『帰宮』
我が家の文鳥たちは、それぞれ自分たちの宮殿(籠)に戻る方法が三組とも違っている。
飼主に似て?素直な性格に育っているであろう文鳥たちは、飼主が (*´д`*)ハァハァハァアハァ
するような世話を焼かせる事の少ない文鳥なのだが、其々の夫婦で籠への戻り方が違うのだ。
1)自主的直帰タイプ(ハツ&ナン)
この夫婦はまったく手が掛からない文鳥だ。
放鳥時間が終わる前に、飼主は籠の餌や水を取替えて明日に備える。そして、三つの籠をラックに戻す作業を行なう。
すると、ハツ&ナンの夫婦は直ぐに籠の中に戻る・・・・と言うか、臆病者のハツが
籠の中に逃げ帰ると言う方が正しいのかもしれない帰り方をする。それを見て、「愛しのハツ様〜!」と
ナンがハツの元に帰る。これは飼主にとって実にありがたい、世話の掛からない文鳥夫婦なのだ。
しかし、時々ハツが帰った事に気付かず一羽で遊び呆けている場合もあるナンは、「愛しのハツ様〜!」が
籠の外に居ないとわかると、一目散に籠に飛ん帰って行く可愛い御茶目なやつでもある。
2)王族的肩乗りタイプ(ハク&トン)
この夫婦は甘えん坊と言うか、気位が高いとでも言えば良いのか・・・変な習慣が馴染んでしまった文鳥だ。
「さぁー、寝るよ〜」と声を掛けると、トンはさっと飼主の肩に乗る。まるで籠の出入口まで、
私を運びなさいとでも言いつけるように・・・・・(笑)
大役を仰せ付かった飼主は、静々とトンを肩に乗せラックの中にある籠の前に肩を向ける。
ここから、皇后様の我儘が少しだけ拗ねた様に顔を出す。そう、肩を向けてそのまま1回で帰った例がない。
お蔭で飼主は、ラックの籠の前で右肩・左肩と交互に廻す運動を儀式のようにやらされる。
(もしかして、トンに遊ばれている?)2・3回程、飼主をからかって、遊びは終りと籠に御戻りになる。
それに、殆んどが右肩だ!それにどんな意味があるのか?
ハクはトンが籠に帰っていれば、飼主が肩に乗せたままじっとしていると一回で素直に帰ってくれる。
「かーちゃん、オレを忘れないでくれー」と言うように。
つまり何も考えていないアホウな文鳥なのだろう。
3)指乗りor気まぐれ型(シャー&ペ〜)
一番手が掛かるのが、ペ〜で、この我が家で一番御馬鹿な文鳥は、やっぱり御馬鹿なのだ。
父親に似て素直でちょっとだけ甘えん坊なシャーはいつも指に乗ってくれるので、籠に戻す時は
そのまま籠の中に運ぶ事が出来る。しかしその場合、ペ〜を籠に返すのが大変になる。
何故って? 一人で籠に帰れないのです。だって御馬鹿だから・・・・(T_T)
一羽になると自分の籠がどこなのかわからなくなり、ラック上段の初代文鳥の籠のところをウロウロチョロチョロ。
たぶん、一羽になった事で両親から強く受継いだ「臆病」な性格が災いして、パニック状態になっているのかもしれない。
仕方がないので、飼主は優しく君の籠はこっちだよ!と追い立てるのだが・・・・御馬鹿だから (T_T)
益々パニック状態・・・・・仕方がないので暫く自由にさせて、落ち着いた頃を見計らってシュパッと捕獲。
(ふーっ、やれやれと)
シャーがハツみたいに自飛行で籠に戻ると、ペ〜もナンみたいに一緒にすっーと籠に戻る事が多い。
という事は、シャーをうまく籠に戻せば良いのだが、しかしこいつは遊び好きでなかなか戻らないし (溜め息)
指に御乗せして籠に帰る方法が気に入っているようだし、・・・・・・出さないのが一番楽な方法かも!(笑)