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3-13.アメリカの陰謀



(2002.02.11)

アメリカの建国は、1776年7月4日ですね。
映画「7月4日に生まれて」や「インディペンデンス・ディ」など
アメリカの独立にかかわる映画も多いですね。

アメリカ国旗を星条旗と言いますが(星条旗よ永遠なれ♪)
現在の星条旗には50の星がありますが、これはアメリカ50州を意味
するもので、13のストライプは独立時の州の数を表しています。
当然、独立直後13州だけのころの旗は今の星条旗とは異なります。
一番若い州はハワイ州(50番目)です。
6月14日がFlag Day「国旗制定記念日」です。
ちなみに、ドルマーク($)はUnited States of AmericaのUとSを
組み合わせた文字をスタンプとして使用していたところ、上下が
削れて今のドルマークの原形となったそうです。

1492年コロンブスが発見(西インド諸島でしたが、)に始まる
アメリカ合衆国としての歴史を見ますと、ヨーロッパから自由の大地を
夢見て、命がけで移住した人々の勇気や野心がしのばれます。

いつも日本の批評が多くなってしまうぼくですが、今日はアメリカに
ついて書いてみます。

年代を追っては書ききれませんので、最近の10年ほどに付いて
書きます。

Microsoft社は、皆さんもよくご存知の、ビル・ゲイツ氏が高校生の
時に、MS-DOS の原形を開発したことに始まります。

高校生の開発ですから特別なものだとも思いませんが、父親が弁護士で
特許を上手に取ったために、その後の開発に貢献したようです。

僕が気にしてるのは、ソ連崩壊と、マイクロソフト社の関係です。

ソ連崩壊は、1991年12月ですね。
それが、冷戦と言われる戦争の結末であったことは事実です。
アメリカは冷戦という戦争で、ソ連に勝ったのです。

その背景には、電子通信技術、航空宇宙技術など、科学技術の差が
結果を生んだと思います。

アメリカは、国防・軍事技術を民間に転換する政策を展開しました。
ソ連崩壊を予測して軍事予算を大幅に縮小しはじめたのですが、
並行して、軍事技術を民間に渡して卓越したビジネスを立ち上げて
いきました。
そうすれば、軍縮で生じる軍需企業の失業者を救えるし、高度な
軍事技術で企業も利益をあげることができると読んだわけです。

自由主義経済社会のアメリカでは、マイクロソフト社は、本来なら
とっくに分割されているはずですが、未だに君臨しています。

アメリカはソ連崩壊後冷戦後の国際戦略として、マイクロソフト社が
必要でした。

どんなソフトウェア会社も、マイクロソフトの言いなりです。
どんなハードウェア会社も、マイクロソフトの言いなりです。

IT革命、IT時代と世界中が踊らされ、気が付けばITなしで
機能しない政府、国家、会社、社会。

科学技術は付加価値を生み出し、本来人間の生活を豊かにしていく
ものなのですが、マイクロソフト社とアメリカの独占市場になって
状況が違ってきました。

OSが新しくなるたびに、全てのアプリケーションソフトウェアは
改造が必要です。
ハードウェアも対応しませんから新しく作らなければなりません。

Windows3.1 Windows95 Windows98 Windows2000 Windowsme

そして、WindowsXP です。

この間、Windows3.1J発売が1993(平成5)年ですから、WindowsXPまで
パソコンの本格的な活用の歴史は、9年しか経っていません。

その間に、4回も5回もマイナーチェンジを入れたら限りなく変更が
ありました。

これでは、あまりに不平等です。
自由主義経済とは、本来そのようなものです。
文句は言えません。

しかし、一方、自由主義社会が目指すものは、独裁と正反対のもの
ですから、アメリカのしていることは矛盾を含んでいます。

それを、世界はテロや非道徳的な手段によらないで、抗議し、対抗
すべきです。

EUも一例です。

ぼくが、いつも言いますのは、右上がりの経済成長は、もう不可能
だということです。

また、豊かな生活、豊かな生き方とは、何なのか、ということにも
思いをめぐらす必要があるでしょう。

億万長者を、ぼくは羨ましくありません。
お金で得られないものがあること、かえって、お金で得られないもの
ほど、大切だと思います。

原始時代のような生活は、すぐにはむりでしょうけれど、すぐにも
必要に迫られる可能性は、大きいです。

なぜなら世界は著しく不安定で、どんな紛争が起こるか予測不可能
だからです。

情報工学でも熱力学で使われる、エントロピーの法則があります。
経済学でも使われています。

理論で言うとめんどうになりますから、わかりやすく言いますと
科学信奉者は違う考えでしょうけれど、ぼくの意見ですが、ぼくは
科学技術によって成り立つ世界は不安定で、いつしか混沌に戻ると
思います。

