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3-6.画期的放射性廃棄物処分方法
「永続可能な地球を求めて」



(1999.12.24) クリスマスの恵みの日に書きました。

 放射性廃棄物の処分方法は、根の深い難しい問題ですが、画期的な方法を開発して
実際に活用した例があります。
何て人類は頭が良いのでしょう!??
 皆さんもマスコミなどでお聞きになったことがあると思います。
 「劣化ウラン弾」という兵器です。
 憎い敵陣へ、放射性廃棄物で作った大砲の弾丸を打ち込んでしまうのですね。
 コストは少なく、被害は大きく、しかも長期に渡って敵国に被害を与え続けます。
 開発した人、使用を命令した人は、頭が良いのでしょうけれど、悪魔に魂を売って
いませんか??

 核エネルギーは、化石燃料に頼って人口爆発まで起したほど、低コストの
エネルギーに依存した現代社会を救う、数少ない方法のひとつの様に、ぼくは
子供の頃から教えられてきました。
例えば、ウラン1グラムは、石炭4トンと同じエネルギーをもたらす画期的な
ものだとか、その将来はさらに核融合という大海に無尽蔵に存在する重水素を
使って、クリーンで永久的に太陽が燃えているのと同じしくみで(核融合です)
エネルギーを作れるので心配はない、未来は薔薇色だと教えられ育ってきたけれど、
予定と現実は違っていた。

 原子力発電と言っても、使えるのは自然界に存在するウランの1%も無い
ウラン235が必用で、採掘した中の残りのウラン238はいらない、
使えないものです。それを処分するのが大変です。
その為に「劣化ウラン弾」は作られ、使用されました。
狭い地球は、住めない地域が、益々増えていきます。

 原子力発電は、あと数百年しかもちません。理由は燃料の枯渇です。
ウラン235の埋蔵量はたかがしれているのです。

 核融合発電も、いろんな研究、実験が、世界中の英知と資金の限りを
尽くして、行われてきましたが、良識ある研究者は、諦めています。
人類の未来は、ばら色の反対なのです。このままの生活を続けるならばですが
 核燃料サイクルも、プルサーマルも、一時しのぎや、別目的です。
 3−2.「技術バカ」でも述べましたが、そして、表紙の「ネットワーク地球村」の
活動など、精一杯現実的に、最前な道を探し、提示しているひとも多くいます。

 ミレニアム2000年にあたって思います。人類の歴史はたった2000年
ではありません。
石油ですら何億年も前のものが、それだけの時間かかってできたのです。

 また人類の歴史も、文字などの記録に残っているのは、数千年でしょうけれど、
原始人や進化論を支持するつもりではないですが、歴史の事実として、原始生命体から
人間に至るまでの、何億年という時間を考えて欲しいと思います。

 さらには宇宙の塵が集まって地球と言う惑星になり、奇跡的な幸運がかさなり、
太陽の恵みや、オゾン層や、偶然とは言えないほどの奇跡と恵みによって
生きていることを、もう一度思い起こして、新しい希望の世紀を迎えたい。

 「永続可能な地球」という意味は、そこまで深く考えなければ、あさはかな、
無意味なものになるでしょう
Y2K問題のように数十年先、悪質なのは数年先のことすら『後は野となれ山となれ』
の結果だったことを思いなおしてください。そんな生き方では、永続・永久なんて
言葉が霞みます。深刻なのです真剣に考えて!

 破壊は一瞬ですが、建設、ましてや、永続的な人類の生存には、愛と勇気と希望と
英知と努力と助け合いが必用です。
ひとりや何人かでは、できないのです。世界中の誰もが力を合わせなければ、
できないのです。

 「劣化ウラン弾」を発射してるようでは、悲観的になりますが、希望を忘れずに。

クリスマスの夜だから!


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