ジャッキーがやってきた

1986年 子供の日

この日に”ジャッキー”は我が家へやってきました。
「一軒家に移ったら犬をかってね」
「僕がちゃんと面倒をみるから」
当時9歳だった息子との約束を果たしごく普通のペットショップからごく普通の(たぶん)シェルティという子犬を購入したのです。
この犬種についてはほとんど何も知りませんでした。 
でも、なんだかとてもおりこうさんな感じのするまだ1ヶ月半くらいの細い足をした子犬でした。

迎え入れたその子にジャッキーと言う名前をつけて息子は大喜び、そして子犬の愛くるしいしぐさの一つ一つに思わず笑いを誘われ、家族もみんなその日からその子にすっかり魅了されてしまい、楽しい日々が始まりました。

数え切れないほどの幸せな時間を運んでくれました。

そして2002年 4月26日 夕刻 16歳の生涯を閉じるときまで、かけがいのない素敵な思い出を残してくれました。

ジャッキーが無言のうちに教えてくれた様々なこと、限りない優しさすべてのことに感謝して 「ジャッキーありがとう」の思いをこめてこのページを作りました。

そしてそのために惜しまぬ協力を下さったHご夫妻に厚く感謝申し上げます。

ジャッキーは牡犬にしてはどんな犬にも自分からは攻撃をみせない穏やかな犬でした。

当時よく見られた大型のシェルテイでした。

ほとんど病気らしいものもせず健康そのものでした。
今考えると背筋が凍るほどの無知な飼い主はほとんどなんでも食べさせていました。

兄弟のように育った息子とは時にはハンバーガーを分け合ったりするといった具合でした。

一人と一匹はどこへ行くにも一緒で 「ジャッキーおいで!」と言うとたいていのところへついて行っていました。

ある日学校のグランドでお友達と遊んでいるうちに、サッカーに夢中になり 校庭のフェンスにリードを結ばれたジャッキーは「もう帰りたいよォ」というようにないているのを買い物帰りに自転車で通った私が見つけて思わず笑ってしまったこともありました。
けっこう ワイルドに育っていたようです(笑)。

母親としては息子の成長とジャッキーがオーバーラップされ、思い出すたびに胸が熱くなるものがあります。

そんなジャッキーも13歳ころからでしょうか、少しずつ老いの影が見え隠れするようになりました。
そして、あの日、2001年の5月14日の正午過ぎ突然倒れて痙攣発作を起こしてから11ヶ月間ジャッキーの辛い闘いが始まります。

そのころ不安で一杯の毎日を過ごしていたとき、偶然めぐり合った老犬介護のHPは、孤島で一人きりでジャッキーを護るかのような日々を送っていた私にとっては百万の味方を得たかのような喜びと安心に充たされ、目の前の霧が晴れていくように前向きに頑張る力を与えられたのでした。
そしてそれからさらにその輪が広がり老犬を抱える多くの方々との出会いがあり、ジャッキーがいてくれるからこその幸せに日々感謝したものでした。

ここにジャッキーがいかに頑張ったかということを再現させて頂きたく思います。

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