インターネットやIT社会は、非常に不安定です。
皆さんも毎日フリーズしたり、いろんなトラブルに遭っているでしょ

昨年の同時テロで、アメリカから品物が届かず期限が守れなかった
事態が実際、ぼくに起きました。
それほどに現代社会は不安定で脆弱です。

グローバル企業の中には、テロ以降、インターネットの利用を重要な
連絡での使用を止めた企業もあります。
電話で直接、話し会うのです。

アメリカの陰謀として書いておかなければならないことが、あります
太平洋戦争後、アメリカは日本の復興に、信じられないほどの善意で
協力と援助をしてくれました。

確かにアメリカという国は、日本や旧ソ連や中国などより、自他国に
かかわらず、生命や人道主義を大切にする国です。

しかし、影になって見えない部分もあります。

まず、南アメリカ大陸の諸国はアメリカにとって、自立される必要が
ありませんから、搾取を続けて、未だにアメリカの奴隷状態です。
メキシコもそうです。

ラテンアメリカ諸国を豊かにしても、アメリカにとってメリットは
何も無いのです。

朝鮮半島もそうです。
アメリカは朝鮮の維持と、そのための負担を比較して手放したのです

なぜ日本には、沖縄を返還したり、優遇しているのでしょうか?
簡単なことです。国際関係、外交で優しくする時には、裏があります

中国や、当時はソ連やの共産主義の脅威を、どこかで歯止めを設けな
ければ、なりません。

日本は、島国で、巨大な戦艦であり航空母艦なのです。

ですから、戦後日本を復興させ、共産勢力の防波堤にしたのです。
そのために、周到な画策を巡らせました。

まず労働組合は企業別です。今、リストラの時代で、このシステムが
凄まじい犠牲を生んでいます。

戦後、アメリカは適度に日本の利潤を与え、生活を豊かにしました。
アメリカを追い越した、などど馬鹿なことを言った人もいたそうですが
アメリカの手のひらの中で、遊ばされていた、という程度です。

あまりに貿易や国際収支の不均衡が目立ってきたし、ソ連との冷戦で
アメリカ経済も疲弊したので、アメリカはインタネットやITにより
日本を、あたかも麻薬中毒状態にしました。

日本の借金は天文学的になり、民主化のしにくいシステムをアメリカは
残したので、経済が逼迫すればするほど、日本は帝国主義化します。
ファッショ化します。

そのことによって近隣の共産主義国家と戦争になり、日本国民に膨大な
犠牲者が出ても、それはアメリカにとって望むところです。

革新勢力が日本の実権を握れば、少しはアメリカの態度も良いほうに
変わるでしょう。
なぜなら、日本が大人になったということだからです。

しかし教育システムや天皇制など、あらゆる慮りにより日本に夜明けは
来ません。

ベトナムはどうでしょか?
アメリカは、アジア大陸の広範な地域が共産化することを、避けようと
必死の攻防を繰り広げましたが、べトコンに勝てませんでした。

その結果、フィリピンに基地があれば良い、さらに、ハワイや日本や
太平洋の群島のあちこちに、基地が出来たので、煩わしく自分勝手な
フィリピンは切り捨てました。

今は、日本と台湾と、太平洋のいくつかの群島の基地で、十分アジア
地域を支配できるから、余計な軍事出費はしません。

どんな人間も、自分をまず大切にします。
次に自分の大事な人を守ります。
愛によって、この順番が逆になる場合もありますが。

アメリカも同じです。世界の警察官とか言いながら、求めているのは
自国の利益です。
アフガニスタンへの日本の軍事援助にしても、アメリカはよしよしって
あたま、なでてくれるでしょうね。犬だから喜ぶかな。

どんなに虐げられても、愛国心や、家族や同胞を慈しむ心が必要です。
日本は、もっと主体性を持たなければなりません。
隷属しなければならない時代もあるでしょう。しかし希望を忘れず
自由は只では無い、ということに気づくべきなのです。

アメリカのやり方は、世界中の反感をかっています。
また日本と同様に、経済の疲弊から、戦争を模索しています。
アメリカの望む戦争は、核ミサイルが大気圏外を飛行して、地球の
裏側まで届かせることでは、ありません。

ほどよく、手短に、軍需産業や、関連産業の需要を引き出してくれる
程度に、いろんなものを破壊してくれれば、それでいいのです。

日本も同じことを模索しています。

そのようなやり方が、いつも失敗してきたことは歴史が語っています

アメリカの真似をしていては、ダメです。
日本独自の民主主義と国際関係を培わなければ、アメリカ式経済の
終焉は、近いからです。
日本も惨憺たる状況ですが、麻薬を使ってはお仕舞いです。
悪魔に命を売っても、お仕舞いです。

アメリカの国力が減退すれば、日本もいつ朝鮮やフィリピンのように
捨てられるか分かりません。
ハワイを防衛ラインにして日本は中国にあげましょう、そんなシナリオは
空想の世界では、ないのです。
韓国のように、祖国が大国の思惑で分断されている例を、すぐ近くで
見ていますでしょう!

