがやるです」
なんとまぁ、自分勝手な男文鳥ヤローに (T_T)
お蔭でトン王后は羽を痛め、脚を挫いたようで、その夜は籠の中で普通に飛ぶ事が出来なく
不便な生活を送る破目になった。
病院に連れて行こうかと思ったが、西四号の時の体験を思い出して
トン王后を手のひらに載せ、軽く上に投げてみる。
羽の動きに異様な感じはしない。
決して面倒臭いから病院に連れて行かない訳ではなく、病院に連れて行っても
大した治療法は無いと判断したからだ。
その判断が正しいかどうかは別として、トン王后を独り籠(雛用の止まり木の高低差が少ない物)生活にして
ペットヒーターと籠カバーで保温(25度くらい)をしておいた。
人間よりも危険な男文鳥が徘徊する合同放鳥を、時間別放鳥に切り替えないといけないようだ。
えっ? 放鳥時間が60分から1/3の20分になるのが、気に喰わない!
じゃ、3日に1回の60分にしようか! お前等、男文鳥がいけないんだろう!
それとも男と女で分けて、1/2の30分にするかい!