3-7.あまりに日本的NHKとNTT
(2000.09.09)
NHK=BSデジタルの責任は!?
シドニーオリンピックを期に、BSデジタル放送が盛んにPRされていますが、
たしかにデジタル化すれば技術的に様々な可能性が出てきます。
それはそれで良いことです。
しかし忘れてならないのは、日本だけ(=NHKだけ!)アナログで独走
した事です。
今頃になって世界標準のデジタルにしますって言いますが、コンバータが
10万円ほどします。
それを負担するのは消費者!、頭にこない方がおかしいとぼくは思います。
NHKがアナログ方式で世界の批判を無視して独走、いや暴走したのに、結局
世界標準のデジタルにしますと言うのなら、コンバータは無料で配布すべきです。
実質的に国営放送と言ってもいいNHKは、高額な視聴料を盗りながら、
技術開発に無駄な、多額の費用を浪費して、失敗した付けは国民に!、
正に政府の赤字国債の無責任さとの、あまりの酷似にあきれます。
実質的に国営放送のような形態だから、国民の消費を促す手段としか思えない
方策です。
BSの利便性に慣れた所を見計らって多額の消費を強要する、あまりに姑息な
手段です。
損害賠償請求を提訴することはできないものでしょうか。
NTT=「インターネット接続用通信料定額サービス」に言いたいこと。
<記事より引用>
12月までに55都市追加 フレッツ・ISDN提供エリア
NTT東日本は7日、インターネット接続用通信料定額サービス
「フレッツ・ISDN」
提供地域の、10〜12月の拡大計画を発表した。北海道から長野県の
55都市を追加、11月には、NTT西日本の提供地域とあわせ全国の
県庁所在都市で利用できるようになる。
拡大計画によると、10月2日から長野県の長野市、松本市でサービスイン。
11月1日には埼玉、茨城など1道12県の46都市に提供範囲を拡大する。
12月1日からは茨城県の3市、長野県の4市でも開始する。
同サービスは、ISDN回線を使ってインターネットに接続する場合、
通信料が月額4500円と定額になるというもの。
現在、NTT東日本管内では、当京都の23区と市部、神奈川、千葉、
埼玉、宮城、北海道で提供されている。 [NTT東日本] 発表。
<引用終わり>
納得できないのは、4500円の定額だけで済まないこと、ISDNに
しなければ利用できないというのはおかしい、アナログ回線でテレホーダイを
利用している場合に比べて、
¥4,500−¥1,800=¥2,700 だけで済まない。
アナログ回線をISDNにするのに、月額固定費が2倍近く増える
(地域によって変動するので計算省略)
さらに、ターミナル・アダプタの購入と設置費用が必要 = 数万円。
ターミナル・アダプタとパソコンとの接続ケーブルは短いので、
2回線や3回線使えると言っても、室内の配線工事の大幅変更が必要。
ご自分で出来ない方が大部分でしょうね。
= 数万円。
2回線や3回線使えるというのは、別途使用料がかかります。
<考察>
利便性を提供するかに見えますが、多額の出費(一時的と、継続的に)が
伴う点が、あまりにBSの場合に酷似しています。
国民は国家による福祉や年金や保険制度などの、急激な改悪に対処して
自衛し消費の抑制を余儀なくされていますが、なけなしのお金を出費しな
ければ、今まで見てたBSも見られない、インターネットも先進国並に利用
出来ない、庶民の、なけなしの生活防衛費を吐き出させようと、やっきに
なっています。
お金は庶民には無いのです。どこにあるかは政府が一番知っている筈です。
それでも執拗に庶民に迫る政府この国は、誰の為の国でしょう。
主権在民ではないことが益々明らかになってきます。
ひとつの提案として、インターネットはやめてしまうのも良い方法です。
使えば使うほどアメリカの利益が増大するシステムだからです。
技術的後進国である日本は、防衛的にインターネットを使わないのも、
消極的なひとつの選択でしょう。
積極的選択は、欧米以上に、低コストのネットにすることです。
結論がはっきりしないので繰り返しますが
『庶民にお金はありません。無理に浪費させるのは危険です。』