アメリカの陰謀を書きながら、いつしか、アメリカ式文明の終焉に
ついて書いています。

そうですね、アメリカ式文明には、ぼくは未来は無いと思います。
最後の悪あがきをしていますが、ロケットを打ち上げる化石燃料が
まもなく枯渇するように、それは必然的なことです。

今こうして書いている電子媒体も日本中でご覧頂けますし、日本語が
読めれば世界中でご覧いただけます。それはどなたの場合も同じですが
OSが変わったり、ブラウザが新しくなったりして、読めなくなる
ことは必然です。
せっかく伝え残そうとしているメッセージですが、そう長く持ちません

タイムカプセルには、電子媒体は収められません。
時間的、媒体的に不安定だからです。
いちばん情報量が多く、多用されるのは、銀塩のマイクロフィルムです
マイクロソフトに似てて不思議ですね。

マイクロソフトに未来は無いと思いますが、
マイクロフィルムには未来があります。

飢えた人が仕事や食料を求めて、豊かな地域や国に移動して、富は
分散するでしょう。

SF映画などでご覧になったでしょうけれど、未来が暗黒なものが
増えています。

いろんな分野の人々が、科学技術文明の未来に悲観的です。

ECのように、環境との共存を図りながら、得られる範囲での生活水準に
少しずつ、減速していくことが必要です。

最終的には、原始時代と同様になるでしょう。
それ以下かもしれません。
環境ホルモンや放射能汚染など、地球は原始時代よりも危険で住み難い
世界になってしまいました。

東洋文明は科学万能主義でなく、自然や人間性を重視したものですから
これからは、中国やインドが世界のリーダーになるでしょうか。

日本は東洋にありますが、アメリカに隷属しすぎたので、東洋人とは
いえない人種になってしまいました。

もう一度、農業や漁業で、海辺や野原で生活できるでしょうか。

お話しが、乱れてしまってすみません。

アメリカは、最後まで悪あがきをするかもしれません。
資源もあり、科学技術も最強です。

しかし魂までは束縛されませんから、自由のために希望を忘れては
いけません。

科学技術の未来を見極め、自然や地球と共存した生活、未来を
見つめなおしてみませんか?

脈絡のない文章に結論を付けますと、エントロピー増大の法則のように
世界には必ず終わりが来ます、それはそんなに遠い先ではありません、
僕たちが生きている内に来るかもしれないほど、深刻な状況です。

その様な状況に陥った時、アメリカや国力のある国は自国や権力者が
自分自身を優先した行動をします。

それが地球の最期とまでは、いかない程度でも、例えば今の日本の
ように、経済的破綻にあるときでも十分です。

既に日本も正しい手順、手段、方法で経済を回復させるのは、放棄
したとしか、ぼくには思えません。

つまり戦争を起こして人口を減らし、経済を活性化させることです

小泉総理や、全ての自民党・政府与党の考えや行動は、その方向を
指しています。

さてアメリカですが、過去に韓国を見捨て、フィリピンを見捨てた
ように、例えば中国が経済的・軍事的にさらに巨大化してきた時に
アメリカの権力のボーダーラインを、例えばハワイにするかもしれ
ません、そうすれば日本は中国の支配下になるでしょう。

これは、あくまで例えばですが、更に悲惨な例えばもあります。
一例として、書きましたので、そこはご理解ください。

アメリカは今まで日本のために良い国でしたが、日本のために存在
しているのでは無いことは、言うまでもありません。

それから先、日本がどうすればよいかは、その事を理解していれば
自ずと解るはずです。

平和的に、今の経済破綻からどうやって抜け出すか、このままでは
日本は、太平洋戦争以上の事態に至ると、僕は思います。

そうならないように、まずは国会議員を入れ替えて、政府を正常化
させて、自由と平等と正義の下に、経済回復を図るのです。

ぼくが言いたかったのは、そういうことです。

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 「マイクロソフト・ジョークス」


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