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5-6.独立行政法人化!?



(1999.08.20)

 (1999.8.19) のニュースで、
 全国に99ある国立大学すべてを独立行政法人化するための文部省の原案が
18日明らかになった。
早ければ9月中にも独立行政法人化の結論を導き出したい考えだ。

 とのことですが、いいかげんにして頂きたい、いいかげん、という言葉が
ぴったりですね。
全くいいかげんな政治、行政です。
なぜ独立行政法人化するかはご存知だとは思いますが、確認のためお話しします。
政府は公務員の削減を公約したが、かと言ってこのページや他のページでも
お伝えしていますように、公務員相互の保身は国民不在、身勝手の一語に尽きます。
公僕と思ったことはないでしょう。それで独立行政法人化?することにより見かけ上、
公務員では無くなります。仕事の質や内容を問題にしているのではありません。
それで公務員の人数の削減をした!、と言いたいだけなのです。

 公務員は英語で「Public Servant」(公僕)と言いますが「Servant」は
召使い、使用人という意味です。
公僕どころか上下を逆に考えているとしか思えません。
民間人や民間企業は血と汗と涙を流し不況と戦っています。
護送船団長が招いたと言っていい不況です。
金融機関の無節操な貸出が原因だと思っていますが、
それは本を正せば、政府、大蔵省の指導、あるいは責任といってよいでしょう。

 その犠牲になり苦しんでいる民間を、横目どころか見ないで自己保身では、
国が傾くのも当然です。

 最近発売された、村上龍さんの新刊本をご紹介します。
すばらしい本です。以下、書評より転記。
◆『あの金で何が買えたか』
【著者】村上龍【出版社】小学館【発刊年月】1999/7
【本体予価】1500円【ジャンル】金融・ノンフィクション【形態】単行本
【ISBN】4-09-379392-1
この絵本は「知る」ためのものである。毎日毎晩、新聞で目にし、ニュースで
読み上げられる「公的資金投入」「不良債権額」などの数字。
村上龍独自の視点で、隠蔽された真実を「イラスト」で提示。



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