武術図書館 4

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『ファイターズ・バイブル コータローまかり通る 最強格闘技の世界』

1985年12月24日発行。定価880円。
マンガの紹介が中心だが、もの凄く大雑把な武術・格闘技の紹介記事は、無知な少年には立派な情報源でだった。常松勝、蘇東成など今ではおなじみの名前もちらほら…。
『中国武術写真大鑑』

1988年2月20日第1版第1刷。定価2884円。
人民体育出版社の、武術家取り揃え本。伝統派も表演派も一緒くたに紹介されていた。「滄州武術家」のコーナーには、まだ若かりし呉連枝老師のすがたも。
『基本中国拳法』

998年3月2日。初版発行。定価2000円。
ブルース=リーが1963年に出版したものの復刻版。詠春拳が技術の基本になっている。まだこの頃は、伝統的な動作が中心である。
『詠春拳入門』

1994年2月1日発行。定価2300円。
川村祐三氏の詠春拳本。かのブルース=リーの学んだ武術。内容的には、かなり盛りだくさんで、なおかつしっかりしている。手技中心の套路紹介なので、動きは無い。ただその細かさは驚き。
『国術技撃操典』

1989年10月25日第1版第1刷発行。定価1200円。
呉伯焔氏が特に嫌うカタログ的武術本そのもの。各種流派が大体同じに見える点がイマイチ。本文は相変わらず過激。
『世界のマーシャルアーツ』

1987年4月10日発行。定価2500円。
現代の忍者・初見良昭先生の海外レクチャー記録及び外国の格闘技術の紹介。特にカラリパヤットの紹介部分は秀逸。この本以前には、これほどの内容は紹介されていなかったはず。
『蟷螂拳大要』

1998年3月25日初版第1刷発行。定価1800円。
ウッチャンナンチャンの内村が習った、根本一巳氏の、大極蟷螂拳の本。まじめな作り。ちょっと堅苦しい?
『柳生心眼流兵術』

1991年8月5日初版発行。定価1400円。
古流研究家、小佐野淳氏の心眼流本。島津氏のビデオとあまり齟齬がない所から、内容的には信頼できると思われる。
『陳式太極拳 理論と実技』

1984年6月20日初版発行。定価1500円。
余鳳翔氏の陳式解説本。単鞭の歩形がより弓歩に近いので、私の習ったモノとは少し違う系統らしい。一路、二路、推手とひと通り押さえてある。
『全解 酔八仙拳』

1990年11月15日再版発行。
色々と話題の豊富な、劉飛雲師の酔拳本。詳しいコメントは避けるが、本は分厚い。内容量があるのは事実。

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