武術図書館 5

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『中国伝統 秘宗拳』

1989年12月31日第1版第1刷発行。定価1000円。
祁氏通背拳でお馴染みの、常松勝氏の本。
基本功、套路、用法(対打)を紹介している、ごく普通の中国武術の本である。
『少林拳術 羅漢拳 基本から戦闘技術まで』

1990年8月20日発行。定価1540円。
松田隆智氏の少林拳本。数ある少林拳の套路の中から、羅漢拳とその対練を紹介したもの。付録として、十八路羅漢功と、易筋経紹介している。
表紙と背表紙が、何故か翻子拳なのはご愛嬌(笑)。
『中国拳法 少林拳入門』

昭和55年12月1日5版発行。定価1200円。
笠尾恭二氏の少林拳紹介本。少林拳は、伝によって様々な形があるが、こちらは、香港の精武体育会系のもの。南拳的要素が強い。
研究家の笠尾氏らしく、薀蓄も多い。
『拳法精髄 ハイレベルテクニックを学ぶ』

昭和63年9月10日初版発行。定価1500円。
何かと話題の(笑)、龍飛雲氏の中国拳法用法解説本。
特定の流派にはこだわらず、技を紹介している。とにかく氏の本は、情報量の多さが特徴である。
『秘伝 陳家太極拳入門 老架式』

1990年11月15日発行。定価1600円。
松田隆智氏の太極拳本。マイナー路線を攻める氏の著作の中でも、極マイナーなのでは?初出は1977年。氏の得意とする台湾系のルートである。
香港や大陸で海賊版が出回るほどの内容。
『秘伝 ジークンドー護身術』

1999年12月8日初版発行。定価1200円。
御舘透氏のジークンドー紹介及び護身術指南書。ジークンドーは意外と要求が厳しいので、咄嗟にその技術を生かすには、やはりジークンドーをマスターするより無いだろう。
ただ、ジークンドーコンセプトそのものは、単純明快で分かりやすい。
ちなみに私、ミタチJKDアカデミーの一般講習会に参加した事があります。
『八極拳 秘伝にせまる』

平成15年8月25日初版発行。定価1800円。
青木嘉教氏の著作、となっているが、実際の八極拳の実技部分は大木翔陽氏の手になるもので、共著と言うべきでは?江蘇省常州市に伝わる楊奎山派八極拳という、極めて珍しい八極拳を紹介している。技術本として、ハードカバーはどうか、と(笑)。
『連続写真でみる 中国北派拳法入門』

1983年4月25日発行。定価1200円。
松田隆智氏の、功力拳、孫[月賓]拳、力劈拳の紹介本。套路及び用法を取り上げている。台湾武壇系。
『必殺 骨法の極意』

1988月12月25日5版発行。定価780円。
堀辺正史氏の骨法技術本。創始を坂上田村麻呂に持ってくるあたり、何とも豪儀である。詠春拳に非常に似た技術体系を持ち、ケンカ用法には一日の長あり、であろう。
氏の技術「浴びせ蹴り」は、以後の日本格闘技界の超メジャー技となった。
『佐山聡の掣圏道』

2001年1月1日第1刷発行。定価1500円。
初代タイガーマスクにして、シュートボクシング創始者の佐山聡の新コンセプト格闘技本。内容的には、かなり現在の総合のスタイルに合致した動きが多いが、あまり盛り上がりませんでしたね。ちょっと勿体無い。

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